作品集 2018年川柳TOP

   11月 作  品   選 者   備  考   掲載誌  
買い替えて会話してますIH

夢を追う時間たっぷり老い半ば

塩飴が売り場に戻る秋の風

街路樹の落ち葉掃除は風任せ 
  飛田陽子 選    近 詠   番傘くすのき川柳会
 
 H30年12月   No21       
ナシ   若山宗彦     近詠鑑賞   
 革靴を磨き余命を聞いてみる 渡田慧水 推薦   心に残った句 
慰めに余計みじめになる私   堀内けん 席題(慰める)
底を突く育ち盛りの食べっぷり  豊田芳香 選   宿題(底)
冗談やお世辞も含めみな本気  下川真稔選  宿題(本気) 
 天  褒めもせず世辞も言わないだが温い   互選(12点) 雑詠 
  10月 作  品   選 者    備  考   掲載誌       
                     ♪みんなの広場♪

                      「初心にかえり」
 
 句会前に、納得する句が出来ていない。その繰り返しでここまで続けている
私です。
日常生活から、川柳にスイッチを切り替える手段としてWEB川柳のネットサーフィンをする。そんな時、辿り着いたのが、「川柳ことだま」
岡崎大心先生のホームページでした。以後、私は、今の自分に、先生ならどんなアドバイスをくださるのか?今の気持ちにぴったりのアドバイスを見つけています。

ここからは、川柳ことはじめ2017年11月より

  「自分を詠う」

 自分の思ったことを指を折りながら、17音にすればいいのである。
 
例えば「食べる」で作ってみよう。

 @食べてやる味覚の秋だ気にしない 

 A食べてやるベルトの穴は気にしない 

 B旬の味ヘルスメーター笑ってる

 Cバイキング腹を減らして食べまくる

 D満腹の笑顔は飢餓を知らぬ舌 

 E飽食に慣れて昭和を忘れてる

1句作ってみて、思いをふくらませてみる。

巧拙などは気にしないで、多作すること。
心の言葉は、自由な発想を生み、人生のすばらしさを教えてくれる。心のふるえを楽しもう。
以上 大心先生より

  番傘くすのき川柳会
 
 H30年11月   No20  
あっぱれの川柳人で逝った人

IH10年保証笑っちゃう

革靴を磨き余命を聞いてみる

夕映えに誘われ遠くへ来たもんだ
 飛田陽子 選    近 詠 
 三猿は無縁卒寿の好奇心

川柳人はこうでなくちゃー
なんでもキャッチする。
好奇心こそ生きる力です。
 若山宗彦    近詠鑑賞   
見落としたチャンスを友が物にする  松岡登代子 心に残った句 
没  豊田佳子  席題 「ゆらゆら」
たっぷりが笑う我が家の不用品  佐々木和則  宿題「たっぷり」 
 セール見て辿りつく先見切り品 若山宗彦  宿題「辿る」
 あの山に登れば星に手が届く  阪本きりり抄 番傘各地区報 
 3歩先歩くあなたが好きだった  小島蘭幸選 NHK昼前川柳  ホームページ
NHK昼前直送便 昼前川柳
 9月 作  品    選 者  備  考       掲載誌     
平成と共に引退新井さん

歌詞通り逆さに吊るす彼岸花

三猿は無縁傘寿の好奇心

見落としたチャンスを友が物にする 
 飛田陽子 選  近 詠    番傘くすのき川柳会
  H30年10月No19                              
 ◎猛暑日も被災地に見るボランティア

何処でどんな災害が起きても、自衛隊や警察、
消防などのほか、絶えずボランティアの人々の検診的な姿が見られます。その熱い心にはただ感謝しかありません。
日本人は、素晴らしいですね。
 若山宗彦   近詠鑑賞   
 電気代気になる我も昭和人 谷 薫 推薦  心に残った句  
顔見知り会釈を重ね友となる   豊田 芳香   席 題「顔」  
 メタボですいいえ余裕のビール腹 堀 さちこ  宿題「余裕」 
 キャラ弁を開く園児の目がキラリ 飛田 陽子  宿題「味」 
猛暑日は限定一間和む避暑  互選 3点  雑詠 
仕上げには塗り絵のように眉を引く

