ここでは、私が今までにクリアしたゲームのレビューをご紹介させていただきます。
一応は、18禁がメインなので、18歳未満の方は、速やかにご退出ください。(笑
もし、攻略法等、お尋ねしたいこと、ご意見などがおありでしたら、軌跡の間にお願いいたします。

なお、各ソフトの画像等データの著作権は、各ソフトハウス様が所持しておりますので、無断転載・無断使用等は一切禁じます。




タイトル ソフトハウス ジャンル
Hyper→Highspeed→Genius ういんどみる ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A+ A+ B+ A- S Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
一般人よりも高い才能や、特殊な能力を持ち、世界を守護する役目を担う者――その名を“ジーニアス”という。
この世界には、そんな彼らを健全に育成するために設立された三つの学園があった。
“ニッポン”中のジーニアスを集めた学園『私立皐月学園』
世界中からジーニアスを集めた女学園『聖ジュライ学園』
世界を“裏側”から支える者たちの学園『国立水無月学園』
学園の努力もあって、一般人とジーニアスは共存し、世界は平穏に満ちていた。
そんなある日のこと。
ジーニアスの能力を強化する秘宝“ノア”が発見されたことで、事態が一変する。
「ノアを手にした聖女、世界を統べる世界長となるであろう」
この言い伝えを信じた三学園の学園長は、自分の学園の“会長”こそが相応しいと主張を始めた。
長い長い協議の結果、三つの学園を統合し、そこで開かれる“会長選挙”により、どの会長が“世界長”に相応しいのかを決めることになる。
統合後の学園の名は『私立葉月学園』。
そこに一人の青年がいた。
この世界を変えるため、世界の全てを手に入れようと望む青年・明智久司朗である。
秘法を手に入れるべく暗躍を開始した彼は、悪魔“メフィスト”と契約。
その力をもって会長候補を口説き、籠絡し、そして支配しようとした。
しかし、久司朗は利用しているはずの彼女たちに別の感情を抱くようになってしまう。
その感情とは――
馬鹿な、この俺が恋など!
そう、恋である。
焦れば焦るほどドツボにハマる久司朗。
はたして、彼の目的と恋の行方はどうなってしまうのだろうか?

感想:
今回はちゃんとライターを確認したぜ!w
シナリオは全13ルート。
ストーリー自体はとても読みやすく、キャラも活き活きとして読み手を引き込む魅力があります。
ただ、世界規模の話のわりに、ストーリーはごく平凡に学園内のみで完結。
あらすじにあるように、世界の変革という大きな野望を抱いた主人公が、あっさりと恋に落ちてヒロインと幸せなエンド、というあまりに単純な終わり方は正直物足りなさを感じます。
CGは101枚+差分1707枚。とんでもない数。
BGMは27+唄3曲。「悪魔図書館」が謎めいた雰囲気でカッコよい。
えちシーンはメイン3人+偽妹2回、サブ1回。正直少なく感じます。尺は長め。
システムはすごく使いやすいです。選択肢へのジャンプやクイックセーブロードなどの操作環境、ワイド対応などのPC環境にも配慮したカスタマイズに感動。
どのキャラも魅力的でいいですよ。
お気にのシナリオは「サクラ=ウィンザー」 彼女の優しさが光るいいストーリ。
もう少しえちシーンがあって、本当の妹のこととか、後半のシナリオがもう少し掘り下げてもらえたなら文句なしだったのですが。
とはいえ、萌えゲーと考えれば十分楽しめる良作です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
はじめてのおるすばん ZERO ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B C B B A B Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
しおりちゃん と さおりちゃんは双子の女の子。二人とも、隣に住んでいるお兄ちゃんが大好き。
最近は、Hなことに興味津々。お兄ちゃんにイロイロ教えてもらっています。
そんなある日、二人はお兄ちゃんと一緒におるすばんすることになりました。
季節は夏。夏休み中なので、時間はたっぷりあります。さてさて、どんな楽しいおるすばんになるのでしょう?

感想:
毎日、ただただ会ってヤるだけのストーリー。EDも単純です。
二人の少女は、ゲーム中の設定では18歳以上らしいですが(当り前)、言動も体型も、どう見ても小学生です。
Hのシチュエーションはとても多いです。これがメインですね。(笑
これといった感想が残る作品ではありません。




タイトル ソフトハウス ジャンル
はじらひ ブルーゲイル ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ B B A A- Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
都会で休みなく働いていた主人公は疲れていた。
会社に期待され、任された大きなプロジェクトに失敗してしまったのだ。
上司に促され、失意のまま遅い夏休みをとろうと荷作りをしていた時に、ふと目に止まった一枚の絵ハガキ。それは、大学在学中の貧乏旅行で知り合った老人から送られたものだった。
”田舎ですが、ぜひ一度遊びに来て下さい”
住所をたよりにローカル線で向かった先は、残暑がきびしい小さな村。疲れがたまっていた主人公は、道の途中で倒れてしまう。
目を覚ました時、覗き込んでいたのは三人の美しい姉妹。主人公が運び込まれたのは、奇遇にも探していた老人の家だった。
都会人にはない初々しさと恥じらいをみせる三姉妹の姿に胸を高鳴らせる主人公。
少女達と心、そして身体を触れ合わせる中で、主人公は忘れかけていた大切なコトを思い出していく…。

感想:
ごく単純明快なストーリーだが、終始和やかな雰囲気で良かったです。あと、雑貨屋の少女とのEDも欲しかったですね…。
コスプレなどのシチュエーションが多く、ブルゲさんらしい仕上がりです。(笑
次の選択肢までのスキップは使いやすくてよかったのですが、同じ文章でも違うストーリーにあると飛ばせなかったのが、やや難点でした。
謎が多く残ったままなので、気になるのですが、明るくHな作品なので、まあまあではないでしょうか。




タイトル ソフトハウス ジャンル
破談屋 ミンク ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ B+ B A A- Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
ある日爆破事件に巻き込まれ、記憶を失ってしまった主人公は、事故後とある病院に搬送されていた。それも、爆破事故の容疑者として。
途方に暮れる彼に、正体を知るという小太りの中年男が現われ、『破談屋』として働かないかと誘いをかける。
「確かに君は、あの事件の犯人だ。だが俺は。君を買ってるんだよ。君のその、特殊な才能をね・・・。」 主人公は半信半疑のまま、男の言葉に従うしかなかった。
破談屋とは、一体何か。そして、自分の特殊な才能とは?

感想:
オープニングから始まり、一つずつシナリオを紐解いていく形式になってます。
登場キャラは多いですが、メインとなるのは2人です。ストーリーは長く、それぞれマルチエンドですので、しばらく楽しめます。
CGは、さすがミンクさんらしく、とても可愛くて綺麗です。ほとんどがHシーンなのも、相変わらずです。(笑
抜かりなく、登場キャラ全員にちゃんとHシーンがあるので安心です。(何
システムでは、音楽モードがないですね。CG鑑賞モードで、見たいキャラを選択するのが、やや見づらい点があります。ほかの基本的な機能は揃っているので、使いやすいですね。
作品自体は、サイコホラーっぽく、面白いストーリー展開ですが、いまいち掘り下げが足りない感があります。もったいない(^^;
エンド間近になって、展開が一気に早くなるので、感動する間がなかったです。
決して悪くはないので、そこそこオススメかな。(笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
はちみつ荘deほっぺにチュウ SLG
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B A- B B A- B Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
主人公は今年大学を卒業する予定の4年生。しかし何事にも無気力な状態が続いており、そうしているうちに大学は夏休みになろうとしていた。
見かねた親が自立を求め、実家から追い出されてしまう。生活の為、アルバイトを始めようとする主人公。
そして、ふとしたきっかけから林春奈の管理するアパートに引越しをする事になってしまう。
最後の夏休みを前に、彼の止まっていた時間が動き始める。

感想:
なんとも自堕落なお話ですが。(笑
伏線があったりして、意外と面白いストーリーもあるのですが、終盤がいまいちです…。決断に至るまでの葛藤など、心理描写が少なく、すぐにEDを迎えてしまいます。
絵は可愛くてきれいですね。Hも、いろいろとコスプレをして楽しめるのですが、CG数が少ないのが残念です。
システムは、巻き戻しは使いやすかったのですが、マウスのみでの操作であったり、ほかのアプリケーションと切り替えるとウィンドウモードになってしまったり、同じ文章でもシーンによってスキップしなかったりと、問題点が多かったです。
全体的に、あまり達成感を得られるような作りではありません。
Piaキャロのようなシミュレーションですが、ゲームの中での意味合いが薄いのが難点でした。




タイトル ソフトハウス ジャンル
BackStage TJR ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ B B A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
葛木光明(かつらぎ みつあき)は俳優を目指す青年。
ある時、知り合いの演出家・水鏡京香(みかがみ きょうか)に誘われて、劇団『バックセット』の一員となるのだった。
変人として有名な水鏡だが、声優、アイドル、ダンサー、素人まで、とりあえず人を集めた。
そのあまりにもバラバラな面子を前にして水鏡は言う。
「光明、君にキャストのリーダーをやってもらいたい。舞台監督とまではいかないが、まあ、まとめ役だ」
とんでもないことを任されて唖然となる光明だが、悪戦苦闘しながら、なんとか面子をまとめていくのだった。

感想:
惜しい秀作。
バラバラだったメンバーがぶつかり合い、一つになっていく流れは、よくある群像劇とはいえ王道のストーリー。
ただ、CGが少ないせいで臨場感が乏しく、いまいち没頭できないのが難点。
さらには、オイラが「星の王子様」を知らないのがこれまたイタい。
キャラそれぞれのシナリオは悪くないのだが、最後の公演くらいは、ヒロインを目立たせて欲しかったかな。
目に見える演出の要であるCGの数が少ないのは、一番痛いと思います。
えちシーンは姉妹が3回、他4回。何の差別ですかこれは。
操作性は問題なし。
お気に入りは、キャラ、シナリオ共に「久瀬安美」がお気に入り。
とにかくシーンCGをもう少し多く、ヒロインを主体とした劇の演出をしたなら、もっと良くなってたと思います。




タイトル ソフトハウス ジャンル
初恋 Rune ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A A B+ B+ A Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
俺(初島稔 はつしま みのる)は、古い由緒ある街を見下ろす丘に立つ『聖桜館学園』に通う二年生。
学校の周囲はちょっと高級住宅街で、学校も歴史の古い学校だから、どちらかというと目立たないタイプの俺が通うのには似合ってない気もするけど、どこかのんびりとしていていいところ。
そんな春先、少し気になることが。俺の男友達と女友達がつきあうことになり、みんなの前でおひろめをした。
今まで女の子のことに興味がなかったわけじゃないけど、ああしたいこうしたいと思う勇気がなかったのも事実。
でも、その二人を見てやっぱり憧れている自分を意識したり……。
その頃から、どういうわけかひどく気になる女の子たちが何人も目の前に現れ始めて、そういうことに縁がないと決め付けていた俺も、やっぱりその子たちが気になり始める。
そして、それはその後に続くいくつもの楽しかったり、切なかったりする出来事、それから――。
後で『初恋』として思い出す、大事な女の子との大事な思い出のきっかけだったんだ……。

感想:
どのキャラも、あっさりとした終わり方だったので、せめてED後のちょっとしたお話が見たかったですね。
意外なストーリー展開を見せ、面白くはあったのですが、今までの流れを突然変える感じで、やや奇抜すぎる印象を受けました。
淡い色彩のCGで、可愛いキャラクターを引き立てています。
BGMは、ピアノなどの管弦楽風の曲が多く、物静かで哀愁を思わせる、作品に良く似合っているものでした。
Hシーンも、絵がきれいでいいのですが、Runeさんらしく、幼い体系…。犯罪だろこりゃ(笑
スキップはあるのですが、同じ文章でも進め方によってはスキップしない時もあります。
履歴を見るとき、CGも戻って表示してくれるのはうれしいですね。キャラの表情がわかってよかったです。
キーボードでも操作できるのですが、説明がないので解りにくかったかな。
全体的に、あと一歩惜しい作品。絵も曲も悪くないのですが、恋仲に至るまでのストーリーに、やや厚みがなく、物足りなさを感じました。




タイトル ソフトハウス ジャンル
ハッピー・ハーレム・スクリプト アクトレス ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
Game Over
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
小説作家である主人公は、妹と一緒に叔母の家に下宿することになった。
最近、新たな仕事でエロ小説の話を受けたのだが、これが思うようにいかず、編集からの催促がキツい。
そんなある日、頭を抱える兄の姿を見かねた妹がこう言った。
「協力してあげよっか?」
原稿とリアリティの追求と男の欲望のため、妹の誘いに乗って関係を持ってしまった。
さらには親戚の姉妹とも急接近、エロ妄想は止まらない。
「この小説はエロいですか?」
「はい、実体験です。」

感想:
ただのエロい展開詰め合わせ。
絵柄がやや古い感じで、シナリオ他まあ普通レベル。
音量設定の段階がやや大雑把でした。
ダラダラと長くない分イライラはしませんが、クリアしたいとは思えませんでした。





タイトル ソフトハウス ジャンル
はつゆきさくら SAGA PLANETS ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A- B+ A+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
河野初雪は、白咲学園3年生。進学校には珍しい不良学生。
卒業が危ないと言われ、今日もイヤイヤ授業に顔を出す。
今年最初の雪が降った12月。
初雪は旧市街の一画で、真っ白なドレスを着た美しい少女に出会う。
雪に降られながら、少女は一匹のウサギを探して街をさまよっていた。
一夜の不思議な出会い。
そして数日後。学園にドレスの少女・桜が転校してくる。
最後の冬へ、初雪を連れて行くために。
めぐる春夏秋冬。終わる1095日。
やがて冬を越えて、春が訪れる頃。
ついに積もることのなかった雪の思い出を抱いて、少年は立ち尽くす。

感想:
綾が素敵すぎて惚れた。
シナリオは5ルート+True+オマケ4。Trueまでやってこそ意味があります。
細かな点には目をつぶり、キャラたちとのふれあいを楽しむのが吉。
伏線も回収できているし、きれいな終わり方じゃないかなと。
初雪の性格が珍しくアウトローですが、ヒロインたちとふれあっていくうちに見えてくる素顔が良いですね。
CGは119枚+差分355枚。ダブリで登録するくらいなら、Trueルートでヒロイン全員に個別CGが欲しかったなあ。
BGMは36曲+唱5曲。鑑賞時音量調整○、リピート、自動送り×。透き通るような、フユヲイメージさせるピアノ調の曲が多いです。
えちは桜・綾・夜4、希・シロクマ3、他1。コスプレ度高し。
システムは一通り。クイックセーブ10、オートセーブ×、選択肢戻り、窓スナップ機能。初回起動時ディスク要。
お気にキャラは小坂井綾。桜とはまた別の意味で、最後まで初雪に寄り添ってくれる人。
シナリオはあずま夜。初雪との会話のテンポが良く、オカルトだけでなく人の意識を表現していて良いですね。
初めこそ意味不明ながら、やっていくうちにだんだんとのめり込んでいく展開の仕方が絶妙。
ヘタなオマケエンドよりも、各ヒロインエンドで初雪の生死2種類を作って欲しかったです。
想像以上に面白かったです、オススメ!




