11月作品	選者	備考	掲載誌
３日前思いだせない溜め日記 読み聞かせ今は朝一ルーティーン １滴で白内障よまーだだよ 見た目より女房の作る慣れた味	自　選	近　詠	番傘くすのき川柳会 12月号（第57号）
◎新米が故郷の空連れてくる 　　　毎年、故郷からの新米が届きます。新米を味わいながら、　青い空、澄んだ空気、遊んだ小川などを思い浮かべます。	若山宗彦	近詠鑑賞
新米が故郷の空連れてくる	有馬けいこ　推薦	心に残った句
下校時の子等のじゃれつく声和む	塩谷邦子　選	席題「和む」
ひそひその噂話に仲間入り	��橋孝造　選	宿題「場合」
キョロキョロとして見ませんか散歩でも	互選0票	雑詠
★コロナで明け暮れた２年余り… 　　過ぎし日々を振り返るに、何も心に残ら無い中ですが、句会中止でも、柳誌の発行だけは、続けてこられた。 これは他ならぬ、会長の尽力のお蔭です。 会長の責務を全うしようと言う姿勢に、惜しまない会員皆様の協力、こんな仲間との出会いに、今更ながら幸せを感じるこの頃です。	千恵美	編集後記
10月作品	選者	備考	掲載誌
接種終え自粛解けてもなお脅え イノシシや鹿にも負けぬ米届く 新米が故郷の空連れてくる 発熱し肩身の狭いこの時世	自　選	近　詠	番傘くすのき川柳会 11月号（第56号）
ナシ	若山宗彦	近詠鑑賞
趣味の会集えなくても忘れない	安部敦子　推薦	心に残った句
野菜苗一夜のうちに虫の餌	豊田芳香　選	席題「哀れ」
ナシ	下川真稔　選	宿題「困る」
飯を焚き忘れてならぬ仏さま	若山宗彦　選	宿題「仏」
楽しくもないが今宵も二人酒	互選4票	雑詠10月号
9月作品	選者	備考	掲載誌
目の前のお役目熟し日が沈む 趣味の会集えなくても忘れない 嬉しさや辛さ分け合う夫が居る 老いの坂コロナ自粛で転げ落ち	自　選	近　詠	番傘くすのき川柳会 10月号（第55号）
ナシ	若山宗彦	近詠鑑賞
焦げ付きを知らす家電の喋り過ぎ	渡田慧水　推薦	心に残った句
兄弟に金はないけど仲が良い 年金日１日だけの太っ腹	谷　薫	課題｛金」
朝ドラに涙もろくて始まる日	佐々木和則　選	宿題「弱い」
親元でぬくぬく眠る猫２匹 母ちゃんに戻る孫子の里帰り	高橋孝藏　選	宿題「ぬくぬく」
天　苦も楽もその日その時思いよう	互選１７票	雑詠８月号
幸不幸どっちもどっち思いよう	互選５票	雑詠９月号
8月作品	選者	備考	掲載誌
肘タッチどっちもどっち グータッチ 不運なのか幸運なのか菅総理 マラソンが避暑地は過去と知らしめる 焦げ付きを知らす家電の喋り過ぎ	自選	近　詠	番傘くすのき川柳会 9月号（第54号）
◎ 遣れるうちゃ母から子等へ梅ラッキョ 　　梅やラッキョを沢山作って子供たちへプレゼント。 母親の思いやりや味付けが、やがて子供らに伝承されて生きます。	若山宗彦	近詠鑑賞
今日だけと思えば気持ち軽くなる	東久保羚子　推薦	心に残った句
台風よ猛暑にコロナ連れ去って 　レベル4深夜のスマホご親切	豊田佳子　選	席題「台風」
ナシ	鬼塚幸雄　選	宿題｢大切」
一瞬のワクワクも添え贈り物	吉岡美子　選	宿題「届く」
7月作品	選者	備考	掲載誌
遣れるうちゃ母から子等へ梅ラッキョ 今日だけは生きて見ようで生きている 今日だけと思えば気持ち楽になる 初物を元気だせよと我食す	自選	近　詠	番傘くすのき川柳会 8月号（第53号）
ナシ	若山宗彦	近詠鑑賞
目の前の今を刻んで生きている	佐々木和則　推薦	心に残った句
じれったやスイカをがぶりおちょぼ口	豊田芳香　選	席題「がぶり」
超えてきた幾多の峠低かった 　ワクチンで峠越しても顔半分	胃腹??喰 　選	宿題｢峠」
送りだす孫の背中に抱く夢	若山宗彦	宿題「抱く」
梅雨晴れ間今ぞ心の憂さを干す	互選?	雑詠
6月作品	選者	備考	掲載誌
目の前の今を刻んで生きている 接点が失せて知りあい今何処 開花時を摘んで気休めドクダミ茶 家中に匂いが知らすラッキョ漬け	自選	近　詠	番傘くすのき川柳会 7月号（第52号）
ナシ	若山宗彦	近詠鑑賞
ナシ	齋藤千恵美　推薦	心に残った句
買い替えた家電に我が身重ね見る	有馬　けいこ 　選	席題「家｝
時間差で測り血圧正常値	石田素風　　選	宿題「時間」
巣ごもりに残り時間の減る焦り	松岡　登代子選	宿題「焦る」
たらればは言わぬ私の深い皺	前中　知栄抄	4月句会	★番傘各地区報
5月作品	選者	備考	掲載誌
新緑に萌ゆる山並み風立ちぬ コロナカも季節は巡り山萌ゆる 気が付けばコロナコロナもマンネリ化 フキのとう土筆にわらび懐かしむ	自選	近　詠	番傘くすのき川柳会 6月号（第51号）
