11月 作品 | 選 者 | 備 考 | 掲載誌 |
暖冬を密かに願う寒がりや ルーティーン介護3年夫想う キャンペーンシールをためて又応募 それなりに生きて乾杯二人連れ |
若山宗彦 選 | 近 詠 | 番傘くすのき川柳会 12月号(第81号) |
◎松茸は無いが風味のキノコ飯 キノコ飯の風味が立ち込めて美味しそうです。私も松茸は今年も縁がありませんでしたが、キノコの香りは庶民の味方です。 |
若山宗彦 選 | 近詠鑑賞 | |
秋霖で土もやわらぎ鍬仕事 | 小下 ふみ推薦 | 心に残った句 | |
隣組年に一度逢えりゃよし | 豊田佳子 選 | 席題「隣り」 | |
没 | 鬼塚幸雄 選 | 宿題「走る」 | |
受話器取りトーン低めにお断り | 豊田 芳香選 | 宿題「拒む」 | |
今朝の身体げんきげんきと自己暗示 | 互選「4点」 | 雑詠 | |
楽しいよ川柳眼でする介護 | 松本 柾子抄 | 9月句会 | ☆番傘各地区報 |
10月 作品 | 選 者 | 備 考 | 掲載誌 |
見つかった色鉛筆で絵に目覚め 断捨離は出来ぬ私の捨てる業 秋霖で土も柔らか鍬仕事 松茸は無いが風味のキノコ飯 |
若山宗彦 選 | 近 詠 | 番傘くすのき川柳会 11月号(第80号) |
ナシ | 若山宗彦 選 | 近詠鑑賞 | |
イチジクに故郷想い1パック | 日下洋子 推薦 | 心に残った句 | |
カラス避けつもりの網にひっかかる | 橋孝造 選 | 席題「からむ」 | |
物語読むかのようにする介護 | 下川真稔 選 | 宿題「物語」 | |
デイケアへ園児見送るかのように まっいいか孫とのライン既読なる |
若山宗彦 選 | 宿題「満足」 | |
生きている今日が一番若いのだ | 互選「5点」 | 雑詠 | |
我が気分紫陽花のごと色を変え | くすのき76号より | ☆あんそろじー郷土史 | |
9月 作品 | 選 者 | 備 考 | 掲載誌 |
鉛筆に無理と言わせぬ句会前 ハイテンション冷静になり句をひねる イチジクに故郷想い1パック 5類なるツワー満載よそ眼する |
若山宗彦 選 | 近 詠 | 番傘くすのき川柳会 10月号(第79号) |
ナシ | 若山宗彦 選 | 近詠鑑賞 | |
日々大事傘寿の命受け容れる | 岡崎立子 推薦 | 心に残った句 | |
立ち話遂には椅子を持ち出して | 豊田芳香 選 | 席題「椅子」 | |
断捨離をネズミに引かせ長丁場 | 日下洋子 選 | 宿題「刻む」 | |
昔より生命線が伸びて居る | 若山宗彦 選 | 宿題「的中」 | |
天 楽しいよ川柳眼でする介護 | 互選 9点 | 雑詠 | |
8月 作品 | 選 者 | 備 考 | 掲載誌 |
カープ勝て延長戦はひやひやで 猛暑日は日課水やり虹遊び 何日か何曜日かはご挨拶 日々大事傘寿の命受け容れる |
若山宗彦 選 | 近 詠 | 番傘くすのき川柳会 9月号(第78号) |
◎大仕事した気にさせる医者通い 本人の病気でも付き添いでも、連日の医者通いは大変です。「大仕事」が実感ですね。 |
若山 宗彦 | 近詠鑑賞 | |
あと少しこの世に居たい遊びたい | 渡田慧水 推薦 | 心に残った句 | |
欠席 | 松岡 登代子選 | 席題「おだやか」 | |