タイトル ソフトハウス ジャンル
果てしなく青い、この空の下で…。 [完全版] TOPCAT ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ A- B B+ B- A Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
「本年度をもって本学園は閉鎖となります、皆さんどうか最後の一年間を大切に過ごして下さい」
春の始業式で英里子先生がそう言った。覚悟はしていた事だった。
英里子先生が園長代理を務め始めた頃にも、閉鎖の話はあった。
前回は英里子先生が頑張って転入生を探してきたおかげでなんとかなったが、今年はもう無理だろう。
すでに生徒数は俺を含めて6人だけ。しかも俺以外は全員が女生徒。
今年この学園に入学する予定だった子供は何故か皆、近くの街へと引っ越して行った。
古びた校舎の大半は使っておらず、掃除さえも年に一度するかしないかどうか……。
この学園が閉鎖された後、ここには駅が出来ることになっている。
駅が出来て電車が通ればこの村ももっと発展する。と言う話もあるが……。
最後の一年、皆はどう過ごすのだろう?
幼い時からずっと一緒に遊んできた女の子達も、来年にはそれぞれ離ればなれになってしまう。
見上げれば、果てしなく青い空が俺を包みこむように広がっていた。
来年の今頃、俺達はどうなっているのだろう?

感想:
2000年に発売された作品のリメイク版。「それ散る」とは出来が違います(ゎ
等身大なキャラたちの心理描写が巧みで、派手さはないものの先が気になる展開。
季節ごとに章が分かれていて、結構あっさりと時間がすっ飛ぶので、やや物足りなさを感じます。
CGはコミック調で、意外にえぐいのもあったりします。美麗でなくてある意味正解かも。
差分が独立で登録されるので、CG閲覧時はちょっと大変。
BGMは、のどかなものからアップテンポ、恐怖を煽ったりと種類が豊富で、雰囲気を盛り上げてくれます。
えちのシーン自体は、悠夏・雨音7、藍・先生4、明日菜3、文乃2。ヤるのは5人とも1回ずつ。描写は薄め。なにせ絵がアレだしね(何
システムは一通りそろっていて問題なし。縦書きにできるのはノベルぽいですね。
お気にのキャラ・シナリオ共に「文乃」。シナリオが一番核心に近く、キャラ萌えも外していないのがいいですね。
完全版で追加されたおまけもなかなか良かったです。もう少し長いか、えちもあればなあ……。
伝奇ミステリーと銘打ってはいますが、そうえぐいものでもなく、推理するわけでもないので、さくっとプレイできます。
エロゲである必要があったのかは、かなり謎ですけどねw




タイトル ソフトハウス ジャンル
はてなきそら あんく ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A+ A- B+ B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
研修を終えたばかりの新米医師である主人公は、親の意向に押し切られるまま、嫌々「大洲ヶ丘総合病院」へ赴任する。
そこで様々な出会いや別れを経験する中で、彼の心に芽生えた一つの疑問─
「自分はなぜ、医者を目指したのか?」
答えを求めて悩み苦しみながら、いつしか主人公は医師としての真の使命に気付き始めるのだった。
だが、その使命感が、やがて彼に新たな試練をもたらすこととなり・・・

感想:
生死という重いテーマを軸に、キャラごとのストーリーが丁寧に作られていて良かったです。
お涙ちょうだいモノはぶっちゃけ・・・好きなんですけどね。(くっ
キャラ絵はいいんですが、背景などはけっこう手抜き感が。Hシーンもそう多くないですしね。
OP曲の「ミエナイキズナ」は良い出来でした!作品に似合った静かな曲です。
既読オートスキップとか未読のスキップ許可など、使いやすい設定が出来るのはうれしいですね。
共通ルートの時間のほうが長いので、何度か繰り返してると飽きてくるのがやや残念ですね。
ですが人間ドラマとしての完成度は高いですよ。




タイトル ソフトハウス ジャンル
鎮花祭 Studio Air ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A S A B A B Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
鎮花祭(はなしずめのまつり)とは、桜の花と共に撒き散らされる災厄を鎮めるために、古来から行われている祭のことである。
特殊な古神道を継承する神楽崎一族。その一族が実権を握る地方都市「葛城市」に住む、一族に属する主人公は、おせっかいでドジな幼なじみのめぐみや、留学生のルリアに囲まれて、それなりに楽しい学園生活を送っていた。
そんな折、学園の生徒会長であり、神楽崎一族を束ねている宗主の加門緋美子に、毎年春先に発生する猟奇事件の調査の依頼を受けてから、主人公の周囲で、不思議な現象が起こりはじめた。

感想:
意外と深く掘り下げられている、読み応えのある和風の伝奇ストーリーです。
私はあまりそういう知識はないですが、興味はあるほうなので、引きつけられてしまいました。かなり面白いです。
登場人物も豊富で、進め方によってストーリーも変化します。
背景がとても丁寧です。まるで写真のようですが、キャラクターの立ち絵が不自然に浮くこともなく、素晴らしい出来です。
ロリなのが残念ではありますが、登場人物も多く、意外なコスチュームも楽しめたりと、これも満足のいく出来だと思います。
ただ難点なのは、文章のスキップや巻き戻しがないことです。話が長いので、結構辛いです。それと、ゲーム中にロードすることも出来ません。一旦タイトルに戻って、続きから始めないといけないのも、問題でした。
「てんしのはしご」に同梱する際に、システム面に修正を加えたもの、もしくは修正プログラムも、同梱して欲しかったですね。
欠点もありますが、それを補って余りある魅力を持つゲームです。これはオススメ!




タイトル ソフトハウス ジャンル
刃鳴散らす ニトロプラス ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ B+ B+ B A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
21世紀初頭・東京。
前大戦以来、南北を他国に占領され続けている日本帝国において、その名は首都としてではなく、最悪の無法都市として知られている。
折しも世界はテロリズムの大流行の渦中。
そんな時代にあってなお特筆すべき東京に、しかし銃声は響かない。爆音が轟くこともない。
聴こえるものは剣撃の音。無数の刃鳴。
旧帝都東京府は警察力を火器規制という一点に注いだがため、それらによるテロの悪夢は免れていたが、代わって鋼の刃による闘争が白昼横行するという奇怪な魔境となっていた。
市民は怯え、兇徒は襲い、武人は戦う。
これは、そんな荒廃の都市で数多綴られた、小さな戦記録の一つ。
剣狂者・武田赤音と、彼に斬られた想い人の仇討を遂げんとする復讐鬼にして魔剣「昼の月」の使い手・伊烏義阿との、相克の物語である。

感想:
ストーリーは短めですがとても面白いですよ。
でもルートは1つのみで、ほかはオマケと呼べるほどもないです。多少の別ルートはほしかった。
本格的な剣術の理屈を調べた上でのCGで、血しぶきなどもリアルに描かれ、場面を盛り上げる仕上がりになってます。
「争剋」という曲がお気に入り。やはり浪漫調の曲が多く、作品に良く似合ってますね。
Hシーンは期待してはいけません。システムはすばらしく使いやすかったです。
選択肢はほとんどなく、まるで小説を読んでいるような感じ。ボリュームはほとんどないので、ちょっとした剣客アニメと思ったほうが無難でしょう。




タイトル ソフトハウス ジャンル
はぴくり!! RondBell feat.戯画 ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B A- B B+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
両親が音楽家で、大学受験を目前に控えた主人公「小澤悠二(おざわゆうじ)」。
十二月のある日、先生「神崎縁(かんざきゆかり)」に呼び出された悠二は、一年生の指導を任されることになった。

やけに気位の高い少女「菅原瑞夏(すがわらみずか)」
瑞夏を「お姉様」と呼ぶ「五条さゆり(ごじょうさゆり)」
授業をサボってばかりいる「南智広(みなみちひろ)」
舌足らずの小柄な子「猫屋敷美依子(ねこやしきみいこ)」

平穏な学園生活を送っていた悠二だが、後輩の指導を任されたことで気楽な生活は一変する。
四人の後輩たちを不慣れな指導で教育していこうとする悠二。
そんな彼に反発し、ときには頼ってくる後輩たち。
教えていくことの難しさを学びつつ、悠二はヒロインたちと少しずつ心を通わせていく。
冬の学園を舞台とした、ちょっぴりハートフルな学園ラブコメディ。

感想:
あまりにストーリーが短いです。キャラの個性を引き出しきれないまま、あっさりとストーリが終わってしまいます。
心理描写もそこまで深くなく、コミカルで可愛いだけの絵が一番目立ってる感じ。
Hシーンの数は意外と多いけれど、見せ方はイマイチですな。
システムは一通り使いやすくそろっております。
キャラ設定、ストーリー背景は良いんだけど、活かしきれてません。
全体的にストーリーが短いのがイタい。感情移入する間もありません。




タイトル ソフトハウス ジャンル
はぴねす! ういんどみる ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ A S A A+ S Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
ラッキーとアンラッキー
ハッピーとアンハッピー
そいつはダイスの目次第でどんな風に転ぶかわからない訳で・・・
バレンタインを翌日にひかえた2月13日。
悪友、渡良瀬準の電話を取っちまった日にゃ、こりゃ絶対後者だなって思ってた。
でも、瑞穂坂学園魔法科が誇る天才少女、神坂春姫がそいつをひっくり返す。
思えばこれが全ての始まりだった・・・
なぞの魔法科校舎崩壊事件によって、彼女が同じクラスに編入されてからは、ただでさえ騒がしい毎日が更にエスカレート。
春姫に対抗意識バリバリの「歩く災害スプリンクラー」、柊杏璃。
奇想天外な行動で俺を困らせる・・・もとい驚かせる、高峰小雪先輩。
そして、しっかり者だがボケてるのかよくわからない俺の妹、小日向すもも。
いきなり華やいだ学園生活にロマンスの予感!?
と思いきや・・・蓋を開けてみれば怒涛のごときハプニングの連続。
ああ、右も左も見失い、どちらへ転ぶ俺の未来!!
感想:
完成度の高い良作です。
ただ、ヒロインの個別ルートに入ってから、短い間でHに至るのが、ストーリーのクオリティが高かった分、不自然な感じが。
主人公はやはりいまいち活躍しません。これも世相を反映してるからでしょうか。(ぇ
ラストは意外と単調に終わってしまいます。盛り上げてほしかったなあ。
キャラの攻略に順番があり、最後にTRUEエンドがあるんですが、これがまたつまらない。なので評価はAどまり。
CGはとてもきれいで、魔法の演出、ムービーの軽さ、キャラの立ち絵、HCGの差分の数、全てにおいて手抜かりなし。
BGMも、シーンに良く合っており、数も結構ありました。
今回のお気に入りは「崩れぬ均衡」「熱き魔法」。カッコイイですヨえぇ。
システムも、細かに設定でき、プログラム最小化時にタスクのタイトルを「メモ帳」に偽装できるコマンドは笑えました。
ストーリーの詰めの甘さがなければ、殿堂入りしたかも。
まあでも、十分にオススメできる作品です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
はぴねす!りらっくす ういんどみる ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A B+ A A A+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

感想:
これぞファンディスク。
コンテンツは、7人のヒロインとのラブラブエピソードと、麻雀ゲーム。
気恥ずかしすぎです。思わずスキップで飛ばしちゃいました。(意味ねぇ
2人打ち麻雀ストーリーもなかなか凝ってて良かったですね。敵はなかなか手ごわいですが。
繰り返しプレイで積み込みレベルもあがるので、後半はだいぶラクになります。
オイラは混一色が好きなんですよねー。
四人打ちモードもあるんですが、ただキャラを選べるだけで、ストーリーとか必殺技が使えるわけでもなく、地味すぎでした。
あと、オマケキャラのCGも欲しかったなあ。それでも、ファンディスクとは思えない数の多さです。
先生や母親、さらにはオカ○までも手にかける鬼畜ぶりに脱帽。
絵が可愛らしい絵なので、あまり気にはなりませんがね。
細やかな設定ができるのはいいですねー。多すぎて何やら良く分かりませんが。
気軽に楽しめる作品でした!




タイトル ソフトハウス ジャンル
ハピメア パープルソフトウェア ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ A A B+ A A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
―明晰夢― 夢の中で「これは夢だ」と気づいてしまう夢のこと。
内藤透はある事故を境に、夢の全てを明晰夢として見るようになってしまった。
本来睡眠はゆっくり休むためのもの。しかし彼は寝ても覚めても休めなくなってしまう。彼が休めるのは、疲れ果てて倒れた時だけ。
そんな彼を支える幼なじみの咲は、透のことを「兄さん」と呼び、科学部の先輩・弥生は不器用な透の生き方を面白がり、駅前で歌う景子は透のことを変な先輩だと言う。
そして透は今日も夢を見る。けれど、それは今までの夢とは違うものだった。
「舞亜……? どうして、お前が夢に……?」
明晰夢を見るようになってから、1度だって夢に出て来なかった女の子。
舞亜が再び彼の前に現れた。それは透にとって最悪の悪夢のカタチ。
けれど現れたのは舞亜だけではない。
「悪い夢は、ここで終わらせないとね」
そう言って夢の中で透を助けたのは、有栖と名乗る女の子だった。
夢の中を渡り歩いて、透の夢にやってきたという有栖。
――この出会いは何の始まりなのか。悩む透に答えは見つからない。
そんな彼の耳元で、舞亜が囁く。
「これは甘くて幸せな悪い夢のお話」

感想:
現実をも変えてしまう壮大な胡蝶の夢物語。
シナリオは全5ルート+バッド+ノーマル+Trueエンド。
優しさも度が過ぎればただの自己中。作中で恵子の言う、「野良猫にエサはやっても自分では飼わない」とは言いえて妙ですね。
主人公の優柔不断さがかなりムカつきますが、これはキャラ作りが丁寧だからこその感情移入の結果だと強引に納得。
咲ルートが一番長いです。弥生→恵子→咲→の流れがいいかな?
CGは84枚+SD絵8枚+差分512枚。
BGMは30曲+唄4曲。不思議の国のアリスっぽい、幻想的な曲です。咲のテーマ曲「Strange Sister?」がお気に入り。鑑賞時音量調整○。
えちシーンは有栖・咲4、舞亜2、弥生・恵子1。咲が多いので満足。
システムは一通りで、各章頭でオートセーブ、クイックセーブ1つ、ログ内からシーンバック可、マウスジェスチャーや各種詳細設定用ツール有。
強制スキップがシフトキーなので変更しておくのをオススメ。
タイトル画面で放置してたら流れるコントが6種類あります。どれも面白い。
お気にキャラ・シナリオ共に蓮乃咲。文句なしですな。
ある程度の制限はあれど、夢だからとどうとでもなるというかした感じですが、不満を感じるほどではない決着のさせ方です。
公式サイトにある壁紙やツールなどのオマケ要素がたっぷりで、キャラの活き活きとした魅力は久々に感動もの。
オススメです!




