安芸教区 『総講習会』

*安芸教区 『総講習会』について

安芸教区 『総講習会』が、安芸教区の主催で、平成25年6月10日(月)〜11日(火)、別院【寺町】にて、行われました。
『総講習会』とは、僧侶の研鑽の場として、毎年の恒例の行事です。

『大悲を生きる』
 講師 高 史明氏 【作家】 

『仏教は何故衰退するのか』-二人称への視点- 
『浄土・真宗の意義』−声の宗教- 
 講師 田中 教照先生 【武蔵野大学学院長】
  
『過去帳と身元調査』-過去帳と類する帳簿の開示問題について- 
 講師 小笠原 正仁先生 【(財)同和教育振興会評議委員】

『先端医学(脳死臓器移植・ips細胞)と生老病死の思想』 
 講師 早島 理先生 【滋賀医科大学名誉教授 龍谷大学大学院特任教授】

追悼法要 
【昨年6月から本年5月までにご逝去された住職・前住職・坊守・前坊守・衆徒のご功績を偲び勤修致します。】
 ご法話   講師 朝枝 暁範師 【本立寺】
 
光西寺より、住職・衆徒【国武 訓扶衛】が参加し、研鑽しました。
 
『それぞれの先生から、自分で気づかない色々なことを教えられた、私自身のお育ての講習会でした。    合掌』

※高 史明先生の次のようなお話を一つ紹介させて頂きます。

高 史明先生は、
『ある日、学生がやって来て、「死にたい。」と言うから、何を言ってあげればいいのか分からないので、 苦し紛れに、「死にたいって、君の頭が言っているのか?」と聞くと、その学生は、「当たり前だろう、何をこの人は言うのか?」 という顔をしていた。
私はとっさに言葉をついで言いました。「でも、君が死ねば頭だけでなく、その手も足もぜんぶ死ぬことになる。 先ず、手に相談しなければ、足に相談しなければいけないんじゃないか?大体ここに来れるのも足があるからだ。」と言うと、 「この人は何を言っているのか?」というようなわけのわからない顔をして、帰って行った。
後日、その子から、手紙が来た、足の裏の絵が描いてありました。その中に、 「言われた意味が分かったような気がします。その足の裏の声が聞こえるまで、歩いてみようと思います。」と書いてありました。』 というような意味のエピソードを紹介されました。
私たちは自然からの声、足の裏で大地を感じることを忘れてしまったのでしょうか?自分の理性だけで、まともに生きていけるとでも、 思っているのでしょうか?そんなことを考えさせられました。私も足の裏の声が聞こえるまで歩いていかなければいけないと思いました。   合掌
 

行事の模様を、写真で紹介します。
『総講習会』 『総講習会』


『総講習会』 『総講習会』


『総講習会』 『総講習会』


『総講習会』 『総講習会』


『総講習会』 『総講習会』




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