中国歴史紀行　(106) 　　　　　　平遥古城 　　　　　　　　平遥城牆 聞きしに勝る平遥古城，幸運にも半年の�閧ﾉ２度訪問した．平遥古城は山西省太源盆地の南端に位置する。 この古城は歴史悠久の古城で、今から已に2700年余の歴史を擁し、1997年に『世界文化遺産』に指定され。 現在の建築の主要なものは明・清代のものと言う。城およびその近郊の街路時は基本的に完成された城牆を保存している。 整然とした街道。技術が独自の境地に達している木造の寺院。道教の社。山西省に現存する城壁のなかで 最大最古のものとされている。平遥古城には一般車両は入れない。古城内には宿泊設備は有る。然も、店員の サービスは非常に良い。二度目の訪問の際、女店員たちの歓迎を受け、お茶までサービスを受けた。 城壁は平面で方形で外側は磚石で築いている。高さは約10ｍ。牆頂は3ｍから5ｍ。周囲約6160ｍ。平遥は晉幇と言われ 商人の重要な発生地でもあった。 言い伝えによれば、1824年「雷履秦」に由って始められた「日異昌票号」。現在の銀行の業務。 中国近代金融業の誕生をなした。今、微かにその時代の名残を見ることができる。平遥で見学者が一番多い所である。 　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　堅固荘厳さの漂う外壁　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正面入り口 平遥古城は現在伝統的四合院の民家が3790ケ所あり、其の中でも400ケ所が非常に完備され保存状態もよい。これらの民家は ほとんどが明・清時代の建築で、今迄已に600年余りの歴史がある。車が入れない構造になっている．城内には観光客目当ての， お茶屋，売店の裏に四合院風の簡素な旅館が数多くある． 古城の中には「市楼」「文廟」「清虚觀」など重要な建物がある。『市楼』は南大街にあり、２層３檐の華麗で雄荘な楼閣。 高さ２０ｍ余り。鐘や太鼓で時をしらせる。予って城内の中央に建築された、と言う。『文廟』は城隍廟南にある。 現在は中学校として使用されている。『清虚観』は大街路北にある。道教寺院 。創建は唐代の660年。青龍白虎の塑像は高さ5ｍ、勇猛な姿体は元代塑像の傑作とされている。 　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　百川通票号旧跡　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　古城裏町寸景 参觀には電動四輪者が観光用として客集めをしている。参觀時間3時間40元。夫婦が対となって稼いでいるものが多い。 仲間と4人で乗車した、値切って30元にした。途中夫婦の嫁さんが「此処が私達の家ですヨ」と指差す。 決して裕福では無い彼等の家庭を垣間見て、寸前、値切った態度に赤面した、下車する時、「チップだよ」と10元を返した。 一日せいぜい2組の客があれば、好いほうだと言う。中国語が出来る理由で、何でも値切って買う悪い習慣に猛反省した。 　　　　　　　　　　　　Copyright(C)1999-2010　　by tohou AllRightsReserved 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石九鼎の漢詩舘 　　　　　　　　　　　　　　　　thhp://www.ccv.ne.jp/home/tohou/tabi106.htm 　　　　　　　　　　　　　リンクは自由です。無断で複製・転載することを禁じます