○○ 草堂雑吟 破屋三間容膝厭。 破屋 三間 膝を容して厭う 伸眉曲肘酒頻添。 眉を伸ばし 肘を曲げ酒頻りに添う 箇中自有閑生計。 箇中 自ら閑生計 有り 茉莉一盆詩一拈。 茉莉{花} 一盆 詩一拈り 【語意】 ○ 題目:草堂雑吟 ○ 草堂:粗末な家。草葺の家。自分の家の謙遜。 ○ 雑吟:色々の事物や季節を読む。(雑詠) ○ 破屋:あばらや。 ○ 伸眉曲肘: (句中対) ○ 箇中:この中。箇中人⇒ある物事を深く理解しようとする人。 蘇軾・詩「平生 自是箇中人・ 欲向 漁舟便写真」 ○ 閑生計:俗世間に煩わされない自由の生活。 ○ 茉莉花:暖地性の常緑低木。花は白く、かおりが高い。 初夏に咲き詩人の最も愛す花。 ○ 拈:ひねる。詩をひとひねり、してみよう。の意。 Copyright (C) 2001-2004 石九鼎の漢詩館 http://www.ccv.ne.jp/tohou/is_4.htm このページへのリンクはj自由です。無断コピーは禁止します |