★★王之渙 ★★           

王之渙(688〜 742)。字は季陵。(山西省新絳県)出身。若い時,一時冀州衛水(河来州)の主簿と言う小官に就任したが,官吏生活の不満と「他人とうまく,いかなかった。官吏生活の不満と他人との交流が上手くいかず,文安の県は亦の機会には(2月)小正月,公舎は寒い

、   登鸛鵲楼     鸛鵲楼に登る
白日依山尽。   白日 山に依つて尽きる
黄河入海流。   黄河 海に入って流れる
欲窮千里目。   千里の目を 窮めんと欲し
更上一層楼。   更に上る 一層の楼

詩語解説:
鸛鵲楼;=山西省永済県にある三層の楼。コウノトリがその上に棲んでいたので,この名が在る。黄河に突き出た場所故,何度も補修され,位置も多少移転している。

    出 塞
黄河遠上白雲間。   黄河遠く上る白雲の間
一片孤城萬仭山。   一片の孤城 萬仭の山
羌笛何須怨楊柳。   羌笛 何ぞ須いん楊柳を怨むを
春光不度玉門関。   春光 度らず玉門関

   九日送別
薊庭蕭瑟故人稀。   薊庭蕭瑟として故人稀なり
何処登高且送帰。   何れの処か高きに登ぼり且らく帰るを送らん
今日暫同芳菊酒。   今日暫らく芳菊の酒を同じゆす
明朝応作断蓬飛。   明朝応に断蓬と作って飛ぶべし