お試しのサプリが効いてから迷う

割り勘の伝票置いて先に出る 
西岡信彦 選
浅原志ん洋選
鴨田昭紀 選 
課題「絵」

課題「まさか」

課題「頼む」 
 番傘くすのき川柳会
  H30年10月No19                          
第69回広島平和祈念川柳大会 
       
8月 作  品   選 者   備  考     掲載誌     
 電気代気になる我も昭和人

パソコンに慣れた私もたまの筆

日の出前歩く足音若い足

猛暑日も被災地に見るボランティア
 飛田陽子 選    近 詠   番傘くすのき川柳会
  H30年9月No18                         
 無し 若山宗彦    近詠鑑賞  
 断捨離を諦めてから捨てられる 大河遊歩 推薦   心に残った句 
母の日の後に小さく父とメモ

趣味の会男1人に女子5人
 松岡 登代子 選  席 題「男」  
あの山に登れば星に手が届く  下川 真稔 選  宿題「星」 
 飲みっぷりだけは変わらずワイドです

短足にワイドパンツかキュロットか
 若山 宗彦 選 宿題『ワイド」 
   7月 作  品     選 者   備  考    掲載誌    
断捨離を諦めてから捨てられる

青空が明日のうつを捨てさせる

街路樹が風雨伝えるガラス越し

575でシナリオ描く語彙探す 
 飛田陽子 選   近 詠 番傘くすのき川柳会
H30年8月No17                          
 ◎鼻歌で梅雨の晴れ間の風と逢う

梅雨の晴れ間、爽やかな風に出逢うと
ついハミングしたくなる…
梅雨の晴れ間は、爽やかなひとときです。
 若山宗彦   近詠鑑賞 
水を浴び庭のアジサイ皆笑う  佐々木和則 推薦   心に残った句 
寄り添って生きて来たのに今は何

持ち寄りで女3人姦しや 
北川周興 選   席 題「寄る」 
美味いはず並んで買ったウナギ弁  佐々木和則   宿題「並ぶ」  
 うつむいて耳をそばだて披講待つ

菜園を覗き見る目がほくそ笑む
豊田芳香 選  宿題「スリル」  
★ 天 叶うなら夢を持ちつつピンコロリ  互選18点 雑詠  
 イノシシと里の竹の子競い合う 阪本きりり 抄     番傘各地区報
(5月句会)
 6月 作  品     選 者     備  考   掲載誌   
 水を浴び庭の紫陽花皆笑う

訃報知り紫陽花にさへ涙雨

鼻歌で梅雨の晴れ間の風と逢う

満ち潮に尻を押されるアサリ狩り
 飛田陽子 選 近 詠  番傘くすのき川柳会
H30年7月No16                   
 没 若山宗彦  近詠鑑賞 
 来年も元気で来たいまわり道 鬼塚幸雄 推薦  心に残った句 
 立替は緩い言葉でお断り

道連れは緩いパンツと緩い人
下川真稔選   席 題「緩い」
 さいならは言わず別れにほんじゃまた

気高くも訛りが人を和ませる
堀さちこ 選  宿題「訛り」 
 目覚めれば生きる証にまず化粧

出かけ前月日と氏名まず唱え
北川周興選  宿題「スタート」 
★地  言いようで仲良くなれる人と人 互選11点  雑詠 
 夢一つ持てば老後も楽しめる 阪本きりり 抄   番傘各地区報
(4月句会)
       
       
       
広島平和祈念川柳大会  選 者    備  考    掲載誌   
 仕上げには塗り絵のように眉を引く

お試しのサプリが効いてから迷う

割り勘の伝票置いて先に出る
西岡信彦 選

浅原志ん洋 選

鴨田昭紀 選  
課題「絵」 

課題「まさか」

課題「頼む」
                         
第69回広島平和祈念川柳大会 
 5 月 作  品    選 者    備  考   掲載誌  
お付き合いご縁深まるおすそ分け

連休はお呼びあるかとスタンバイ

来年も元気で来たいまわり道

桜フジ新緑も好き友が好き 
 自 選 近 詠  番傘くすのき川柳会
H30年6月No15               
 没 若山宗彦  近詠鑑賞 
 きょろきょろし降りてヒョロヒョロ爺と婆 梶川健治 推選  心に残った句 
鍵を掛けメロドラマ見る昼下がり
定年し首に鍵かけパチンコ屋 
堀内健 選   席 題 「鍵」
 イノシシと里の竹の子競い合う 豊田芳香 選  宿題  「竹の子」
 UVカット日傘で女諦めぬ  若山宗彦 選 宿題 「女」 
 没  互選 雑詠 
 苦も哀も一刻忘れ花に酔う 小島蘭幸 選   花のまわりみち入選
 老体も使いようですやる気です 阪本きりり抄   番傘各地区報
3月句会
 4 月 作  品    選 者   備  考   掲載誌 
 老木も目覚め陽気に咲く桜