タイトル ソフトハウス ジャンル
ハピメア Fragmentation Dream パープルソフトウェア ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ A A B+ A+ A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
―明晰夢― 夢の中で「これは夢だ」と気づいてしまう夢のこと。
内藤透はある事故を境に、夢のすべてを明晰夢として見るようになってしまった。
だがしかし、冬に起きたある事件をきっかけにその事故の残したものと向き合い、幸せな悪夢は終わりを告げた。
鳥海有子。
幼い日から病を患い、入退院を繰り返していた彼女だがついに病気も快復に向かい、休学していた学園に再び通い出すことになった。
同じ病人仲間、というわけではないが手助けを買って出た透に半ば強引に付きまとわれ、彼の幼なじみの咲、なにかと頼れる弥生、有子と元々友人であった景子と共に、徐々に学園生活にも慣れていく。
だがしかし、透にはどうしても振り切れない姿があった。
心を通わせ、しかし二度と出会うことの出来ない“彼女”。
それは納得したはずだった。
そして有子と“彼女”の姿を重ねることは、どちらに対しても不義理であることも分かっていた。
けれど彼は、何かに気づいてしまう。
「覚めない夢は無い、確かにそう言ったわ」
そこに現れる、最愛の悪夢のカタチ。
「――けれど、夢を見なくなることも無いもの。 ふふ、まさか気づいていなかった?」
「終わっていないのではないの、これは新しい夢。 無念と後悔と、振り切れなかった想いのカタチ。 ほんと、こんな夢ばかり見て、しょうがないんだから」
そして彼の耳元で舞亜は甘く囁いた。
「これは甘くて幸せな、終わりに向かう夢のお話」

感想:
舞亜、再び!
シナリオはノーマル、True、舞亜ルート2。
ショートストーリーを1つずつ読んでいく形で、主人公は相変わらずの優柔不断なのでイチャラブはあまりないという…。これ、ファンディスクじゃないのかよ!?
CGは69枚+SD絵10枚+差分591枚。
BGMは28曲+唄6曲。
えちシーンは咲5、有子・弥生・恵子・舞亜4、有栖2、3P2。
システムは一通りで、前作と同じUI。ただ、タイトルでのコントがなくなってキャラギャラリーが追加されてます。要りません(ぁ
でも公式サイトのオマケは相変わらず豪勢です。
一応は救いのあるというかイチャラブなシナリオも少しはあるので、プレイして損はないかと。




タイトル ソフトハウス ジャンル
PARADISE LOST light ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A B+ B+ B A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
かつては栄華を誇った大都市でありながら、旧文明の壊滅と共に世界から孤立した失楽園(パラダイス・ロスト)――“隔離街”。
そこには大戦の残滓ともいううべき瘴気が満ち、肉体を機械化したサイボーグや遺伝子操作のフリークスなど、汚染された大地を狂人魔人が跋扈する。
言うなれば修羅の箱庭……此処は、世界で最も地獄が近い魔都である。
暴悪の都・隔離街において、なお “デスサイズ” の異名で畏れられる主人公・ライル。
それまで自身と街の在り方に一片の疑問すら持っていなかった彼はしかし、街の最下層であるM区画で出逢った謎の少女・リルと接するうちに徐々にだが変わっていく。

精神に潜み、肉体の所有権を懸けて長らく争ってきた悪魔との鬩ぎ合い――
突如その身に顕現した、総てを腐らせるメギドの炎――
そして、“天使” という存在に対する懐旧と殺意の念――
総ては、罪(シン)の導くままに――。

街の外……ツォアルを目指してリルと共に旅立つライルは、“予言”の名の許に隔離街を混乱に陥れる “外世界” の勢力と刃を交えることになる。
失われた記憶。失いたくない存在。
アダムが犯した原罪(オリジナル・シン)の継承者たちは、アダム・カドモンに至るため、永遠のツォアルを目指す。
はたして魔都の空に開くのは、天国の門か地獄の釜か。
失われた楽園には、今日も贖罪の黒い雨が降り続ける。

感想:
レスト・イン・ピース。渋すぎる。
ストーリーは基本一本道で、後半にライルとノウの二人の視点に分かれます。
EDが3人のヒロインに2種類ずつあり、エキストラシナリオもあるので意外と長作。
でも、もう少しストーリーの掘り下げが欲しかったかな。
疑問点がいろいろとあり、明瞭な説明もなく進みます。
ネットゲーム「クロスゲート」の使い魔の、雪だるま4種の名前も出てきて、個人的に面白い発見がありましたw
CGは84枚。2004年発売当初と同じCGなのでちょっとがっかり。
BGMは「Fallen Angel」がシビレるほどかっこいい!
えちは淡白。11シーン。
システムは一通りそろってます。既読スキップの判定がやや辛め。
とにかく、ノベルとして楽しめました。雰囲気を楽しむものですねこれは。
萩原さんの「バスタード」読んでたから少しは解るが、旧約聖書に興味なかったら厳しいかも。
人を選びますね、これは。




タイトル ソフトハウス ジャンル
ハルカナソラ Sphere  
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B A B B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

感想:
結局、委員長は主役ではない。南無。(ゎ
ファンディスクというよりアペンドな感じ。
シナリオは一本道でかつ短め。でもCGに手抜きはなく、表情に富んでいるので十分面白いですよ。
えちシーンは委員長が2回、他3回。ここにも差別が。(ぇ
終了などのシステム音がいちいち音声再生なのはカンベンしてほしかったかな。
オマケの壁紙は興味ないけど、WEBコンテンツが楽しめました。
この暴走気味な委員長がやっぱりイイですね。穹は正直、イラっとくるんです。
ヨスガノソラを先にやることをオススメします。




タイトル ソフトハウス ジャンル
遥かに仰ぎ、麗しの PULLTOP ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
S- S A- B A- A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
大学を卒業して教員免許を取ったものの、教鞭をとる就職先が決まっていなかった主人公、滝沢司(たきざわつかさ)に、上流階級の息女―お嬢様のみが通うことで音に聞こえた、『凰華女学院(おうかじょがくいん)』から誘いが来る。
一も二も無く、その誘いに飛びついた司だったが、指定された学院の所在地は、案内状に書かれた『自然に囲まれ風光明媚な』という言葉に偽りこそないものの、周囲に民家の一軒すら見当たらない半島の果てだった。日に数本しか通らないようなバス停で降り、半信半疑のまま歩き続けること数十分。突然視界が開け、何とも時代錯誤な西洋風の広大なお屋敷が姿を現す。その建物に負けず劣らず、大袈裟な装飾を施された門の柱には、そこが目指す場所であることを証明するかのように、『凰華女学院』の文字が刻まれていた。
やがて知らされる、真実の数々。
――ここは学院の『分校』として運営されていること。
――やんごとなき方々のお家事情などにより、一般社会から隔離された少女たちのみが在籍していること。
何もかもが初耳な話ばかりだったが、全ては後の祭り。こうして、世間から忘れ去られたような僻地に建つ女学院を舞台に、一風変わったお嬢様たちのお相手を務める、司の教師生活が幕を開けた。

感想:
涙腺崩壊しまつた。通称「かにしの」。
結構長いけれど飽きのこないストーリー、魅力的なキャラたちがとても秀逸。
ただ、本校ルートと分校ルートの主人公の性格に違和感があるのが残念。
本校ルートのみやびルートが、主人公もキャラもストーリーも一番かな。
ルートによっては、説明不足というかあっさりすぎるというか、物足りなく思えたりもしますがハッピーエンドなので許す。(笑
リーダをはじめ、他のキャラのエンドも欲しかったな・・・。
わかりやすい展開なのに、途中途中で何度泣いたことか。
CGはコミカルなものもあって、ストーリーを盛り上げてくれます。が、ストーリーの長さの割には少なめ。それに応じてエロCGも少なく、回数が多くても使いまわしのため若干興ざめです。
シナリオ:本校>分校 エロ:本校<分校 な感じ。
お気に入りは「風祭みやび」。ストーリーもですが、開眼した彼女は素晴らしいです。
オマケ扱いのリーダもセットだし、最高でしょう。(何
やって損はないですよ。




タイトル ソフトハウス ジャンル
春恋*乙女 BaseSon ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
S S- S B+ A A Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
主人公、早坂章仁はこの春から共学になった由緒あるお嬢様学校「聖フランチェスカ学園」に通うことになった。
しかし共学とはいっても、クラスに男子は章仁ひとり!
周りを見渡しても、クラスにいるのは女のコ女のコ女のコ――しかもお嬢様ばかりなのだ!
ドキッ、これはまるでハーレム状態!?
・・・かどうかは定かではないが、この乙女の園で、章仁の新たな学園生活が始まる。
恋と友情やその他諸々に翻弄される、甘酸っぱい青春の始まり。
なんと言っても周りは女の子だらけ。恋を謳歌せずに日々を過ごせるはずもない!
トキメキいっぱい恋いっぱい。
お嬢様に囲まれたこの場所で、あなたの新しい学園生活がスタートします。

感想:
あーこれぞ青春だなー、な作品。
恋する気持ち、そして葛藤が丁寧に描かれています。
ただ細かすぎて読み飛ばしたくなる所も。ガマンが足りないだけか。(ぅ
CGはとても美麗で、かつデフォルメされたコミカルなキャラ絵もあり、楽しめました。
BGMは、お嬢様学園なだけあって、物静かできれいな旋律。作品によく似合っています。
お気に入りは、「ほのぼの幼なじみ(結衣佳)」と「今、君に向けて」。
使いやすいシステムもそろっており、楽しくプレイできました。
サブキャラもみな生き生きしていて、どっしりとしたストーリーの厚みはなかなかのもの。
オススメですよ。




タイトル ソフトハウス ジャンル
はるのあしおと minori ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ S- A B B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
東京の大学を卒業するも教員試験に落ち、その上好きな女性に告白できないまま振られてしまった青年・桜乃樹。
そんな現実から逃れるように、故郷の芽吹野町へ戻った彼を待っていたのは、急病で倒れた伯父が教頭を勤める女学園での臨時教師という生活だった―。
「はるのあしおと」は、ひょんなことから代用教師となった彼が、従兄妹の桜乃悠や、教え子である楓ゆづき、藤倉和と出会うことから始まる、学園恋愛成長物語です。 手探りで始めた教師生活の中、やはり手探りで進めてゆくしかない毎日。必死に過ごすその日々の中で、彼は大切な何かを見つけることができるのでしょうか?
それは、小さな町の、小さな学園で起こる、ちょっと素敵な、そしてちょっとほろ苦い、青春物語。

感想:
地味に痛い物語。
ちょっと主人公がヘタレなのと、話の展開が飛び飛びで進むのが気になるところです。
でもラストはちゃんと締めてくれる、成長物語。
心理描写に力が入っており、読み応えがありました。
ヒロインたちはかなりロリっぽいので、あまりエロスは感じません。
「ゆづき」が回数が一番多く、「智夏」が1回のみ。オマケ扱いとはいえ納得がいかない!(笑
これだけだとA-評価なんですが、エンドに流れるムービーが素晴らしい。
ちょっとしたアフターストーリーを盛り込んでおり、感動もひとしお。良い演出です。
BGMはノスタルジックなものが多いです。
バックログ中に、シーンCGも表示される仕様になってます。
ただ、CG閲覧画面のサムネイルが見にくいのはマイナス。
お気に入りのストーリーは「ゆづき」。
自分に自信なぞ持てず、傷つくことを恐れて他者との交わりに積極的になれず、そのくせ寂しがりやで。
立ち止まるどころか逃げ続けていることを、再認識させられ、個人的にかなり痛いところをつかれましたね。
お気に入りのキャラは「楠木あおい」。いい姐さんです。攻略できないのがほんと残念・・・。
ロリキャラであることを除けば、十分満足のいく作品です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
パルフェ 戯画 ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A+ A B A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
― 来店されるお客様には、現実の世界から離れて、ひとときの安らぎを…
中世ヨーロッパの街並みを再現した大型ショッピングモール・「ブリックモール」。
なぜかそこで真向かいに鉢合わせた、同じコンセプトの欧風アンティーク喫茶。
「キュリオ3号店」と、「ファミーユ」・・・。
圧倒的な人気を誇るキュリオを真向かいに、奮闘を余儀なくされる主人公。
その前に店の制服を着込んだバイト志望の少女、由飛が突然現れる。
彼女の笑顔と心惹きつけられる歌声に、主人公は、なんとなく、なんとかなりそうな気がしてしまう・・・。

感想:
OP、キャラの個別ルートは良い出来だす。ただ展開がやや強引すぎる感があるかな。
期間の長さの割には、イベントの数は少なく、何日も一気に飛んだりして、クリスマスイヴに無理やり合わせた感じです。
ピアノ調の曲はとてもきれいで、いいBGMです。
細かな設定が出来て使いやすかったです。これでオートスキップがあれば楽だったかな。
マップ移動の場所も少なく、キャラ絵も表示されているので、気軽にストーリーを楽しめるようになっています。
ストーリーの進み方には不満な点もありますが、キャラの強い個性がそれらをごまかしてくれてます。
アナザーディスクとかファンディスクを希望!(笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
はるまで、くるる。 すみっこソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A- B A+ A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
ハーレムから始まる恋模様 !?
とある事情。
とはいっても、それがどういう事情によるものなのかは、俺にも説明不可能なんだけど……。
とにかく俺は4人の女の子たちと、人里離れた場所で長い春休みを過ごすことになってしまった。
どれだけ人里離れているかというと、まずコンビニなんかは当然ない。
携帯だってないし、やけに性能のいいノートパソコンは山のようにあるけど、ネット環境はない。
そこにあるのは、温泉宿みたいな大きな寮舎と、廃校寸前っぽい校舎。
休み中の田んぼと、実った冬野菜が並ぶ畑。遠くに見えるのは雪を頂いた青い山脈と、綺麗に澄んだ海。
……そして、空の果てまで続く、見たことのないほど高い用途不明の煙突。

