白い杖 SOSシグナルの成り立ち

のページが開きました

広島市南区ボランティアフェスティバル出演の写真

白い杖 SOSシグナル運動を、全国的に普及をはかろうと1977年に福岡県盲人協会が提案したものです。

これは助けがほしい視覚障がい者が白い杖の持ち手を頭上50センチの高さに掲げて、視覚障がい者であることを周囲に知らせ、助けを求めるポーズです。

1977年頃は障がい者への差別や偏見が今より強く、視覚障がい者に対する社会の認知度も低かったことに加え、白杖使用に躊躇を感じる視覚障がい者も少なくなく、当時の白い杖 SOSシグナル運動は全国的に普及することなく自然消滅しました。

しかし、東日本大震災や九州北部豪雨で視覚障がい者が避難に困った事例などが報告されたことから、小西会長が「日頃からSOSのサインを周知しておくことが大事」と再度の啓発を決意。
2012年9月の第38回福岡県盲人協会福祉大会で、「自分たちの安全・安心な空間をもっと広げよう!

そのためには、多くの人々に私たちのことを知ってもらい、人々との接点を広げよう」、「視覚障がい者は孤立して生きていくのではなく、視覚障がい者であることを自信を持って社会に発進していこう」と小西会長が会員に提案。
その一環として、白い杖 SOSシグナル運動が福岡県で展開されることになった。

もどる