見納めと桜の梯子旨い酒

列車旅初体験は芸備線

きょろきょろし降りてヒョロヒョロ爺と婆
自 選   近 詠 番傘くすのき川柳会
H30年5月号No14             
 雪景色日本一です富士の山
咲くも良し桜吹雪も目に残る
佐々木和則 選  席題 「雅」 
のりのりで言った言葉が眠らせぬ
百均でつい買わされる節約家 
 松岡登代子 選 宿題 「軽い」  
 気力にはついていけぬと笑う脳
急用に帽子マスクはスタンバイ
飛田陽子 選  宿題「頭」 
 ★天 夢一つ持てば老後も楽しめる 互選 10点 雑詠 
  3 月 作  品   選 者  備  考  掲載誌 
 春一番目鼻喉みな目を覚ます

風に乗り甘い里の香沈丁花

あと5分彼を待つ背に桜散る

名前より訃報知らされ歳を聞く
 自 選   近 詠  番傘くすのき川柳会
 H30年4月号No13         
 ◎次こそは今度こそはで披講終え

川柳大会では、良く経験します。
熱気と緊張感の中で最後まで名前が出てきません。
でも、この悔しい経験は何時か生きて着ます。
若山宗彦    近詠鑑賞
(3月号)
 おでんです毎度おでんが留守の守  佐伯 康子 推薦  心に残った句 
 カレー好きライスにうどん三日間
豚汁のはずが仕上げにカレールー
堀 さちこ選  席題「カレーライス」 
全 没 下川 真稔 選  宿題 「壁」 
 カレンダー埋める夫に妻笑顔 若山 宗彦 選  宿題「遊ぶ」 
老体も使いようですやる気です 互選 4点 雑詠  
 人生が百年ならばまだやれる 阪本 きりり抄  ☆番傘各地区報
1月句会  
 ゴミ荒らすカラスも追えぬ大寒波
広告に踊らされては茶漬食う
  ☆三原新明市川柳大会H30/2/10  
 2 月 作  品   選 者  備  考  掲載誌 
 行列でたい焼きを買うダルマ市

願掛けが叶えば無視の地蔵さま

次こそは今度こそはで披講終え

おでんです毎度おでんが留守の守
  自 選  近 詠 番傘くすのき川柳会
 H30年3月号No12          
 川柳が元気を呉れる初句会  日下洋子 推薦   心に残った句
 全没  北川 周興 選 席題 「こっそり」 
没の句に推敲加え叉も没   豊田 芳香 選 宿題 「飾る」 
 天地人取った気分で美味い酒 若山 宗彦 選  宿題「曙」 
     1 月 作  品   選 者  備  考  掲載誌    
 食材を買い足し暮れの日は過ぎる

手つかずの野菜そのまま年を越す

食べて寝て三日目やっと神頼み

川柳が元気を呉れる初句会
 自 選  近 詠 番傘くすのき川柳会
H 30年2月号No11           
 ◎句も楽も一七文字で片付ける

喜・怒・哀・楽を17文字でさらりと「片付ける」これが川柳の良さであり、
又難しさだと思います。
若山宗彦   近詠鑑賞
(1月号)
 還暦のプレゼントです今も赤 鬼塚 幸雄 推薦  心に残った句 
 空家にも山茶花咲いて一人落つ 堀 さちこ 選  席題 「庭」
 やる気さえ出れば一気の17字

愚痴一つ酒の力で晴らす妻
 松岡 登代子 選 宿題 「勢い」
 袋ごと食べても足りぬ歳となる  下川 真稔 選 宿題「福豆」 
天 人生が100年ならばまだやれる  互選  雑詠 
 ゴミ荒らすカラスも追えぬ大寒波 工藤千代子 選   兼題「ざわざわ」  みはら川柳奉行
《大会発表合・通巻173号》 
 広告に踊らされては茶漬食う  高木 勇三 選 兼題「踊る」