ファンタジックな出来事も、SFちっくな出来事も、ミステリーみたいな出来事もなく、
それなりに色々ありながらも俺は、4人の女の子と平穏な毎日を過ごしていたつもりだったが、それは大きな間違いだった。
女の子のひとり、無茶なことをしがちな静夏が、唐突に言ったのだ。
「ここをこの男のハーレムにするわ!」
ハーレムって言ったら、あの……その……。 ええええっ!?
いったいハーレムが何を意味するのか、俺は服を脱ぎ始めた静夏に教えられることになって……。

感想:
いろいろと予想外すぎる展開。
2人のヒロインエンド後に一本道のTrueルートに続く流れ。
始めた当初はただのハーレムゲーかと思っていたらとんでもない展開に。いい意味で期待はずれ。その後も飽きのこない展開で、一気に読み進められました。
ただ、オープニングを終えてからはやや重い展開なので、合間やTrueエンド後のオマケなりにもう少しエロいハプニングなりイベントがあっても良かったような。
CGは71枚+SD絵14枚+差分423枚。可愛らしい絵柄。
BGMは19曲+唱2曲。鑑賞時音量調整×。
えちは静夏5、秋桜・冬音4、春海3、ハーレム7。
システムは一通り。窓サイズ自由可変、音量テスト○、クイックセーブ1つ、その他詳細にシステム設定可能、ディスクレス可。
お気にキャラは未木秋桜。見た目や言動は快活ながら、物語の真相に気づくなど頭脳明晰。かつ乙女チックなところもまた可愛くて良いですね。
すっきりとした終わり方、とは言い切れないですが、細かな点はスルーして一風変わった世界観を楽しんでほしい、そんな作品です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
Hello,good-bye Lump of Sugar ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A B A A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
『東武カイト』 は編入先の名門 天主堂学院での彼の名前。
日本合州国の青年士官である彼は、新しい任務先として守乃特別区の名門 天主堂学院に編入という形で潜入する。
任務内容は 「『東武カイト』として振舞え」。
中立地帯と呼ばれる守乃特別区。 歴史の大舞台となり、現代日本において最も注目を集める土地だ。
現地入りしたカイトは調査・把握もかねて町を一通り歩く。
最後に訪れたのは休戦協定の成された記念碑のある公園。
その一角の潜んだ場所に迷い込んだカイトが目にしたのは一面の花畑。
そこには園芸にいそしんでいた一人の少女がいた。
「はじめまして、こんにちわ。んと、時間的には、こんばんわ、かな。」
「私の名前は 『雪代メイ』 と言います、よろしくね」
「貴方のお名前は?」
屈託ない笑顔を向けて自分に名前を問う少女。
彼は何気なくごく自然に“真実”を口にする。
「東武……カイト。ここにいる間までは」
彼は気付かない。 このたった一言が、彼の数奇な運命を終わらせたことに。
彼の新たな人生が始まったことに。

感想:
詰め込みすぎ且つ消化不良。
舞台設定などはすごく良く出来ていると思いますが、キャラがイマイチ。
日常風景もやや簡略化しすぎというか、テンポが悪い。棗がいなかったら多分中止してましたね。
CGはSD絵も合わせて134枚。差分も多め。一枚一枚にタイトルがついていて、それを見るだけでも楽しいかも。
BGMは気合い入ってます。30+歌5曲。聴き応えのあるクオリティかと。
えちは4人とも3回ずつ。尺は長め。
システム自体は使いやすく細々と設定できて良いです。
が、フォントパッチを適用してもPCを再起動させると、ゲームを再起動しないとパッチが適用されないという不思議な現象。
あと、テキストスキップが結構シビア。似たような場面でもスキップされませんでした。
褒章もなかなかに面倒。ミニゲームは面白いですけどね。
お気にのキャラは「竜胆棗」。一途で素敵です。
シナリオは「雪代メイ」。心温まる優しいストーリーでした。
でも、やっぱり期待ハズレな感が拭えません。「タユタマ」のライターさんが結構好きだったのになあ。
惜しい作品の一言に尽きます。




タイトル ソフトハウス ジャンル
ハロー・レディ! 暁WORKS ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ A A+ B+ A S- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
天河ノーブル・スクール――
様々な社会問題が人類の行く手を遮る21世紀。
各地から素質ある若者を集め、輝ける未来を作る“ノーブル”として鍛え上げようという、選ばれた者たちの最先端エリート学園が『天河ノーブル・スクール』である。
そして、“スクール”の頂点として俊英たちを統べるのは“クラウン”と呼ばれる五人の美しい少女たち。
そんなある日、クラウンの筆頭・音無朔 (おとなし さく) は、テロリストの襲撃を受け窮地に陥る。
朔を救ったのは――――唐突な春の風にも似た男。
「そんな、六人目だなんて…… それも、男性が」
「成田真理だ。音無朔」
彼こそは転校生。
六人目のクラウンとしてスクールに招かれた、風雲児・成田真理(なりた しんり)だった。
しかし成田真理は、スクールの秩序に真っ向から異を唱える。
「私は、意志の名の下に為すべきを成し、この“小さな庭がくえん”に変化をもたらすだろう」
「――音無朔が命じます。 クラウンの名において、成田真理は見過ごしにできません」
スクールと、気高き少女たちの前に、出逢いという名の風が吹き始めていた――――――

感想:
菱吾攻略できないなんてひどい! と思っていたら追加作品出てるし。さもありなん(何
シナリオは全4ルート+バッドの菱吾のペルーシェマン・ショー。ペルーシェマンとは、過去作「&」から来ているようだ。説明くらいはほしかった。
攻略順序あり。謎が順に明かされていき、朔でTrueとなります。
CGは93枚+差分237枚。SD絵も可愛い。
BGMは30曲+唄3曲。なかなかにハードボイルドでいい感じ。鑑賞時音量調整○、プレーヤー機能○。
えちシーンはエル3、朔・空子・珠緒2。菱吾と美鳥はNewDivisionで!
システムは一通りで、クイックセーブ1つで内容は不明、音量テスト○、主人公の声有り、立ち絵モードやシナリオ選択モード、ヒント機能もあって面白い。
正直ありがちな展開ではあるが、それを補って余りあるキャラの魅力と、システム周りの良さでプレイしてて飽きが来なかったのがよかったですね。
是非ともNewDivisionで、菱吾ルートもやってほしい!
ちなみにNewDivisionは、菱吾と美鳥の2ルート一直線のみなので、ビジュアルブック要らない人はDL版をオススメ。





タイトル ソフトハウス ジャンル
パンドラのびっくり箱 ぱじゃまそふと ETC
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ A A A C C Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

感想:
ぱじゃまそふとさんの「パンドラの夢」のアクセサリー集です。
その中に、アナザーストーリーが入っていて、本編のその後のストーリーを楽しめます。あいかわらずHシーンは少ないですが。(笑
その他に、スクリーンセーバーやシステム音声、システムクロックや、どんじゃら、アクションゲームが入っているので、ファンの方にはオススメです。
ただ、メイン画面でどんじゃらやアクションを選択すると、プログラムが終了してしまい、かつハングってしまうのが困りものです…。(−−;
仕様書によると、どんじゃらやアクションは、スタートメニューから起動させてください、とのことなんですが、何でそんな面倒な仕様にしたんでしょうか…。(^^;
まあとにかく、「パンドラの夢」のファンの方じゃないと楽しめないので、ご注意を。(笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
パンドラの夢 ぱじゃまソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ S- S A B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
夏休みも終わりにさしかかる頃、主人公は、一週間の美術部の合宿に参加していた。
先輩、幼なじみ、後輩、そしてメイドロボのスウ。5人で過ごす、楽しい日々。
やりたい事をやって寝たいときに寝て。
ずっと毎日が楽しかった。ずっとこんな毎日が続けばいいと思ってた。
たぶんみんなが思ってた。
だがそれも、始業式前日、8月31日には終わりを迎える。
ところが、その終わりの日の夜、大地震が起きた。
そして気づくと、主人公たちは、不思議な感覚に襲われる。既視観、である。いや、主人公だけは、以前から夢の中で、既視観に捕われていた。
そして繰り返される一週間。いや、何かが、少しずつ変わっていた・・・。

感想:
とても読み応えのある、ループアドベンチャーでした。
ただ、最後は長すぎました・・・。興ざめしてしまうくらいの長さは、止めた方がいいと思いますね。それに、EDが短すぎます。主人公の希望と、少し先のストーリーが見たかったです。
CGは、とてもきれいでした。Hシーンは、少なめですので、評価は低いです。(笑
BGMは、素晴らしい出来です。特に、「玩具箱の未来」「鳥のように抱いて」の2曲は、胸にぐっと来る、作品に良く合った曲です。是非聴いてもらいたいですね。
そして、クラシックの曲も見事にアレンジされていて、ゲームのサントラモードでしか聴けないのが悔しいくらいです。(^^;
システムも使いやすく、特に、VENUS(ヴィーナス)という斬新な視覚的効果を生み出すシステムが搭載されています。
Visual(視覚的)Effective(効果のある)Novelty(斬新な)Unite(合体させる)System(手法)の略だそうです。(英語わかんないよ(汗)
友人も、これに魅せられて、プレイ続行したそうです。(笑
初回版には、キーホルダーとかリングが同梱されていましたが、こんなもん恥ずかしくてつけられるか!(^^;堂々と付けられるようになった日には、友人の目がとっても痛そうでイヤだわ・・・。(汗
まあ、作品自体はかなりの秀作です。オススメ!(^^




タイトル ソフトハウス ジャンル
ピアノの森の満開の下 ぱじゃまソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A- B A- A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
櫻乃の命はあと、一週間。
布団の上でただ死を待たせるより、妹になにかしてやりたかった。
少しでもいい、人生を楽しいものに彩ってから終わらせてやりたかった。
だから、僕らは旅に出た。
二人きりの旅に――
運命に導かれるように手に入れた切符(チケット)。
それを手に。SLに乗ってたどり着いた先は、不思議な診療所(サナトリウム)。
診療所(サナトリウム)の住人、木花さんと共に僕と櫻乃は残りの貴重な日々を過ごすことになる。
一日ごとに近づく死。
僕は、櫻乃の残りの人生の為、なにをしてあげられるのだろうか。
僕たちの――最後の一週間が始まる。

感想:
ちょっとしたミステリーもの。
ストーリー自体は短いですが、よく出来てるのではないかと。
ただラストがちょっとインパクトに欠けるかな。
Trueルートでは死を目前にした人間の最期のあがきを見せてくれたけど、尻すぼみに終わったのが残念です。
CGはとてもきれいですが、数はかなり少なめ。
BGMはピアノ調の物悲しい旋律で、作風に良く似合ってます。
Hは1人3回ですが、2人しかいないので少なめ。絵や描写もそこまでエロくないです。
システムも簡素で分かりやすく、攻略ルートは3つしかないので、ラクにクリアできるでしょう。
あっさり風味で物足りないですが、悪くないかと。




タイトル ソフトハウス ジャンル
B -蒼き背徳- tetra ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B B B B A Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

感想:
物語は「ミスティーブルー」という一つのキーワードを軸に進行していきます。そして、選択肢によって4つのストーリーを体験することになります。
物語によって「ミスティーブルー」は、「人間の感覚や感情を消すもの」、「性欲を異常に高め狂わせる媚薬」、「テロ組織のコードネーム」、「口紅の名前」というふうに変化していきます。
けれど、題名と内容がいまいち合致していないような気がしました。所々は面白かったですが、全体的に見るといまいちです。(^^;




タイトル ソフトハウス ジャンル
ひこうき雲の向こう側 FLAT ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A+ A B+ A+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
私の名前は美汐瑛莉(みしお えいり)。
成績・運動神経・スタイル共に抜群の完璧なる美少女。
世の中の大抵のことなら知っているけど、
――まだ、恋 は知らない。
そんな私が最近 興味津々なのが、クラスメイトの広崎くん。
ユーモアのセンスがあって面白い奴なんだけど、彼にはちょっと耳を疑うような逸話があって――
なんと彼、佐藤さんの告白を蹴ったらしいのよ。
佐藤さん っていうのは“嫁にしたい女子ランキング”1位の学園ナンバーワン美少女。
容姿もさることながら性格の良さが評判で、男女問わず凄く人気のある子なのね。
そんな彼女を、ヤりたい盛りの男子がフっちゃう理由って何だと思う?
彼女もち? 不能? もしかしてホモ? 調べてみたんだけど、どれも違うみたい。
あんな可愛い子を振るなんて、彼はいったい何を考えてるの?
……匂うわね。“ワケあり”な匂いがプンプンするわ。
「さあ、おいでなさい。私の僕たち! 我ら天体観測部――もとい“恋愛観測部”の活動開始よ!」

感想:
佐藤さんまじ天使。
シナリオは全4ルート+バッド2つ。綾ルートはオマケぽい。
サブも含めてどのキャラも魅力的で、シナリオを上手く盛り上げてくれてます。
CGは107枚+差分1101枚。簡素な絵柄ながら差分が多い。
BGMは20曲+唄2曲。軽やかな青春ものといった感じ。タイトルの「止まない雨はないから」オススメ。鑑賞時音量調整×、プレーヤー機能○。
えちシーンは瑛莉・いろは・美奈4つ、綾・佐藤1つ。ちゃんとツボを押さえていてグッド。
システムは一通りで、クイックと通常セーブは同じデータ扱い。音量テスト×。
とにもかくにも美汐がいてこその物語。エンディングも長いしね。
ほんわかできる良い作品でした。オススメ!





