清明上河図>21
                 清明上河図・21
                  独断・清明上河図を旅す


楼門を外に出て、両サイドに建物が並ぶ、人々の流れは続く、城門をくぐる駱駝の上はに税関所を(20図)で見た、その隣りに、上半身を裸にした男が弓を引き絞って弓の具合をみている。『弓屋』と思った、だが店の前に《桶》のような物が置かれている。

中国の桶の箍には楊が使用されると言う。桶と弓を一緒に売る店かも知れない。弓を買いに来たひとが弓の張り具合を見ているのだろう、と解釈する。



                               
                                              桶屋&弓屋

下辺の近い露店では『床屋』が店を出している。男の客が顔を剃ってもらっている。
              
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「清明上河図の中に描かれて酒楼には、とりわけ巨大な酒楼は内城内に多かったと記録されている。大きな『任店』では、主廊だけで百歩余り続いかと言う、又、白礬楼などは三階に建て増しをして、五つの楼閣が向かい合う壮大なものだった。

この楼閣はそれぞれ掛け橋で繋がれ各々連結していた。西の楼閣は宮中を覗き込むことが出来たので展望を差し止められた。東京夢華禄・宋代の都市と生活。

清明上河図には、振り売り、露天商、芸人、職人、サービス業、その日暮らしや日雇い等々が描かれている。しかも、酒楼や食堂などは、開口部を広くとり、河口部に対しても建物の顔が向いている

                         
       

          開封の賑わう路上、さまざまな装いの人達が集る



参考資料:東京夢華録。孟元老 
入矢義高・梅原郁・訳注



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