http://aclog1.home.ne.jp/cn.cgi?ymiyfdjbHowTo


→戻る

 

アジサイ 育て方

 

■アジサイの種類


  日本に自生するアジサイは、大きく 3つの系統区分( 東北、北海道地方のエゾアジサイ、関東から九州地方の山アジサイ、 房総、伊豆地方のガクアジサイ) と、20くらいの種類があって、西洋では、400から500種にもなるそうです。最近の交配技術によって、その品種はずいぶん増 えて その数1000以上とも言われるほど沢山有るそうです。

額状に咲くのをガクアジサイ、丸状のものを手まりアジサイ または丸アジサイと呼んでいますが、 これらは系統的にはガクアジサイです。これは、浜アジサイの別名で 多くの種類があります。18 世紀ごろヨーロッパに渡って西洋アジサイの親になり、それが日本に逆輸入されています。アジサイの基本種は、中性花(花びら状) が、淡青紫のものが主です。

日本のアジサイと西洋アジサイ、青色,赤色系とでも、育て方はち がって、それに合うようにすることが大切です。

日本アジサイは、やや湿りがちで半日蔭になるところがよく、木陰 や極端に乾燥のしない所を好みます。西洋アジサイは、日の当たる水はけが良く、冬に凍害にかかりにくい北側に建物や,植え込みな どがあって、寒さ防止ができるような所がベターです。また、夏場に西日が直射的にあたり、高温で乾燥のつよいところでは、葉やけ 等して生育がよくないこともあります。


■植付け

 2〜3月と11〜12月。植える穴を大きめに掘って堆肥や腐葉 土をすきこ んで高めに植えつけます。特に乾燥し良い場所は穴を深めにすること。

移植や株分け は、 落葉初期の11月頃か、萌芽前の3 月初めごろが適期です。


■肥料

  6〜7 月または花後の成長期に鶏糞3、油粕2ぐらいの割合で1株に1〜2にぎり根のまわりにまくか、すき込みます。化学肥料はあまり好みません が8・8・8等を1にぎり程度

枝が徒長するので余り多く肥料は あたえないほうがベターです が、12〜2月頃に寒肥、45月 頃追肥を少量あたえることもあります。

青色系の花への肥料は酸性になるような物を選び、 用土1リットル当たり過燐酸石灰1グラム、硫酸カリ1グラム程度、それに緩効性の化学肥料2〜3グラムを混入します 肥料は用土1リットル当たり溶成燐肥3グラムと緩効性肥料2〜3グラム混入します。

赤色系の花には青花よりも燐酸とクドをすこし多く あたえます


■病虫害

  害虫は乾燥するとハダニがつくこともありま すが、夏場、状況をみてからケレセン乳剤1000 倍 を散布します。

病気には葉 に斑点が でる、斑点病、輪斑病,さ病, 炭そ病やそれに葉腐れ病など、また、うどん粉病など は、いずれもカビによるも ので高温多湿の梅雨時期に発生し やすく、その時期に治療は出来にくい為拡大予防に薬剤を散布します。

次の年のため冬季から春にかけて薬剤をかけると発病を押さえ 易くします。

  薬剤の例として、ダコニール、ダイセ ン、トップジンM、オーソサイド、石化硫黄剤などおよそ2週間のペースで2〜3回実施します。  発病している場合 の治療薬には、リゾレックス、紋枯れ防除剤(パリダジン)などを散布してみてください、これらの薬剤はJ.A  (農協)などで聞いて求めます(購入時に印鑑が必要です)。しかしながら、総じて、病害虫のすくない樹木です。


■剪定

 日あたりの良い場所では放任して形は整いますが、アジサイは 年々新梢の 頂部に花をつけます。新芽と、今年の開花枝の2〜4節目の腋芽が9月から10月に花芽となります。このため、花後早め7月中に花を切り詰めても(ただし下から2番目の節より上部まで)、翌年も開花す るはずです。同時に整枝の剪定にもなります。

1月2月頃に込み枝や弱い枝の整理も可能です。株全体を小柄にしたい時や形を変えたい時には花を1年あきらめて3〜4月ころ強 く剪定します。


■ふやし方

 株分けと挿し木ができます。株分けは、2月中旬から3月と11月〜12月 頃におこないます。また、挿し木は6月 から7月上旬に今年生の枝を2節使っておこないます。

湿度の保てるとこなら、直接路地にさしても、日陰をしてやれば 充分つきます。また、プランター等の場合はどんな土でも可能です(川砂でも可)が、最初からは肥料は加えないこと、 根がでる1ヶ月ぐらいは日陰と保湿がポイントです。

また、1度さしたら決 して根が出たかどうかを引き抜いて確かめないことも大事です(1冬は触ら ない)。葉が枯れても腋めが大きくなれば成功です。


■色について

 アジサイのよい色を出すには、青色花には土壌が酸性がよ く,赤 玉土5:ピートモス3:腐葉土1:バーミキュライト1の混合土とします(ピートモスは 酸 度調整されていないも の)。  赤色花には アルカリ性土壌がよく赤 玉土5:腐葉土4: バーミキュライト1の混合比にしてさらに石灰を1リットル当たり30ml程度を加えます。

それぞれの肥料はホームセンターにアジサイ専用(青、赤、)の肥 料があります。(1箱400gで500〜700円ぐらい)鉢植え(20cm)の場合スプーン1杯(約20g)ぐらいです。