白杖について

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・白杖(はくじょう、英語: white cane)

 身体障害者福祉法や福祉用具の分類での名称は盲人安全つえと言います。
大きさは直径2cm程度、長さ1mから1.4m程度のものが一般的です。
 1925年ライオンズクラブ国際大会にて、『ヘレン・ケラー女史』が「ライオンズクラブの皆さん、闇を開く十字軍の騎士になってください。」と呼びかけた。
これがきっかけで全世界のライオンズクラブの盲人福祉活動が始まり、現在に至っている。

 白杖の主な役割は、安全の確保、歩行に必要な情報(段差や歩道の切れ目等)の収集、ドライバーや他の歩行者・警察官などへの注意喚起の3つです。

 昔から盲人にとって杖は歩くために欠かせない道具であったが、現在のように白くて光沢のある塗装を施した杖が考え出されたのは、第一次世界大戦以後のことである。
イギリスのブリストルの写真家James Biggsは、事故により失明した。家の周りを歩行することにも不便を感じていた彼は、杖を白く塗って周りからも見えやすくした。
 フランスの警察官の夫人だったGuilly d'Herbemontは、1931年頃、自動車の増加に伴って、視覚障がい者が交通の危険にさらされているのを見て、夫の使っていた警棒からヒントを得て、現在の形の物を考えつくとともに、視覚障がい者以外の人が白い杖を携行することを禁止させたという。

・形状
 身体障がい者福祉法や福祉用具の分類によれば、普通型(ストレート式・ 直杖(ちょくじょう)、携帯型(折りたたみ式、スライド式)に分けられる。近年では、超音波センサーや、TRONを使用したICタグ読み込み装置などを組み込んだ高機能化された物や、視覚障がい者の自立を目指して様々な研究が行われている。
直杖(ちょくじょう)はジョイント部(継ぎ目)がないため伝達性にすぐれており、視覚障がい者の単独歩行に適しているとされている。
折りたたみ式はジョイント部を伴うため伝達性は直杖)に劣るが、携帯性にすぐれているため、交通機関の利用や収納性が求められる場面に適しているとされている。

・電子白杖
 国産では2011年5月、秋田精工と秋田県立大学の共同開発で電子白杖が商品化された。これは、超音波センサーによって感知された障害物を振動で伝えるというものである。
夜間に車両から視認しやすいよう、反射材を巻き付けてある物もある。

道路交通法 第14条(盲人及び児童等の保護)によれば、以下のとおりである。

・目が見えない者(目が見えない者に準ずる者を含む。以下同じ。)は、道路を通行するときは、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める盲導犬を連れていなければならない。
・目が見えない者以外の者(耳が聞こえない者及び政令で定める程度の身体の障害のある者を除く)は、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める用具を付けた犬を連れて道路を通行してはならない。

つまり白杖を持つ者は視覚障がい者とみなされ、最優先で保護されるべき対象となる。
 ただし、道路交通法施行令第8条(目が見えない者等の保護)によれば、 杖の形状・材質についての規定はないため、盲人安全つえ以外の物でも白か黄色の杖であれば法的援護の対象となる。
そのため、肢体不自由者向けの身体を支えることができる白杖(サポートケーン)もある。

** 白杖を持つ人への配慮 **

 白杖を持つ人が、常に手助けを必要としているとは限りません。
白杖を持つ人を見かけた時は、まず白杖を持つ人や周辺に危険がないかを見守ってください。
逆に、危険が迫っていることが明らかな場合や困っている様子が見て取れたとき、白杖SOS等で助けを求めている場合には、迷わず手助けをお願いします。

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