タイトル ソフトハウス ジャンル
白光のヴァルーシア ライアーソフト ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- B+ A- B- A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
遙かな異境の果て。青空と星空の下に在る砂漠都市──
そこは、アデプトと呼ばれる屈強な若者以外は外に出ることを許されない、広大な砂漠の中央に位置する巨大都市。1000年の長きに渡り、ドーム状の“大天蓋”で空を多い隠してきた、しかし現在では青空と星空とに見守られる都市・ヴァルーシア。
尊き血統を受け継ぐひとりの太守の決断により“大天蓋”は開放され、遠き世界の果ての“壁”を超えて訪れる列強の文明国家国と交流を持ったことで、さまざまな人種と、機関と呼ばれる進歩的機械技術の流入が急速に行われ始めてから、数年の後のこと。
都市は姿を変えつつあった。“大天蓋”に守られながら、外を恐れて暮らしてきたはずの民は、列強からの異邦人や、大陸の北部および東部から訪れる異業種たちと交わりながら、1000年の慣習の揺らぎと歪みを感じ──
過去よりの伝統によってアデプトとなり、秘宝と危険に充ちた都市外の遺跡迷宮を探索する若者たちは、1000年の歴史を以て自分たちを管理してきたギルドが解体され、列強の一国たる“帝国”の息がかかった碩学協会による新たな管理の下、曲刀を振りかざして遺跡迷宮にはびこる妖物“ホラー”と戦い──
列強の人々がもたらした発展的技術たる“機関”はヴァルーシアの隅々にはびこり、機関工場や機関塔なるものが建造され続け、今日も青空へと機関排煙が噴き上げられるさまは、何処の移動ハレムからも眺めることができた。豊かさと繁栄とを約束する“機関”を、太守と都市の人々は受け入れたが、しかし──
原因は定かではない。ただ時期が重なっただけかも知れない。
けれど、けれど。この半年というもの、本来であれば迷宮にしか顕れないはずの“ホラー”が都市に出現するという事件が頻出していた。巨大な、かつての“大天蓋”にも届きそうなほどの巨躯を備えた、超大な“ホラー”が──
人々は“大天蓋”を開放したことにより訪れた異邦人たちに戸惑いながら、“機関”のもたらす大いなる繁栄に喜びながら、巨大なる“ホラー”への恐怖に怯えていた。そして、巨大なるその妖物を一夜のうちに打ち砕きながらも、正体を明かさずに暗闇へと消えていく巨像に対しても、同じく。
太守もまた、同じく。列強のひとつたる“帝国”の姫を宮殿へと招き入れるものの、彼は、何よりも誰よりも、都市の変化と“ホラー”への恐怖に怯えていた。
そして、或る星空の夜に。
ひとりの少年が輝くものを目にして、ひとりの青年が愛するものを知って、ひとりの娘が星空の意味に触れ、ひとりの刺客が後悔の涙を流して。
やがて、ひとりの歌姫が、旋律と共に物語の旋律を紡ぎ出す──

感想:
主人公?誰それ。(ぇ
キャラそれぞれのシナリオが交互に進んでいくけど、絡み合うほどではないです。
メインであるはずの少年少女の存在感の薄さはもう笑うしかないほど。
他キャラが完全にこの二人を食っちゃってます。
あと、抽象的な描写がまあこれでもかというくらいの濃さ。いやこれが魅力なのでしょうけど。
インガノックくらいで丁度良かったんですけどねー。
CGは前作と変わらず独特な絵。好みが分かれるところかな。
えちシーン?そういえばこのゲーム、一応18禁だったねアハハっていうくらい少ないです。
BGMがまた素晴らしい。中東の雰囲気が良い感じに演出されています。特にOP曲が良い!
お気に入りはレオとリザのコンビ。いろんな意味で最強です。
結局、内容のわかりにくい作品ですね。一見様お断り、みたいな。
クトゥルフ神話が関わっていそうですが、あいにくそちらの知識は皆無でして。
細かいことを気にせず雰囲気を楽しめる人でないと苦痛でしょう。(笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
羊たちの憂鬱 Fairy tale ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B B B B A Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
主人公と夏来は幼馴染みだが夏来には病的なまでにサディスティックな所があり、夏来から性的虐待を受ける日々を送っていた。
夏来を拒絶したいと願っているが、彼女が唯一心を開くのは幼馴染である主人公だけ。時折、子供の頃の素直な部分を覗かせるそんな彼女を裕人は拒めずにいた。
そんな中、主人公はクラスメイトの由美を気にかけ始める。だが、夏来からの一方的な関係からか、自分から女の子に声をかけ告白することに強い抵抗を感じており、むろんこの事は夏来には相談することもできない。
やがて、ふとしたことがきっかけでつきあい始める二人。だが、そんな二人を見た夏来の精神にある変化が・・・。
主人公は、壊れていく夏来を見て見ぬ振りをして今の由美との幸せな関係を続けるのか。それとも夏来を救うのか?

感想:
本気で奇妙なストーリーです。(笑 ストーリーの後半に届く、差出人不明のメールが目安となっているのですが、それがあまり深く意味をなしていないのが残念…。
CGは、美術部らしいデッサン風の描写で、簡素な印象です。
ですが、全体的に、ボリューム不足。内容も、やっててだんだん暗くなるので、テンション低いときにでもどうぞ。(笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
ひとなつの ハイクオソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A- B A A A-
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
3年の夏、須藤衛(すどう まさる)は鎌鞍学園への編入手続きを済ませた。
幼い頃に住み慣れたこの街は、離れてから4年半経つのに変わってはいない。
「マサルって、まだあの人のこと、HERO だなんて言ってるんだ」
団地仲間の同い年、幼なじみの有栖川巴梨(ありすがわ えり)、通称“ありす”が幼き頃の良き思い出を、しらけた口調で貶すのは、テニスで思うような結果が出ないからだ。
「相変わらず涙もろいし子どもっぽいのな。 いい加減大人になろうぜ、マサル」
同じ名前の腐れ縁、桃谷賢(ももたに まさる)、通称“モモ”は、同い年のくせに妙に大人びた声で、4cm上から見下ろすように言う。
そんな彼の興味は、当時の記憶よりももっぱら体育祭でのフォークダンスのお相手だ。
「HERO? ドラマか何かの? あ、今はセンセって呼んでね」
近所のお姉さんで音楽教師の小野寺海雪(おのでら みゆき)、通称“みゆき姉ちゃん”は、体育祭の副指揮を任されたことに有頂天で、思い出す気すらないようだ。
4年半。誰も変わってはいないはずなのに
どこか、何か、変わっている。
「まもなく体育祭です。 限りある日数、協力して最高の体育祭にしましょう」
人気No.1の校内放送番組でパーソナリティを務める志水亜子(しみず あこ)のそのフレーズが、あの頃を呼び起こさせる。
彼に教えてもらった海風が通る灯台で、幼い頃に何度か遊んだ友達の妹、通称“泣き虫小モモ”の桃谷千春(ももたに ちはる)が、左手の薬指を触りながらつぶやいた。
「HERO はいるのでしょうか?」
少し、くじけそうになっていた。
でも取り戻したい、ただそれだけを願って――――
この街には、HERO がいる。

感想:
この愛すべきバカな主人公を受け入れられるかどうか。オイラはダメでしたがね(ぇ
シナリオは全4ルート。ノスタルジックな雰囲気で、逆に若い世代には斬新かも。
選択肢は一風変わっていて、バスの立ち位置や電話を掛ける順などでシナリオ分岐していきます。
問題はシナリオで、メインであろうありすと小モモのラストが拍子抜け。まだ亜子のがタイトルに見合ったストーリーです。
海雪→ありす・小モモ→亜子をオススメ。
CGは106枚+差分641枚。主人公の目がないのが怖い。
BGM数はモードがないので不明。場面の雰囲気に合った曲ぞろいです。
えちシーンはありす7、小モモ6、亜子・海雪5。CG閲覧と一緒になってます。
システムは一通りで、音量テスト×、クイックセーブ1つ、セーブロード画面が1つなのでちょっと使いにくいかな。
お気にキャラ・シナリオともに志水亜子。一番人間くさい感じ。
主人公が全ての足を引っ張ってる感じがどうにも合わなかったのが残念かな。




タイトル ソフトハウス ジャンル
百花繚乱エリクシル AXL ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A A B+ A S- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
帝国の威信を一身に背負い、皇帝の耳目として地方領主を監督する権限を持つ“巡察使”。
それは領内の孤児を集めて皇帝が直接育成する施設で、特に優秀な成績を収めた者だけが就くことの出来る栄誉ある地位であった……建前上は。
法的には皇帝の代行として行政・徴税・裁判などを独自に行う権限を持つ巡察使は、帝国が安定するための屋台骨と言われていているが、残念ながらその現実は閑職である。
そして皇帝の威信があるとはいえ巡察使自身は貴族ではないため、政治力で圧迫されることも多い。

主人公である新米巡察使は、巡察使になって三年目。
直前の研修任務で、大貴族の不正蓄財をあっさりと証拠完備で発見して皇帝に報告したことにより、大貴族の恨みを買い地方に飛ばされてしまったのだ。
期待された任務を果たした途端に訪れた不幸に、本人は意気消沈したが、皇帝自身から「……すまん」と言われたことで、彼は“めざましい成果をあげて帝都に返り咲き、帝国を立て直す”という大望を胸に、最初の任地に赴く。
ところが、そこにいるのは人なつっこい村人たちと、ぼろぼろの城に住む気位の高いお姫様だった。
当初、税収を増やそうとしたり、隣国との密通を疑ったりする主人公だが、次第に村人たちの本当の暮らしと温かい心根に惹かれていく。
ただただ真面目に任務のために動く主人公の気持ちは伝わり、村人と打ち解けていくにつれ、自分のような孤児を生む帝国末端の現状を理解することになる。
そして主人公はこの村を立て直して村人たちを豊かにし、「今までの倍、税金が払えるようにしてやる!」という、村人たちが苦笑いするしかない目標のために奔走することになる。
村人たちも彼に協力して村おこしが成功していくにつれ、今度は“主人公を村に引き留める”という意志の下に一致団結し、領主の娘を始めとする村の美女たちが頑張ることに。

波瀾万丈の村おこしラブラブアドベンチャー、ここに開幕!

感想:
エリキシル=エリクサー。懐かしい響き。
シナリオは全5ルート+ノーマルエンド。安定した面白さです。
タイトルどおり、キャラ名に花の名前が使われているのがオシャレ。
マーガレットは気位が高いというより世間知らずなだけじゃないかな。主人公と共に成長していく様がいい味を出してます。
CGは89枚+SD絵36枚+差分186枚。
BGMは29曲+唄6曲。のどかな雰囲気です。ヒロインごとにED曲あり。鑑賞時音量調整○。
えちシーンはバジル6、カトレア4、マーガレット・アン・ジャスミン3。
システムは一通りで、クイックセーブ1つ、タイトルからロード可、音量テスト○、選択肢戻り、解説付き既読シーンスキップ機能、マウスジェスチャーと、操作性がいいですね。
お気にキャラはアン。どのキャラでも最後まで主人公の世話を焼く健気なキャラ。
シナリオはマーガレット。主人公と共に成長していく王道ストーリーがいいね。
主人公があまりに堅物で、最初は好きじゃなかったのが後半は好青年になるのがまた面白い。
のどかで幸せな世界観なので、まったりプレイできます。




タイトル ソフトハウス ジャンル
ひよこストライク! Ex-iT ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ B+ B A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
いつもの教室。 いつものつまらない授業。
ぼんやりと窓を眺めていると……突然、女の子が現れたんだ。
そう、二階の窓から!
二階の窓から飛び込んできた―― 後に“ウタカタ”と名乗る女の子は、その後も変わらずムチャクチャだった。
教卓に上ると服は脱ぎだすし、俺の鼻の穴に指を突っ込もうとするし、しまいには獣みたいな耳としっぽが出てくる始末だ。
頭が痛い。
……でも。少しばかり、わくわくする。
色あせていた目の前のせまい世界が、鮮やかに広がっていく。
――こうして、たった数日間の騒がしくも優しい物語が突然に始まったんだ。

感想:
ひよこが可愛すぎ。
シナリオは全9ルート。展開はやや強引ながら心理描写が丁寧で、ひよこの活躍が光る不思議な世界観を楽しめます。
主人公が言われた「自分に関心を持っていない」や、存在意義の描写はある意味「ONE」にも似ていて、胸に来るものがありました。
CGは94枚+差分355枚。若干パースが崩れてるところが…。
BGMは鑑賞モードなし。
えちシーンはちょこ・理々乃5、雛4、ウタカタ3、ぷーさん2。
システムは一通りで、窓サイズ自由可変、クイックセーブ1、ロード画面からロード×、音量テスト×。
お気にキャラは鏡ウタカタ。元気いっぱいで感情豊かです。
シナリオは特になし。
説明不足な点も多く、「ONE」ほどはのめり込めないのが残念。




タイトル ソフトハウス ジャンル
平グモちゃん−戦国下剋上物語− ライアーソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A+ B+ A B A- Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
時は戦国。 商業都市・堺。
前妻に逃げられてやる気をなくした行商人・久(きゅう)ちゃんは、日々を寝て過ごしていた。
行く末を心配する兄貴分の道(どう)さんと弟の長頼は、一計を案じ、名士の紹鴎さんの娘とのお見合いを設定する。
ふたりの顔を立ててお見合いの場へ臨む久ちゃん。
しかしそこにいた平グモちゃんに一目惚れし、晴れて結婚までこぎ着ける。
新しい生活が始まったものの、やる気を無くしていた期間が原因で商人としての信用はなくなっており、仕事が見つからない。
兄の困窮を見かねた長頼は、自分が臣従している三好長慶への仕官を勧める。
長慶に気に入られて侍になった久ちゃんは、はたして戦国時代を生きていけるのであろうか!?

感想:
クリアしたらwikiも見ろ!
シナリオはおおまかに6ルート。ちょっとした違いの個別エンドが多いです。
とにかく面白い。実在の戦国武将、松永久秀をモチーフに正史ルートも含めた歴史ADVです。
ヒロインたちとイチャイチャすることはあまりなく、あっさり殺したり殺されたりと殺伐さがまた程良い感じで、ご都合主義的な展開もないのが素晴らしいです。
エンドの条件が結構細かいので攻略法は事前に用意しましょう。
CGは全185枚。歴史年表と一緒になっていて探しにくいのが難点。
BGMは15曲+唄2曲。全部イイ! サントラゲットだぜ! 鑑賞時音量調整×。
えちは聚楽2、他5人とも1回のみ。これは大不満…。
システムは一通り。クイックセーブ、オートセーブ×。選択肢送り戻り有。
同じ文章でもエンドのルートが違うとスキップは無効など、若干操作が手間なところがあります。
お気にキャラはもちろん平グモちゃん。元ネタはもちろん…一応ヒミツw
とにかく、松永久秀を知らなかった私には衝撃的な出会い。是非とも大河ドラマにしてほしいくらい。
史実ネタもいろいろと散りばめられてるので、戦国ファンなら楽しんでくれるに違いない!




