清明上河図>3>
          
清明上河図  (3)
              独断・清明上河図を旅する


(1)・ 頭巾を被った女性二人が驢馬に乗り、お徒もを連れて郊外へと出て行きます。
                     
              


(2)・ 田園地帯からは長い行列の前方には清明節の帰りとみられるが女乗りの轎が空で、 変わりに桃の枝を挿している。当時の習慣では墓参りの時は駕籠に花を挿すと言う。墓参りの時は門にも花を挿す。城の前でも売っている。この絵巻には 三ケ所に描かれてる。

その前方を三人が走っている、先頭の一人が猛然と走っている。普通の走り形では無い。ただならぬ気配を見る者にかんじさせる。よく見ると・・・・・・。  


                     


その後に二人が追いかけている。与太者を追いかけてるようだ、諸肌を脱ぎ大股で追い駈けている。絵画表現である限り、モンタジューする形で一つの世界を描きだす。と考えると楽しい。農村から都市への境界。早朝から昼間へと転換して行く。

小屋の背後には田圃が広がる農村風景。小屋から左に視線を転じると、運河では荷揚げ作業が始っている一団、一膳飯屋ふうの安い飲食屋。小屋の左隣に注目すると。

(3)・髭ずらの男が暴走する馬に注目している姿がユーモアに感じられる。柱に繋がれた驢馬も怖わがっている。臨場感がある。左上の小屋にいる二人の男が屋内から暴走馬に注目している。小屋の手前にいる牛二頭もビックリした様子が リアルに描かれ、動きのある情景に街の出会いが楽しみになってくる。


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