◎カラオケで集う日を待つ喉仏 　自慢のノドを競い合いたいのに、コロナでカラオケはストップ・・・。せめてワクチンを打つまでは待つしかないですね。	若山宗彦	近詠鑑賞
カラオケで集う日を待つ喉仏	胃腹??喰	心に残った句
あんみつの最後に残すサクランボ 　花を愛で鳥と競うはサクランボ	高橋孝造　選	席題「さくらんぼ｝
何はあれ明けない朝は今だない 　朝一番か鏡の顔は先ず笑顔	豊田芳香　選	宿題「朝」
窮地です決めた覚悟もシャボン玉	下川真稔　選	宿題「覚悟」
節くれた薬指にも光物			★あんそろじー郷土史（中国新聞）
4月作品	選者	備考	掲載誌
カラオケで集う日を待つ喉仏 しなやかさかけた笑顔に皺の味 ひらひらとうつが桜にのって散る せめてもと一期一会の花愛でる	自選	近　詠	番傘くすのき川柳会 5月号（第50号）
ナシ	若山宗彦	近詠鑑賞
散歩道芽吹く大地を踏みしめる	大河遊歩　推薦	心に残った句
あれは何処これは何処かで日が過ぎる	堀内けん　選	席題「ぐしゃぐしゃ｝」
成るように成るしかないが面白い 　たらればは言わぬ私の深い皺	豊田佳子　選	宿題「人生」
懐メロを歌う瞳はまだ二十歳	若山宗彦　選	宿題「時代」
3月作品	選者	備考	掲載誌
如月の日差しが騙す北の風 コロナ禍のマスクに学ぶ風邪予防 散歩道芽吹く大地を踏みしめる IHだけと会話の調理台	自選	近　詠	番傘くすのき川柳会 4月号（第49号）
ナシ	若山宗彦	近詠鑑賞
大根煮が似合う夫婦の沁みる味	飛田陽子　推薦	心に残った句
バーゲンのチラシに逸り足踊る	飛田陽子　選	席題「踊る」
無関心やはり気になる笑い声	豊田芳香　選	宿題「やはり」
定年時家事の分担決めぬ罰	北川周興　選	宿題「遅い」
憂さ晴らし年相応の聞き上手	前中知栄　抄		番傘各地区報
2月作品	選者	備考	掲載誌
芽吹く木に髪はバッサリ空は青 節くれた薬指にも光物 黙食で集う孫子にタラバガニ 大根煮が似合う夫婦の沁みる味	自選	近　詠	番傘くすのき川柳会 3月号（第48号）
ナシ	若山宗彦	近詠鑑賞
まず一歩一マス埋める予定表	北川周興　推薦	心に残った句
出来たての粥をあおいでもういいよ 　祝辞のべ落ちた扇に場が笑う	塩谷邦子　選	席題「扇」
没	豊田佳子　選	宿題「ルール」
起き掛けの間抜けな顔に片えくぼ	若山　宗彦選	宿題「抜ける」
1月作品	選者	備考	掲載誌
コロナ禍も膨らむ思い桜咲く 　まず一歩一マス埋める予定表 　継続は力と信じ読む柳誌 　日々感謝何がどうあれ目が覚める	自選	近　詠	番傘くすのき川柳会 2月号（第47号）
◎お前もかオール電化にある寿命 　　不思議なもので電気製品は駄目になる時期が重なります　　お前もか、の感じです。オール電化は以外に不便とも。	若山宗彦	近詠鑑賞
お前もかオール電化にある寿命	石田素風　推薦	心に残った句
すっぴんで自粛にマスク板につく	豊田芳香　選	席題「慣れる」
頼れる夫今は逆転頼られる	高橋孝造　選	宿題「ショック｝
着膨れし家計を守る節電化	飛田陽子　選	宿題｢守る」
憂さ晴らし年相応のの聞き上手	互選（4点）	雑詠
★新型コロナ禍の中、広島市の公民館は、2月7日まで休館となり、今月号も印刷は会長の負担となりました。 休館との声をよそに、強い使命感から、発行を継続しています。編集時点で、協力出来る事をよろこびとし、今月号も皆さんの協力のもと、お届け出来ました。		編集後記
自粛中欠伸の裏に住むコロナ 　特選　産湯の子夢を握って大欠伸  　二人でも一人よりかは盛り上がる		「欠伸 」 「盛る」	☆第70回広島市短詩文芸大会
12月作品	選者	備考	掲載誌
ひたすらに精進します日々感謝	自選	念頭吟	番傘くすのき川柳会 1月号（第46号）
テレビ族大音量の子守歌 　おまえもかオール電化にある寿命 　インフルがお手上げですと逃げる年 　コマーシャルドラマ仕立てで何の事	自選	近　詠
ナシ	若山宗彦	近詠鑑賞
喜寿からのウォーキングを笑う足	高橋孝造　推薦	心に残った句
青汁は愛のムチだと飲む我慢 　怒らない我慢強いか鈍いのか	塩谷邦子　選	席題「我慢」
お隣と繋がりを持つゴミ置き場 　祖父息子酒豪揃いの家系です	北川周興　選	宿題「繋ぐ」
どっきりかまさかまさかの大当たり	若山宗彦　選	宿題「狂う」
	互選	雑詠
ゴミ箱を漁る都会のカラス追う			第57回呉市川柳大会 ［誌上）
コロナ禍の介護士さんにまず感謝	一般客　選	廿日市市	第10回介護応援川柳