好物も噛めず香りで季節感 | 豊田 佳子選 | 宿題「悔しい」 | |
本気だし勝てば泣いてた孫二十歳 | 若山 宗彦選 | 宿題「ゲーム」 | |
待ち人の居る家ありて弾む足 | 松本 柾子抄 | 6月句会 | ☆番傘各地区報 |
7月 作品 | 選 者 | 備 考 | 掲載誌 |
大仕事した気にさせる医者通い 睡眠が延びて赤子に戻ってる 同い年意欲を競うバイデン氏 あと少しこの世に居たい遊びたい |
若山宗彦 選 | 近 詠 | 番傘くすのき川柳会 8月号(第77号) |
無し | 若山 宗彦 | 近詠鑑賞 | |
我が気分紫陽花のごと色を変え | 豊田芳香 推薦 | 心に残った句 | |
ぐんぐんと迫りくる老いはぐらかす | 橋 孝造選 | 席題「ぐんぐん」 | |
種をまき温度が知らす発芽時期 | 若山 宗彦選 | 宿題「温度} | |
訴える真っすぐな目に揺れ動く | 豊田 芳香選 | 宿題「示す」 | |
6月 作品 | 選 者 | 備 考 | 掲載誌 |
我が気分紫陽花のごと色を変え 協調しアジサイの色みなピンク 趣味野球カープが勝てば酒量増え 交流戦北海の地に歴史見る |
若山宗彦 選 | 近 詠 | 番傘くすのき川柳会 7月号(第76号) |
ナシ | 若山 宗彦 | 近詠鑑賞 | |
三年で状況変わりままならぬ | 井藤淳三 推薦 | 心に残った句 | |
すんなりと逝けぬ余生のやり直し | 日下 洋子選 | 席題「すんなり」 | |
心痛をボタン1個で切換える | 豊田 佳子選 | 宿題「心」 | |
招かれてよそ行きの靴べそをかく | 若山 宗彦選 | 宿題「招く」 | |
天 待ち人の居る家ありて弾む足 | 互選10点 | 雑詠 | |
5月 作品 | 選 者 | 備 考 | 掲載誌 |
マスク取りルージュの出番今でしょう 逢いたいな喋りたいなー歌いたや 三年で状況変わりままならぬ コロナ禍は終了しても尚マスク |
若山宗彦 選 | 近 詠 | 番傘くすのき川柳会 6月号(第75号) |
◎一周忌咲く花すべて友の笑み 前会長飛田陽子さんの一周忌。 四月に咲く花は、すべて陽子さんの笑顔、笑顔…… 明るくて太陽のような人でした。 |
若山宗彦 | 近詠鑑賞 | |
一周忌咲く花すべて友の笑み | 豊田 芳香 推薦 | 心に残った句 | |
没 | 松岡登代子 選 | 席題「揺れる」 | |
出来ませんパスタくるくる箸派です | 豊田 芳香選 | 宿題「くるくる」 | |
まさかまさか脈を取るのが日課とは | 若山 宗彦選 | 宿題「脈」 | |
4月 作品 | 選 者 | 備 考 | 掲載誌 |
一周忌咲く花すべて友の笑み 「ふたり連れ」また読み返す外は雨 雨に散る桜の花は涙雨 そちらでも句会立ち上げ待っててネ |
若山宗彦 選 | 近 詠 | 番傘くすのき川柳会 5月号(第74号) |
ナシ | 若山宗彦 | 近詠鑑賞 | |
メモよりも売り場で増える籠の中 | 吉岡 美子推薦 | 心に残った句 | |
言葉では元気ですよの声に見る | 豊田 佳子 選 | 席題「声」 | |
ナシ | 鬼塚 幸雄選 | 宿題「意味」 | |
曖昧な味にレモンがしゃしゃり出る | 若山 宗彦選 | 宿題「レモン」 | |
まっいいか気楽に生きる不完全 | 互選 | 雑詠 6票 | |