タイトル ソフトハウス ジャンル
貧は僕らの福の神 ボンボンカンパニー ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A- B+ A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
桃寿学園に転向してきた一人の美少女。
実は彼女は、貧乏の神様だった。近づく者全てに色々と金銭的不幸がもたらされ、彼女は孤立していく。
しかし、それにも負けない男がいた。 ――それが主人公・睦木大地だった。
経済的なダメージも大地には関係ない。 なにしろ、これ以上落ちようがないほどの貧乏人だったのだ。
しかも次から次へと襲いかかる貧乏への誘いも、大地にしてみれば大した問題ではなく軽々と突破していく。
彼女は元々は座敷わらしだったのだが、とあるきっかけで貧乏の神さまへと変じてしまったらしい。
その貧乏オーラを全て受け止め浄化してくれる人がいれば、彼女は元に戻れると言う。
実際に、大地が側に居るようになってからは、周囲では貧乏被害がほとんど起こらなくなっていた。
さらには、深く関わった女の子たちには貧乏のたたりの影響がいまだ残っていて、主人公はそれをも受け止めようと、女の子と一緒に暮らすことに……。
かくして、かつては和風旅館であったボロボロ学生寮「三春館」での、貧乏でも楽しい、美少女たちとの共同生活が始まった。

感想:
もう少し伝奇っぽい展開が欲しかったなー。
シナリオは全5ルート。たたりや神について、伝奇的要素に関してはざっくりと端折られていて、普通にイチャラブな展開です。
どれも大団円なエンドなのでまあいいのですが、なんとなく味気ないというかもったいないというか。千代子ルートで若干神が出てくるくらいかな。
ヒロインたちのキャラが活き活きしているので、日常シーンは楽しいです。
CGは75枚+SD絵16枚+差分302枚。ほんわかした絵柄が良いですね。
BGMは24曲+唄2曲。音量調整○、プレーヤー機能有。穏やかで朗らかな曲が多いです。「皆のいる風景」がいい感じ。
えちは薫5、吉乃・真奈美4、千代子3、彩1。妹はもういいから…。
システムは一通りで、クイックセーブ3つ、オートセーブ3つ、音量テスト×。
キャラ選択が1回あるだけでシナリオは一本道に進みます。
お気にキャラ・シナリオともに二宮薫。ちょっと世間知らずな天然キャラだがとても前向きで物怖じしないさっぱりした性格な、嫌味のない金髪お嬢様。背は低いけどナイスバディなのもまた良いね。
やって損はないですよ。




タイトル ソフトハウス ジャンル
Figurehead STRONGER ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A A+ B+ A B Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
銀河開拓から数世代。
辺境惑星の少年・ホワールは、街の外れに降り立った海賊船で不思議な少女・トゥインと出会う。
海賊船に捕らわれているに違いない。
そう早とちりしたホワールは、彼女を海賊船から連れ去る。
儚い逃避行の間に、少しだけ打ち解ける二人。
この娘を守りたい。
そう決意するホワール。彼が知り得るはずがなかった。
可憐な少女が、史上最強の戦艦ゼピュロスの機能中枢である事を。
やがて少年は、人間の自由と尊厳を賭けた苛烈な戦いへと巻き込まれていく――。

感想:
マルチシナリオ、マルチエンドのSFものです。
ストーリのテンポがよく、まるでシリーズのアニメもののように章仕立てでナレーションが入り、雰囲気を盛り上げてくれます。
ただ、メインヒロイン以外のエンドがただのオマケ扱いなのが不満ですね。
シーンの要所要所でCGムービーが流れるんですが、これの出来がまたすばらしい。
カッコいいBGMも多かったので、音楽鑑賞モードがないのが残念です。
Hシーンは、ヒロイン5人で2回以上、他にも数人ほど絡みあり。
スキップやリログ、セーブロードが使いにくく、動作が重かったのが残念です。
よく練られたストーリーで、多彩なキャラが大いに盛り上げてくれる作品です。
メインルートは全26話もあり、長すぎるなあと思いきや、テンポのよさで意外とそうでもなかったです。
メイン以外のキャラのエンドもきっちり作ってくれたらなあと、なんとも残念な気分です。
でも十分に楽しめました。




タイトル ソフトハウス ジャンル
Fairly Life HOOK ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A+ A B+ A A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
逆立ちしてたら見えない空。でも時折、目を背けたくなる。
主人公・高岡 晃範 (たかおか あきのり)は、そんな性格だった。
腐れ縁の山南 南 (やまなみ みなみ)と一緒に登校した朝、南の差し出す携帯電話から流れるニュースに耳を疑い、晃範は空を見上げていた。
一筋の白い帯を真っ直ぐ空に描いて、それは落ちてくる。
もうもうと上がる煙の向こうで、頭を抱えて縮こまる人工衛星の女の子・高岡 あさがお (たかおか あさがお)が――
本人は人工衛星で、晃範とは知り合いだと言うが到底信じられない。
南と晃範は、あさがおの言葉の真偽を確かめるべく話を聞くことになったが、その過程で晃範はある事実を知る。
本人としては忘れてしまいたい黒歴史。だがそれが、あさがおと晃範を結びつける確かな証拠だった。
あさがおの望みである“晃範の平和を守る”という行為を認めると、さらに次々とモノが女の子に……。
痛む胃を押さえつつ、晃範はやはり目を背けたくなった――。

感想:
ドタバタしてるのは約1名のみじゃん…(。。
前作の「Like Life」よりもストーリーは良く作りこまれています。
ただ、メインヒロインの「山南 南」がとにかくムカつきました。
ポジティブで憎めないキャラ、の範疇を超えてます。自由奔放と傍若無人は違う。
BGMは前作の方が好きかな。南のテーマ曲はノリがよくて好きかも。
Hシーンは1人4回と多め。サブキャラも2人ほど攻略できますが、前作より少ないのが残念。
システム面では、会話の吹き出しとかで出るエフェクト音がうるさくて煩わしいのが欠点。
章が変わるとスキップが解除されるのも残念な点です。
前作よりもパワーアップしたところもあればダウンしたところもあり、物足りない感はありますが、十分良作かと。
お気に入りは「未来」。どう見ても、初音ミk(ry シナリオは「あさがお」が良い感じ。
五味優ルートの南が一番ハラ立つので、先にやることをオススメ。(笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
Fate/Stay night TYPE-MOON ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
S S+ A B B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
舞台は海と山に囲まれた都市・冬木市。
何の変哲もないこの街に、少しずつ侵食する闇があった。
手にした者の願いを叶えるという聖杯。その聖杯を実現させる為、一つの儀式が行われようとしていた。
聖杯に選ばれた七人の魔術師(マスター)に、聖杯が選んだ七騎の使い魔(サーヴァント)を与える。
騎士 "セイバー"、槍兵 "ランサー"、弓兵 "アーチャー"、騎兵 "ライダー"、魔術師 "キャスター"、暗殺者 "アサシン"、狂戦士 "バーサーカー"。
マスターはこの七つの役割(クラス)を被った使い魔一人と契約し、自らが聖杯に相応しい事を証明しなければならない。
つまり。
マスターとなった者は他のマスターを消去して、自身こそ最強だと示さなければならないのだ。 杯を求める行いは、その全てが“聖杯戦争”と呼ばれる。
この地に起きる儀式は、その名に恥じない“殺し合い”といえるだろう。
幼い頃火災によって両親を失い、孤児になった主人公は魔術師を名乗る人物に引き取られる。
養父の反対をおしきって魔術を習う主人公だが、まったく才能がなく何年とかけて身についた魔術は一つだけだった。
その養父も今は亡く、主人公は半人前の魔術師として成長する。
そうして現在。
ふとしたきっかけからマスター同士の戦いに巻き込まれた主人公は、偶発的に七人のサーヴァントの一人、セイバーと契約する事になる。
望まぬままマスターの一人になった主人公は、聖杯を巡る戦いに身を投じる事になるのだが────

感想:
大きく3つのストーリーに分かれており、それぞれが、表層心理、深層心理などといった、主人公の心理を表している。(らしい(ぇ
ルートが少ないのが残念だが、一つ一つが丁寧に作られており、読んでいて夢中になり、徹夜をしてしまったくらいです。(笑
その圧倒的な長さは前作の月姫と負けず劣らずで、ヒロインの女性だけでなく男性キャラも、めちゃくちゃカッコイイです!
剣戟のシーンなどが随所に盛り込まれ、CGの完成度は飛躍的に向上してますね。
システムも可変設定で使いやすくなっています。
今作は、異様に死亡ルートが多いです。ですが、前作の同様、救済処置としてクリアへの道を示唆してくれるタイガー道場がありますので、クリアは問題ないでしょう。
とにかく、ストーリーが非常に魅力的で、他の追随を許さないほどの独創性を持っています。
その世界観、心理描写は、映画のような完成度と思えます。
何が何でもやりなさい。(笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
Fate/hollow ataraxia TYPE-MOON ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
S+ S+ S+ B+ B+ A Hard
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
聖杯戦争決着から半年後、いなくなったはずのサーヴァント達が再び現界していた。
矛盾した日々を『不思議と思わない』不可思議な現状。
繰り返す穏やかな日常と、進行していくもう一つの聖杯戦争。
再び運命の幕は上がる。それは約束の四日間。
その先にあるものは、虚無か平穏か。

感想:
ただのファンディスクとは思えないボリューム、完成度。
Fateのキャラそれぞれのエピソードも豊富で、まさにFateファンのために惜しみない力作と言える。文句なし!
マップの中を限られた日数内で何度も回り、フラグを立てていく形。
何度もリスタートする必要性があり、フラグも複雑なものがあるので、難易度も高くなってます。
その代わり、イベントの数、シナリオの多さ、オマケの充実、CGの数と質は、どれをとっても超ド級と言えるでしょう。
BGMも、シーンを盛り上げてくれる、聴き応えのあるものが多く、大満足。
繰り返しプレイですが、それを苦に感じさせないシステムで、とても楽でした。
オマケモードも、ただのオマケでなく、とても手ごたえのあるもので、楽しめました。




タイトル ソフトハウス ジャンル
FESTA!! Lass ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ S- A B B+ A- Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
父親の海外出張を機に生まれ故郷の『まほろば市』で独り暮らしをはじめることになった主人公『黒田孝弘(くろだたかひろ)』。
生まれ故郷といっても、幼いころに引っ越してしまった孝弘は、まほろば市についてはおぼろげな記憶しかなかった。
ほのかな懐かしさを抱きながらまほろば市へと着いた孝弘の目の前に、信じられないような光景が広がっていた!
街を二分するようにオレンジ色の点線が延々と続いていたのだ。
何かの冗談かと思う孝弘だったが、幼いころの孝弘が知らなかった因縁がこの街にはあったのだ。
幼いころには知らなかった事実によって、帰郷早々に陰鬱な気分にさせられてしまった孝弘。
そんな彼の目の前に、唐突に1人の少女が現れた。
「た〜くーーーーーーーんっ!!!」
遠い昔に呼ばれていたあだ名を叫び孝弘に抱きついてきた少女は、幼なじみの『早坂恋水(はやさかれみ)』だった。
子どものころと変わらない明るく無邪気な性格の恋水と出会ったことで、孝弘はようやく懐かしさと安心を得ることができたのだった。
再会を喜び合う2人は、その日にまほろば市に引越してきたという少女、『千神奈々子(ちかみななこ)』と出会う。
奇妙な街に困惑する彼女の気分を和らげようと、明るく振舞う孝弘と恋水に心を開く奈々子。
意気投合した3人は学園でも仲良くしていくことを約束するのだが……。
転校初日。
まほろば市を貫くオレンジ色の境界線は、学園内も真っ二つに分断していることを孝弘は知ることになる。
学生たちも町ごとに分かれて犬猿の仲という状態で、引越した場所によってどちらかに加担しなくてはならず、孝弘は再び頭を抱えるのだった。
どうしても敵味方に分かれてしまう異常な町。奇妙な学園。次々に起こる境界線上での小競り合い。
新しい生活に慣れる時間も与えられぬまま、夏休み明けに予定される文化祭に向けて、学園はどんどんヒートアップしていく。
何故ならば、この文化祭の結果によっては学園内の勢力図も塗り変わってしまうからだ……。
そんなこんなで、ふたつの陣営の間で東奔西走させられることとなる孝弘。
まほろば市を舞台に、笑いあり、涙あり、戦いありのドタバタが巻き起こる。
今まさに少年少女の青春を燃え上がらせる『FESTA!!(祝祭)』が始まろうとしていた!

感想:
古代日本史やミリタリー、はては哲学にいたるまで、さまざまなマニアックな要素が盛り込まれており、面白かったです。
ストーリースティックといったシステムは面白い物ではあったのですが、逆にそのせいでストーリーの流れがちぐはぐに見え、盛り上がりを中断させられた気がしますね。
背景や構成自体はすばらしいものなので、もう少しドラマチックに展開させてもよかったのではないかな。やや短すぎた感があります。特定キャラのぞいて。
CGはきれいで数も多く、キャラの表情がとても豊か。
サブキャラとのHシーンもありますが、突然の展開なので戸惑うでしょう。
毎回画面サイズがウィンドウに戻されるのが面倒、クイックセーブはできてもクイックロードが出来ない、といった欠点はありますが、ほかは使いやすく出来てます。
ラストの選択肢からEDまでが、長いようで短く、展開が早くていまいち盛り上がらない。もう少し掘り下げてもよかったのではないでしょうか。
惜しい力作である。




タイトル ソフトハウス ジャンル
FOLKLORE JAM HARMIT ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A B+ B+ A A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
ある日、学園掲示板に登場した『あからさまに怪しい』オカルト研究会の人材募集広告。
これは、学園一有名な学園一の変わり者が、唐突に始めた酔狂。
九分九厘の学生たちは、足を止め、しばらく見入った後、顔色だけを青くして、何事もなかったかのように早足で歩き去って行く。
「面白そう〜…うん、わたしの初めての部活動はこれにしようっと」
「オカルトに興味ないけど…好き放題やれそうだし」
「あ、あいつ…この期に及んで一体何考えてやがる?」
これが、残り一厘の、変わり者たちの反応。
変わり者と変わり者たちが出会ってしまえば、そこには激しい化学反応。
暑い夏を涼しくするはずが、実は全てをひっくり返す最悪の組み合わせ。
俺たちとって、一生忘れられないくらいに”熱い”夏が、始まった。

感想:
見事なまでに不当な扱いを受けている主人公ですが、実は幸せ者という羨ましいストーリーです。(笑
伝奇ミステリーの要素が盛り込まれ、章仕立てで進んで行くタイプで、久々に楽しめました。
最後はちょっとあっさりしすぎましたが、全体としてはとてもよくまとまっていました。
最近珍しい、等身の長いリアルな絵柄で、迫力もあり、きれいなCGでした。
Hシーンはそう多くないですが、リアルな描写が多く、H度は高い方でしょうか。
システム面では、セーブ時の画像があったり、クイックセーブもあったりと使いやすかったです。
ただ、オートスキップを途中で止めるには再度オートスキップボタンを押すのですが、そのボタンが小さく、押しにくかったのが残念。
それでも、作品自体の完成度は高く、とても楽しめました。オススメですよ。 あ、ちなみに「FOLKLORE」は民間伝承、「JAM」はすし詰め状態のことみたい。
つまり、舞台となっている都市に盛り込まれた民間伝承、ということなのかな?




