11月 作品	選　者	備　考	掲載誌
生かされていりゃこそあるさ悩む日も 　大山を登るが如し八十路坂	若山　宗彦　選	近　詠	番傘くすのき川柳会 12月号（第93号）
今日の旅宮島線で句会行く	日下　洋子　選	席題「旅」
没	堀内　けん　選	宿題「ほめる」
食欲があるうちゃまめに生きて見る	若山　宗彦　選	宿題「食欲」
音を上げる訳にはいかぬまだ八十路	互選 （4票）人	雑詠
10月 作品	選　者	備　考	掲載誌
さて今日も生きてなんぼの始まりだ 　生きがいを無くし全身ひょろひょろり	若山　宗彦　選	近　詠	番傘くすのき川柳会 11月号（第92号）
病室の夫に月が見えたなら	髙橋　孝造　選	席題「月｝
ようやった夫介護に金メダル 　愚痴のない夫の生きざま金メダル	豊田　佳子　選	宿題「メダル」
飲む飲まぬ酒が今夜も身を攻める	松岡　登代子	宿題「攻める」
迷い道人の温さが道しるべ	互選９票　天	雑詠
9月 作品	選　者	備　考	掲載誌
８月の忘れられぬ日また１つ  猛暑日の心病む日に秋の風	若山　宗彦　選	近　詠	番傘くすのき川柳会 10月号（第91号）
故郷の空気いっぱい米届く	鬼塚　幸雄　選	席題「米｝
体力が気力を押して句会出る	井藤　淳三　選	宿題「体力」
気力失せ揺れる心で今日も暮れ	若山　宗彦　選	宿題「ゆれる」
リセットし元に戻るか我が気力	互選（0票）	雑　詠
遠い日の想い出抱きする介護	厳選な審査	「 お題」	県民文化祭ひろしま24　文芸祭
8月 作品	選　者	備　考	掲載誌
コロナです体温計とにらめっこ お盆です初盆2人ここで手を	若山　宗彦　選	近　詠	番傘くすのき川柳会 9月号（第90）
欠席	日下　洋子　選	席題「ビール」
二人してゆったり踊る夢の中  ワルツにはのれぬ昭和の演歌人	髙橋　孝造　選	宿題「ワルツ」
若さだね大粒の汗玉の汗  どん底で光一つを日々見つけ	若山　宗彦　選	宿題「光る」
ルーティーン熟せる日々は恙なし	互選0票	雑　詠
7月 作品	選　者	備　考	掲載誌
目覚めれば良しで始める余生の日 自主性で行動すれば恙ない	若山　宗彦　選	近　詠	番傘くすのき川柳会 8月号（第89号）
アッチチチ線香花火孫の手に	鬼塚　幸雄　選	席題「花火」
箱詰めのタオル余生に持て余す 首にタオル乙女の頃に返り咲き	胃腹　𡈽喰　選	宿題「タオル」
コンビニ味に負けじと腕により	若山　宗彦　選	宿題「味」
成るように成るさと心開放す	互選３票	雑詠
6月 作品	選　者	備　考	掲載誌
外は雨予定ない日の長電話 枕元友に貰ったメモ用紙	若山宗彦　選	近　詠	番傘くすのき川柳会 7月号（第88号）
じめじめで零れだねから花いっぱい 梅雨晴れはじめじめ心の天日干し	日下洋子　選	席題「じめじめ」
乾杯の合図で笑顔やっと出る	豊田佳子　選	宿題「合図」
脇役が主役になってする介護	髙橋孝造　選	宿題「誤算」
決めたはず１日１句日記並み	互選3票	雑詠
5月 作品	選　者	備　考	掲載誌
晴天の連休初日予定なし あれあれで今年の桜葉桜に	若山宗彦　選	近　詠	番傘くすのき川柳会 6月号（第87号）
介護して晴れて妻の座守り切る	鬼塚幸雄　選	席題「晴れ」
正解のない介護なら自分流	佐々木和則　選	宿題「圧力」    宿題「正解」
お帰りと優しく触れる指と指	若山宗彦　選	宿題「触れる」
生かされた今日の自分を演じ切る	互選7票 　（地）	雑詠
4月 作品	選　者	備　考	掲載誌
名前書きショートスティのお見送り 朝ドラで今日のスタート恙ない	若山宗彦　選	近　詠	番傘くすのき川柳会 5月号（第86号）
ナシ	髙橋孝造　選	席題「桜」
未使用の圧力鍋が泣いておる	松岡登代子　選	宿題「圧力」
憧れて遠目に見てる謎な人	若山宗彦　選	宿題「謎」
１日を期限間近の句が埋める	互選8票　天	雑詠
３月　作品	選　者	備　考	掲載誌
送りだしまず一服の湯を沸かす 聞き上手私の憂さを掬い取る	若山宗彦　選	近　詠	番傘くすのき川柳会 4月号（第85号）
遠くより出席嬉し同い年 故郷も遠くなりゆく姉もなし	鬼塚幸雄　選	席題「遠方」
ナシ	日下洋子　選	宿題「自覚」
ナシ	堀内けん　選	宿題「利き腕」
何度でも同じ話に又笑顔	互選３票	雑詠
2月 作品	選　者	備　考	掲載誌
	若山宗彦　選	近　詠	番傘くすのき川柳会 3月号（第84号）
ナシ	若山宗彦　選	近詠鑑賞
大晦日歳を忘れて家事熟す	平重　幸推薦	心に残った句
いいですよあの日あの時言って今 　生真面目が飲んだ弾みに肩を抱く	髙橋孝造　選	席題「不覚」
ナシ	豊田佳子　選	宿題「興味」
おいてなおプライドだけは持ち続け	若山宗彦　選	宿題「きらきら」
産声に安堵した孫早二十歳	松本柾子　抄	１２月句会	☆番傘各地区報
1月 作品	選　者	備　考	掲載誌
手を合わせ無心になった初詣 物欲が失せた分だけ先が見え 大晦日歳を忘れて家事熟す １年の計は無くても日は過ぎる	若山宗彦　選	近　詠	番傘くすのき川柳会 2月号（第83号）
ナシ	若山宗彦　選	近詠鑑賞
お互いの限りある身の愛しさよ	吉岡美子　推薦	心に残った句
もりもりと食べて陽気にはしゃぐ夢 　もりもりがやれやれとなる年の暮れ	鬼塚幸雄　選	席題 「もりもり」
ナシ	日下洋子　選	宿題「スマホ」
成るように成るさで進み迷い道 　検索に即AIがしゃしゃり出る	若山宗彦　選	宿題「進む」
12月 作品	選　者	備　考	掲載誌
八十路過ぎその日その日を積んで生き	自　選	念頭吟	番傘くすのき川柳会 １月号（第82号）
六十年おいと呼ばれて解り合う お互いの限りある身の愛しさよ ウィスキーに焼酎飲んでなお正気 川の街スマホカメラが輝いて	若山宗彦　選	近　詠
ナシ	若山宗彦	近詠鑑賞
それなりに生きて乾杯二人連れ	塩谷邦子　推薦	心に残った句
欠	松岡登代子 　選	席題
伝言は決まり文句でよろしくね 　長電話切るタイミングよろしくね	胃腹?土喰　選	宿題「伝言」
産声に安堵した孫早二十歳	若山宗彦　選	宿題「時計」