点字の歴史
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ルイ十六世の砲兵バルビエ大尉は、夜戦の暗号として秘密文字を考えていた。
それは点を組み合わせて作った点字で、薄い板紙の上に点やダッシュを浮き彫りにした。
夜間に命令が出たときに用いるソノグラフィ(フランス語版)と呼ばれる12点(横2×縦6)式の暗号である。
バルビエはこれを盲人用文字として、1807年に論文を発表した。
フランスのルイ・ブライユ(1809年〜1852年)は、5歳で全盲になった。バルビエの夜戦用の点文字をもとに改良し、1824年頃までに横2×縦3の現在の6点式の点字を考案した。
その後、楽譜や数式の書き方も定めた。
1878年にイタリアのミラノで開かれた国際盲人会議で、ブライユ点字が視覚障がい者にとって最良の文字であることが認められた。
これを期に、ブライユの6点点字は世界へ普及していく。
これが現在も使用されている6点点字である。
ブライユはパリ盲学校を卒業し、盲学校教師になった。
** 日本の点字の誕生 **
1961年(昭和36年)盲人用郵便物「点字郵便物」無料化。
1970年(昭和45年)著作権法改正。点訳図書は著者の許可が不要。
同年、川上泰一が8点点字(漢点字)を発表した。
* 以下の資料は平成の初頭までのものです。
年度順ではないが、点字受験が認められているおもな資格試験
1.司法試験. 昭和48年から
2.情報処理技術者認定試験. 昭和56年から
3.英語技能検定試験. 昭和53年から など
一般職公務員採用試験で点字受験が公認されているもの
東京都、神奈川県、和歌山県の3都県のみ
身体障害者に対する特別枠採用試験
埼玉県、神奈川県、長野県、大阪府、横浜市、京都府、千葉県、大阪市など
昭和40年代から、地方自治体発行の広報の点字化
各種選挙広報の点字化
各種の文化施設、交通機関、公共施設などを中心とした町作りの一環としての点字表示されるようになった。