タイトル ソフトハウス ジャンル
FORTUNE ARTERIAL オーガスト ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A B+ A+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
桜舞う四月。俺−支倉孝平−は、記念すべき20回目の転校を果たした。
新しい学舎は修智館学院。かなりの進学校だとか、キリスト教精神に基づく伝統校だとかは割とどうでもよくていちばん大切なのは《全寮制》だってこと。
これなら、転勤族の親父に連れ回されることもない。俺はようやく自由を手に入れたのだ。
寮の一室で目覚め、友人と登校。充実した授業を受け、帰寮。夜は思い思いの時間を過ごし、就寝。
そんな、落ち着いた毎日が待っているはずだったのだが……
気力体力ともに溢れる副会長、はかなげで清楚な後輩、ミステリアスなクラスメート、常識から大きく外れた寮長、気苦労の絶えない幼なじみ、知り合ったのは個性的すぎる人ばかり。
賑やかにならないはずがない。
転校ばかりの過去に置き忘れたものも得ることができなかったものもここでなら、取り戻せる気がする。
今はまだ、おぼろげな形しか見えないけれど。

感想:
吸血鬼のいる学園アドベンチャー。
まず、Trueストーリーやらないと、面白みが半減します。
メインである千堂瑛里華以外の4人のストーリーは、短い上に中途半端です。
ほぼ一直線のストーリー進行なので、もうほぼノベルみたいなもんですね。
日付もぽんぽんと景気よく飛んでいくので、じっくり楽しむといった感覚が味わえません。
日常的なシーンも特に盛り上がることもなく、淡々と進む感じ。
個性的な面々がいるのに、なんとももったいないです。
OPの曲の、終わり際のメロディがお気に入りです。華麗な感じがメインの千堂瑛里華に似合ってるかな。
エロシーンは1人3〜4回。おまけシナリオに姉妹丼があるのはいいけど、姉であるかえでさんのおまけシナリオがないのが大不満!(`□´)
システムは一通り使いやすくそろっていますが、ほとんど選択肢もないのに前の選択肢に戻る、なんて機能は別に要らないだろうと思ってみたり。
お気に入りキャラ・・・
ヒロインでは該当なし。サブでは会長の千堂伊織。カッコよすぎる。
もっとみんなと遊ぶようなイベントが欲しかったなあ、もったいない。
攻略の順番は、かなで→陽菜→白→桐葉→瑛里華、をオススメ。
グッと来るシーンもあるのですが、トータルとして見ると物足りなさが目立ちます。
やって損はないけど、是非とまでは言えないかな・・・。残念です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
フォセット 戯画 ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ A- A- B B S Hard
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

感想:
「ショコラ」「パルフェ」「この青空に約束を」のファンディスク。
メインは「パルフェ」「この青空に約束を」のオムニバスストーリーですね。
ただ、さっくりと短いものもあり、難しいクイズを攻略しないと見れないものもあったりと、いただけない点も。
Hシーンはかすり、里伽子、玲愛、海己、奈緒子、静の6人各1回のみで、エロはほとんどなく、物足りないどころではないです。
システムは秀逸です。画面の演出効果、動作確認メッセージの有無、スキップやオートの設定など、細やかに使いやすく出来たのは良かったです。
クイズは激ムズですね。さっぱり分かりません。
ミニゲームのバスケは慣れると面白いですが、オーダーの商品運びは全然ダメでした…orz
ファンディスクとしては、ストーリーは楽しめてもエロスは期待できません。
やっぱり里伽子はいいなあ・・・。(何




タイトル ソフトハウス ジャンル
フォルト! Ciel ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A B A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
主人公・杉山修一の所属するテニス部は、部員わずか5名の弱小部。
学校でもまるで注目されない部活ではあったが、修一にとっては気楽で心落ち着く場所だった。
トラブルメーカーの部長・伊達先輩を筆頭に、ワガママで勝気な妹・杉山澪。
運動音痴の顧問・羽山璃花、彼の幼馴染にして悪友の松岡螢。
純真で素直だがちょっと天然の同級生、佐伯藍。
そんなクセのある面々に囲まれ、部活動はいつも楽しい空気に満ちていた。
だが、修一が怪我をするという事件を境に、彼を取り巻く環境が少しずつ変わっていく。
甲斐甲斐しく修一の世話を焼く藍の存在に、妹の澪はなぜかご機嫌ナナメ。
不穏な空気の中、ついに状況を決定的に変える大事件が起きてしまうのだが…。

感想:
Tonyバンザイ!
現実離れしすぎることのない、身近なストーリー展開ぽいが、まとまりのない、面白みのないものになってしまっているのが残念。
先生と親友が大人しすぎでしたね。もう少し、ストーリーにからんで欲しかった。
シナリオ自体も、やや厚みがなく、拍子抜けな感があります。
CGはさすがTonyさん。エロくて素敵。でもえちシーンは意外と少ないです。
どうにも盛り上がりに欠けるメンツばかりだったのが、物足りなさの一番の原因じゃないかな。




タイトル ソフトハウス ジャンル
フォルト!!S Ciel ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- B+ A B A+ A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
波瀾含みの夏休みが明け、ついに二学期が始まった。
なし崩しに藍と澪のふたりと付き合うことになった修一は、熱烈なアプローチに圧倒される毎日を送っていた。
そんなある日のこと、彼の所属するテニス部部長の伊達黎子主導によって、月末に開催される学園祭(伏巳祭)への参加が決定する。
すったもんだの結果 コスプレ喫茶で落ち着いたものの、なんと黎子はその勢いで学生自治会の来期役員選挙に、それも会長候補として打って出ると宣言したのだ。
白羽の矢を立てられた修一は大いに悩んだが、黎子をはじめとした部員一同に押し切られる形で立候補を受諾する。
……しかし、それは彼を襲う騒動の一端に過ぎなかったのだ。
修一のクラスに突然の転校生が現れたことで、物語は予想だにしていなかった方向へと転がっていく……。

感想:
スーパーかと思ったらサービスだった!(ぇ
シナリオは全4ルート。主人公がなぜここまでモテるのかさっぱりわからない。イケメンだからか……!(憎
前作と同じパターンで、いまいち盛り上がりに欠けてますが、新ヒロインの真夜が結構いい味出してくれてます。
CGは58枚+SD絵21枚+差分268枚。Tonyばんざい!
BGMは20曲+唄7曲。ちょっと力入れすぎでないか? 鑑賞時音量調整×、プレーヤー機能×。
えちは真夜4、澪・黎子2、藍・璃花1、他4。アニメシーン7。
システムは一通りで、クイックセーブ1つ、音量テスト×。簡素な仕様です。
お気にキャラ・シナリオともに神和住真夜。いいツンデレです。
まあ結局はTony絵が全てなのですよ(ぇー
前作の3PルートであるREVIEW STARTから始めましょう。




タイトル ソフトハウス ジャンル
復讐の女神−nemesis− ぱれっと ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A B A A Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
病院の跡取息子として、恵まれながらも退屈な日常を過ごしていた主人公。
ある日、従姉の美夏が急患として運ばれてくる。美夏は、ある学園の保険医として勤務していたが、そこで発生した事故によって入院することになってしまったのだった。父親に美夏の代わりの保険医として、学園に行くことを命じられる主人公。暇を持て余すだろうと考えていたが、そうはならなかった。
学園を案内され、保健室に戻ってくると部屋が荒らされている。そしてデスクの引き出しから出てきた封筒には・・・美夏と、少女が絡み合う写真が入っていた。どういうことだ・・・一体なんでこんなものが?この少女は誰なんだ。美夏は何故こんなことをしているんだ?部屋を荒らしたのは誰だ。この写真を探していたんじゃないのか。
面白い・・・少なくとも退屈しないで済みそうじゃないか。
彼はそう考え、無性に嬉しくなった。まずは、美夏に色々と話を聞くとしよう。その前に色々と調べる事があるな・・・・・・。
薄笑いを浮かべながら、彼は立ち上がる。それがどんな結果を生むのか・・・まだ知る者はいなかった・・・・・・。

感想:
うおぉぉぉ、まさかそう来るとはー!
ただの鬼畜な陵辱ものかと思いきや、アイテムを入手し、それを元に推理を重ね、ターゲットを追い込み、陵辱していく。
これがなかなか面白い。力づくでなく、相手が抵抗できないようにしていく様は見ものですよ。
ラストの詰めが若干甘いかな。クライマックスの演出が足りない感じです。
エロは1人4〜5回、エロ度も高め。陵辱とは言っても、力づくではないので安心して見られます。
メインヒロインとの絡みが少なかったのが不満かな・・・。
スキップの速度がやたら遅いですが、ストーリーは一本道なので使うこともないでしょう。
推理はしくじるとあっさりゲームオーバーです。
てか、タイトルの意味がわかったときは、戦慄が走りましたよ。
正直あまり期待していなかったのですが、いい意味で裏切られました。




タイトル ソフトハウス ジャンル
双子座のパラドクス コットンソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A+ B+ A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
――そして世界は2つに隔たれ、僕たちは矛盾する。
私立 永幡(エイマン)学園――
そこは各地から特殊な能力を持つ(と思われる)学生たちを集めた“特殊能力開発科”が存在する唯一の学園だった。
主人公はそんな学園に通う、双子の兄弟。
幼なじみの姉妹や友人たちと共に、騒がしくも穏やかな日常を送っていた。
しかし、その日常は唐突に終わりを告げる。
ある日の放課後、校内に残っていた主人公たちは、突然の落雷と共に、学園ごと異次元のような謎の空間へ飛ばされてしまう。
そして弟は異次元に飛ばされた学園のほうへ、兄は偶然難を逃れて元の世界のほうへと、離れ離れになる双子の兄弟。
2人はそれぞれの場所で、ヒロインたちと共に、今までとは全く違う非日常の世界を生きることになる……

感想:
星座関係ねーし!
シナリオは一本道で、エンド分岐が4つ+バッド。オマケシナリオ1つ。
ラストはご都合主義ながらも上手くまとまってます。でも副会長とか蒼先輩とか怖いわ、エグい描写もあるわ、陽月は影薄いわで、萌えはあまり期待してはいけない。あ、メリクリは面白いw
CGは82枚+差分747枚。
BGMは17曲+唄7曲。OP曲の「gemini」がカコイイ。鑑賞時音量調整×。
えちシーンは夏月5、蒼先輩4、ステラ3、陽月2、他1。コットン作の特長とも言うべき失禁シーンは正直苦手…。
システムは一通りで、クイックセーブ1つ、クイックロードはファイルNo9999からのみ、音量テスト○、ディスクレス2回目以降可、フローチャート機能で読み返し可能。そしてムダに胸揺れ。
お気にキャラは春日夏月。王道のツンデレ幼なじみですからー。
総一と陽月の影がまあ薄い。ステラは正直不憫です。彼女の幸せなエンドが見たかった。FDに期待。
フィラデルフィア=兄弟愛、をテーマにしたドラマに終始する、そんな作品。




タイトル ソフトハウス ジャンル
二人でマーブルしちゃいます! MBS Truth ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- B A B A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
学園に通う大宮寺(主人公)はある日、登校中に電車で乗り合わせた二人の女の子を痴漢たちから守った。
翌日、主人公のクラスに二人の転入生がやってきた。
偶然なことに、それは痴漢から助けた二人の女の子。
彼女たちはたまたま空いていた主人公の両隣の席に座ることになる。
学園では突如転校してきたルシアとエリスが引き金となり、密かに主人公を狙っていた女の子たちによる、激しい主人公争奪戦が始まった。
そんな中、行きつけのPCパーツショップへ赴くと、普段と様子が違う、店長の中野仁が待っていた。
「打ち明けたいことがある。実はこの街が危険にさらされている。そこで、キミに手伝って欲しいことがあるのだが・・・。」
正義感の強い主人公は乗せられて、悪の女戦士と思いこみ、正義のヒロインたち(変身したルシアとエリス)と戦うことを引き受けてしまう。
これを機に正体を隠した主人公と、正義のヒロインたちの戦いが繰り広げられる。
世界の、そして学園の平和はいろいろな意味で訪れるのだろうか。

感想:
エロゲの王道。
ストーリーなぞ、あってなきが如しです。シーンのつなぎ程度。
2人の女の子がメインで、他の子とのHが少ないのが残念かな。
もうちょっとキャラ同士の交流が欲しかったですね。
Hシーンは触手ものが多いので、苦手は人はダメかも。
まあオカズゲーなので、細かいことは気にしないのが吉です。(ぇ




タイトル ソフトハウス ジャンル
Petit teens LIBIDO ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B A B B+ B Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

感想:
○学生の教師である主人公は、放課後の保健室に生徒を呼びつけ、言葉巧みに脱がせていくというストーリー。
確かにつるぺたなのですが、CGが妙にリアルなせいか、リビドー(性的衝動)が刺激されます。(笑
一本道のストーリーで、難しい選択もなく、簡単にクリアできます。エンディング、という概念もなく、あっさり過ぎる作品ではあります。
ちなみに、私個人で買ったわけではありません。もらったんです!いやホント、信じて。(^^;




タイトル ソフトハウス ジャンル
フツウノファンタジー EX-ONE ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- B+ A+ B+ A+ A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
ごくフツーに勇者が、ごくフツーに魔王を倒し、ごくフツーにハッピーエンドを迎える物語。
『世界を闇と混乱に包みし魔王、女神によって選ばれし勇者によって打ち倒される』
ある日、伝説の魔道書・リブラより、そのような予言を告げられた青年・ジェイド。
彼は自らの使命に胸を熱く燃やしながら、勇者と旅に出ることを決意する。
「ジェイ」と名前を偽り、勇者のパーティへと合流した彼の使命とは――
「俺、まだ死にたくねえし !!」
自らの命を守ることだった。
若き魔法使いジェイ……。彼の正体とは――「魔王ジェイド」なのだった。
光の女神に選ばれし勇者ヒスイ。 その仲間の戦士カレン、神官クリス。
そして、ジェイとリブラを加えた5人での旅。
果たして魔王ジェイドは、自分の運命を覆すことが出来るのだろうか?
絶対に倒されるという未来を、変えることが出来るのだろうか !?
ジェイドの長く過酷な旅が、今、幕を開ける――!

