金代元代詩人選 金王朝は(1115 〜1234年)は女眞族が満州・華北にまたがり,燕京(北京)また?京(開封)に都としたが,13世紀に入って蒙古に滅ぼされた。
宋は金に圧迫され,淮水を境として南に退き,杭州に都を建てた。所以,南宋の時代に中原を領有し北宋の文化を文化を継承するものは金人である,との意識もあり,詩の盛んな時代であった。
その代表者は元好問(遺山)である。元遺山は金の滅亡の前年に,元の宰相耶立楚材に書を寄せて金の文化人の保護を依頼した。然し,?京で捕虜となった。軟禁生活を送る時から,亡国の歴史と文化を記録する目的で,中州集と言う金人の詩の詩集を作ることを始めている。