乾杯で今日をリセット明日は明日 | 松本 柾子抄 | 2月句会 | ☆ 番傘各地区報 |
3月 作品 | 選 者 | 備 考 | 掲載誌 |
そちらにも開花のライン届けます | 自選 | 陽子さん1周忌追悼吟 | 番傘くすのき川柳会 4月号(第73号) |
メモよりも売り場で増える籠の中 ディ送りほっと一息粗茶の味 ウグイスの初鳴きラインでおすそ分け 当分は角が取れないまだ傘寿 |
若山宗彦 選 | 近 詠 | |
◎ ありがとう言葉にパワーもらいます 言葉のパワーはすごいですね。とくに「ありがとう」はストレートに心に伝わります。 |
若山宗彦 | 近詠鑑賞 | |
しもやけの節くれ指を撫でてやる | 井藤淳三 推薦 | 心に残った句 | |
没 | 胃腹 ??喰 選 | 席題「意外」 | |
太陽に背中押される老いの坂 春ですね萎えた心の日向ぼこ |
下川 真稔 選 | 宿題「太陽」 | |
電停に春夏秋冬花がある | 豊田 芳香 選 | 宿題「1年」 | |
2月 作品 | 選 者 | 備 考 | 掲載誌 |
しもやけの節くれ指を撫でてやる ありがとう言葉にパワーもらいます お花見の約束待てず逝った友 パソコンが友となりつつある私 |
若山宗彦 選 | 近 詠 | 番傘くすのき川柳会 3月号(第72号) |
ナシ | 若山宗彦 | 近詠鑑賞 | |
賀状数減った分だけ歳が増え | 豊田芳香 推薦 | 心に残った句 | |
ほっとして湯抜き眺める仕舞風呂 | 鬼塚 幸雄 選 | 席題「渦」 | |
紙おむつなんかしてない紙パンツ | 橋 孝造 選 | 宿題「いじめ」 | |
若い日の憧れ想いする介護 | 若山 宗彦選 | 宿題「生きる」 | |
人 乾杯で今日をリセット明日は明日 | 互選 | 雑詠 7票 | |
1月 作品 | 選 者 | 備 考 | 掲載誌 |
新雪に足跡残す何処の猫 元旦や朝食終えてもう昼か 賀状数減った分だけ歳が増え 三年分賀状を燃やすとんど焼き |
若山宗彦 選 | 近 詠 | 番傘くすのき川柳会 2月号(第71号) |
ナシ | 若山宗彦 | 近詠鑑賞 | |
ナシ | 齋藤千恵美 推薦 | 心に残った句 | |
作句するお産するよりまだましか | 豊田 芳香 | 席題「産む」 | |
ポイントとチラシに欲が目を覚ます | 松岡 登代子選 | 宿題「飛ぶ」 | |
年明けてイレブンつつき粥すする | 若山宗彦 | 宿題「いつも」 | |
12月 作品 | 選 者 | 備 考 | 掲載誌 |
夕食の乾杯が明日への活力 | 自選 | 念頭吟 | 番傘くすのき川柳会 1月号(第70号) |
青年の夢そのままで断捨離す 楽しみの種まきすれば実りあり 宝くじよりも嬉しい掲載句 今朝の体息吹きかけて生きて見る |
自選 | 近 詠 | |
◎楽しみの種まき投句滑り込み 締め切り前の滑り込みで作る川柳の投句、 みんな経験があります。でも出せば「特選」の 知らせが来るかも、楽しみの種まきです。 |
若山宗彦 | 近詠鑑賞 | |
鳥居まで浄土の土産海歩行 | 谷 薫 | 心に残った句 | |
しばれる夜故郷の雪なつかしむ 門松も薄化粧して初日の出 |
豊田 佳子選 | 席題「雪」 | |
没 | 胃腹 ??喰 選 | 宿題「税」 | |
手を合わせ屋根の切れ間に見る朝日 | 下川 真稔 | 宿題「屋根」 |