中国歴史紀行

                上海和平飯店老年爵士楽団

外灘に建つ和平飯店の北楼1階の『爵士酒[口 巴]』オールドジャズメン達の演奏は上海のミュージックを語る上で欠かせない。ゴージャスな雰囲気の店内。上海に出向くと必ず此処に身を置きジャズに耳を傾けるのが私のスポットコーナであり定番でもある。

老年ジャズメン達6人は品格があり清廉された雰囲気がホール一杯に漂う。また青年服務員たちの落ち着いた態度は好感度no1、オールド上海にタイムスリップした気分が味わえる。戦前からホテルやダンスホールなどで親しまれていた爵士楽が、一時期姿を消していたが1980年に和平飯店で再登場した

ボーイに従われ室内に入る、奥行きの長いホールだ、入り口,左側にテーブル・イス数十個の一つのコーナー。続いて長くて幅の広いカウンターとイス、カウンターの奥がダイニング、客が注文した飲料品等が此処から運ばれてくる。その正面に演奏者たちのステージがある。その奥全体がテーブル・イスが数十ある,一つのコーナー。入場の早い方から前席になる

レパートリーは70曲以上とも言われており、30曲くらいのスタンダードナンバーから1曲30元でリクエストに応じてくれる。リクエストした人に爵士楽団人の軽い会釈が帰って来るのは,日本のクラブと同じ。開始はジャズのスタンダードナンバー『乗上“A”字號列車』(A列車で行こう)で始まる。メンバーの誰かの好み?とみた。

入場料金;50元。毎晩8時から始まり翌朝の2:00まで。欧米人他,日本人客が三分の二を占める、合い間に『北国之春』を挿入したりサービスに余念がない。

ドリンク類は、コーヒー、紅茶、ジュース、ビール、コーラ、全て同一金額。左党に注意したいのが、洗面所は2階にしか無い。ウエイトレスの小姐が爵士楽団六人衆のCDの販売に各テーブルに来る。上海人の商魂逞しさを垣間見る。1枚,100元。

バンドメンバーは、ドラム;程岳強、広東省出身、1918年生。トランペット;周萬栄、武漢出身、1920年生。サキソホン;顧金龍、上海出身、1926年生。クラリネット;孫継斌、1933年生。ピアノ;張経余、1940年生。ベース;李明康、1936年生。の初老の紳士たち。

入場料金;50元。毎晩8時から始まり翌2:00まで。
レパートリーは70曲以上とも言われており、30曲くらいのスタンダードナンバーから1曲30元でリクエストに応じてくれる。ジャズのスタンダードナンバー『乗上“A”字號列車』で始まる。メンバーの誰かの好み?とみた。日本人客が三分の一を占める、合い間に『北国之春』を挿入したりサービスは忘れない。


      

      上海爵士楽団六人衆             周萬栄の迫力満点の演奏

1996年、アメリカの《新聞周刊》で “世界で最も良いバ−の一つ”だと賞賛された。


2001/02


          Copyright(C)1999-2004  by tohou AllRightsReserved
                      石九鼎の漢詩舘
                thhp://www.ccv.ne.jp/home/tohou/ta52.htm
             リンクは自由です。無断で複製・転載することを禁じます