感想:
二周目からはちょいとダルい。
シナリオは全4ルート。各々のエンドにちょっとした差分があります。
とはいえエンドまではどのヒロインもほとんど同じ。もうちょっと頑張って欲しかったかな。
CGは93枚+差分859枚。立ち絵の表情の変化が音声と巧く連動していて臨場感もあり、2DRPGらしいドット絵もすばらしい出来。
BGMは40曲+唄3曲。ドラクエっぽい王道なRPGサウンド。8ビット音源もあって懐かしく感じました。鑑賞時音量調整○、プレーヤー○。
えちは4人とも4回ずつ、四天王1回ずつ。マユと女神こそ欲しかった……。
システムは一通りで、クイックセーブ12個、オートセーブ×、選択肢前後ジャンプ、ディスクレス○。ジャンプしてもカットインで解除されるので、キーボードに割り当てて連打するのが吉。
お気にキャラはマユ・アンリ。楽しすぎるキャラです。
シナリオはなし。何せ一本道だしね。
一度クリアしてしまうと、途中のヒロインとの絡みとラストが異なるだけなので、作業感がハンパないです。
とはいえ他の要素が十分な出来なので、やって損はないかなと。




タイトル ソフトハウス ジャンル
Flyable CandyHeart ユニゾンシフト:ブロッサム ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A B+ A- A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

作品紹介:
「Flyable Heart」のスピンオフタイトル第2弾がついに登場!
楽しげでラブラブなエピソードを数多く収録!
それぞれのヒロインと結ばれたアフター&アナザーストーリーに、本編では明かされなかった謎が明かされるストーリー。
そして、世界観も繋がっているブランド過去作からゲストが登場する、エッチでハチャメチャなストーリーなどバラエティー豊かな物語が楽しめるぞ♪
「Flyable Heart」やユニゾンシフトファンはもちろん、原画家のいとうのいぢ先生のファンも大注目の、集大成と言える作品だ!
きらめくキャンディーのようなときめく恋のお話に、お腹はさらにぺこぺこ!?

感想:
会長さん、さすがです。
シナリオは長短さまざまですが、面白さには遜色なしです。
CGは69+SD絵28。差分が多く、ネコ耳パッチが面白い。
BGMは52曲。ライトな雰囲気で世界観に似合ってます。
えちシーンはくるり・結衣2、他1。エロ度はたいしたことない。
システムは一通り。全体音量の調整があればよかったかな。
シナリオは天音が最高でしょう。
ファンディスクとしてなら十分楽しめるかと。てかネコ耳でのえちCGが無いとか、ナメてんのか。




タイトル ソフトハウス ジャンル
Flyable Heart ユニゾンシフト:ブロッサム ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A- A B+ A- A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
――始まりは一通の封筒。
ある日届いた有名学園への入学許可証にあった『学食タダ食べ放題』の文字。
それだけにつられて主人公が訪れたのは、各分野の優秀な才能を持つ学生が属する超名門校・私立鳳繚蘭学園!
ちょっぴりズレちゃってるかもしれない超個性的な学生たちや、学園内を当たり前のように謎のロボ。
そんな曲者たちを取りまとめるふたつの集団――『生徒会』と『繚蘭会』
意気揚々と転校したのはいいが、そんな彼を歓迎したのは、なぜか家を出てすぐ現れた不吉なことを喋る占い師! なぜか橋に仕掛けられていた花火の大爆発 !! そして、なぜか女子寮にしかない自分の部屋 !!!
むしろ自分が謎に巻き込まれてしまった転校生・晶に待ち受けるものは?
新たな出会い、そして始まるかもしれない6人の女の子たちとの恋模様はどうなるのか?
トラブル続きの学園生活、前途多難な日々が幕を開ける!
「類まれなる運命を持つ少年よ、気をつけなさい。この先には不幸がまちうけているであろう〜」

感想:
まさに王道なドタバタコメディ。だがそれがイイ。
意外性のあるストーリーと魅力あふれるサブキャラのおかげで、中途半端で終わるシナリオの物足りなさがあまり目立ちませんでした。(ぇ
伏線の説明までしろとは言わないけれど、あまりに説明不足だとエンドを迎えてもすっきりしないです。
クリア後に出現するキャラのプロフィール画面で、核心の部分に触れてはいますが、ストーリーにきちんと盛り込んで欲しかったかな。
さらに言うと、全攻略後にタイトル画面に出現するエピソードが、すずののみ、かつ短い、Hも無しというやっつけ感。何のために必要だったのか意味不明です。
CGはとてもきれいで可愛くて良い感じ。背景やデフォルメも豊富で手抜かりなしです。
BGMは柔らかで弾むような曲調で、学園物にぴったりな印象です。
Hシーンはすずのと茉百合のみ1回。釈然としません。
なぜぐみちゃんは攻略できないのか……。まあ、ファンディスクの伏線でしょうけど(笑
ちなみにゲームDiscが必要です。
お気に入りヒロイン、該当なし。ストーリーは天音かな。
とにかく、サブキャラのマックスが最高です。こいつを見るためだけでいいからプレイしてもらいたいくらいです(笑





タイトル ソフトハウス ジャンル
PRIVATE GARDEN 3 TETRATECH パズル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A A B A A Hard
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

感想:
前作とはちょっと趣向が変わり、パズルを解くとポイントがたまり、好きな女の子のストーリーを楽しめるようになっています。学園ものやアクションもの、映画や小説のパロディーなどを織り込み、前作同様キャラクターの性格が活かされたバラエティーに富んだ楽しいHストーリーです。
基本は、男の子ブロックと女の子ブロックをくっつけて消す。ですが、様々な種類のブロック、床などが、パズルを難解にしています。一応、ヒントも搭載されていますので、これでなんとか…解けるかい、こんなもん。(^^;
本気になって考え込んでしまう、本格的なパズルゲームです。
キャラも可愛く、Hシーンも充実しています。パズル苦手じゃない人にはオススメ!(笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
プリーズ・レ○プ・ミー! CLOCKUP ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A B A+ S Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
主人公の穂坂一平はレイプ願望を秘めているが、実行に移すほどの度胸はないヘタレ。
レイプどころか、公園で倒れていた少女・サリーに脅されて自宅に居座られてしまう始末。
そんなこんなで居候も馴染んできたある日、サリーはテレビに映っていたアイドルを見て、「この女、犯されたがっているな」とつぶやいた。
そんなまさか。レイプ願望を持つ一平は動揺する。
「私にはレイプされたがっている女がわかるんだ。おまえが女を犯してみたいと思うのと同様に、犯されたいと望む女もいる。望みを叶えてやることに、どうしてためらう必要がある?」
唐突すぎて話が飲み込めていない一平に、サリーは「女のためにレイプをしろ」とそそのかす。
画面に映ったアイドル・九条さくらを見ながら一平は思う。
彼女がレイプされることを望んでいるというなら――これは俺が彼女の夢を叶えるしかないな……!!
おバカで明るい擬似レイプが、いま始まる――――!

感想:
結局のところ、ヒロインがマゾなだけじゃないのかと。
全6ルート+バッド。おバカっぽい主人公とドSなサリーのコンビが面白く、レイプは確かにするのだけどそこまでダークな感じはないです。
CGは92枚+差分1419枚。結構な数あります。鑑賞時に拡大できたりします。
BGMは12曲+唄・唄OFF6曲。鑑賞時音量調整×。
えちシーンはサリー14、悠真12、さくら・紗代・美空・玲花10、その他4。スカトロ描写がそこまでないので安心!
システムは一通りそろっていて、クイックセーブ1つ、オートセーブ無し、ディスクレス可。窓サイズ自由可変など、環境設定がかなり詳細にできます。
お気にキャラはサリー。唯一のサドで、正体不明な点も良いね。
シナリオは悠真。他のキャラと違って、和やかで微笑ましい展開が良い。
暴力的なシーンもなく、明るい擬似レイプものとして楽しめると思います。




タイトル ソフトハウス ジャンル
Princess Frontier AXL ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A A+ B+ A A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
全ての始まりは、騎士任官式典パーティーの夜――
王国の若き騎士候補生、リュウ・ドナルベインは、式典の真っ最中、王侯貴族の集う席上で階段に躓いてしまう。
派手にすっ転んで姫様を巻き込んで倒れてしまい、公衆の面前で恥ずかしい姿を晒すことに。
死を命じられてもおかしくない大失態。騎士道不覚悟の不敬罪。幸か不幸か、無礼討ちという最悪の事態は免れたものの……
リュウ・ドナルベインの転落人生は、ここから始まるのである。
そんな彼に下された辞令は、辺境の村で国境警備隊の新任隊長になること。誰の目から見ても左遷。地理上の任地を見ても文字通りの左遷。
「あの……ちなみに、どんな場所なんですか?俺の任地って」
恐る恐る尋ねるリュウに、返ってきた答えは……
「空気が美味くて、緑がたくさんあって、あとは……そうだな。空気が美味い」
そう。彼の任地は、想像を遥かに超えた田舎村。必要以上に空気が美味くて、緑が豊富すぎる場所。
「新しい隊長殿ですねっ、お待ちしておりましたっ」
びしぃ!と自分の額にチョップをかます奇妙な敬礼で、新任隊長のリュウを迎え入れてくれたのは――
明らかに年下の村娘ロコナと、根っからのむっつりスケベな老人ホメロの2人だけ。
「こ、こんなのウソだぁぁぁぁぁッ!」
アクの強い仲間たちと送る、ファンタジックな田舎生活。次々に巻き起こる、トラブルとアクシデント。
……そしてある日、ポルカ村に謎の貴族少年がやって来る。態度がデカく、世間知らずで負けず嫌いのお坊ちゃま。
その正体は……リュウの左遷の原因となった、あのお姫様だった!
村に伝わるという幻の花を探して、てんやわんやの大騒ぎ。能天気で平和な、でも本人たちは必死な。
そんなドタバタ辺境物語が、始まろうとしていた。

感想:
脇役もしっかり活躍してくれるハートフルストーリーです。
人情味あふれるドタバタコメディで、思わずほろりとしてしまいました。
ただ、終盤のストーリーの練りこみが足りないかな。根本的な解決になってないエンドや、無茶な展開から強引な大団円は、若干興ざめしてしまいます。
共通ルートが長く、ヒロインの個別ルートが短いのも残念かな。
CGは、きれいな一枚絵だけでなくコミカルなカットイン、ラフ絵なども見せてくれます。
BGMはファンタジーぽく、奔放な雰囲気をうまく演出してくれました。
他の作品と比べて多めの歌付きの曲もいい仕上がり具合。
エロシーンは1人3回。描写は薄めです。
システムも使いやすく設定でき、共通シナリオでは、簡単な説明と同時にシーンスキップできるのがとても便利でした。
完成度の高い、オススメな作品です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
Princess Holiday オーガスト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ A+ A+ A- A S- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
吟遊詩人として諸国を放浪していた主人公に、故郷の妹から手紙が届く。
それを機に3年振りに帰った故郷で、成り行きで王城を抜け出したお姫さまを、かくまうことになってしまう。
そのまま、世間知らずのお姫さまへの教育を引き受けることになる主人公。
姫の護衛役の幼なじみ、教会でシスターをしている妹、姉と慕う酒場「転がるりんご亭」の看板娘、そして博識な魔法使いの少女らは、よってたかって姫を構い始めた。
騒々しくも楽しい人の輪が、「転がるりんご亭」を明るく包む。

感想:
よくあるファンタジーストーリーかと思いきや、最後はとんでもない展開を見せてくれ、意外で面白かったです。オマケストーリーもあり、クリア後も楽しませてくれました。
ただ、キャラによってストーリーの厚さが違うのが、やや残念。いや、充分良かったのですが、他があまりに良かったので。(^^;
CGはとても綺麗で可愛いです。1枚絵だけでなく、デフォルメキャラも細やかな動作を見せてくれ、可愛かったです。
曲も良い出来です。作品に合った、ファンタジー色の曲が取り揃えられており、心地よくプレイできました。
ただ残念なのが、せっさく主人公が吟遊詩人なのに、リュートなどの弦楽器の曲がなく、酒場で歌われる曲も、主題歌ばかりだったのが不満でした。
Hシーンは意外と多いです。ヒロインのみ、オマケストーリーにもHがあるので、見逃してはいけませんよ!(笑
システムはとても丁寧な作りで、設定できる機能も豊富にありました。キーボードにもショートカットが設定されており、ノート派の私めには大変嬉しかったです。
ただ、あまりに多すぎて覚えきれないというのもあります。目で見てすぐそれと解るような工夫があれば、もっと使いやすくなったでしょう。
作品全体のバランスは素晴らしく高いです。作品内の所々で光る、他のソフトハウスにはないセンスの良さがあり、まさしく一押しの作品です。
これはやっとけ!(><(笑)




タイトル ソフトハウス ジャンル
古色迷宮輪舞曲 Yatagarasu ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A+ A B+ B+ A Hard
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
閑静な住宅街の一角に佇む喫茶店「紅茶館・童話の森」。
絵本や童話、壁掛けオルゴールなどが並ぶアンティークな店内。
紅茶の優しい香りと、俗世離れした女性店主が訪れる客を迎える。
主人公・名波行人は不思議な既視感に誘われるまま、喫茶店でアルバイトを始め―― その日、店に大きな木箱が届く。
木箱に入っていたのは、大量のウサギのぬいぐるみ……そして、銀色の髪に紅い瞳をした不思議な少女だった。
サキと名乗った少女は行人に伝える。
『“運命の輪”が狂っていること』
『一週間後、行人には“死”が約束されていること』
『行人に近しい人間には“不幸”が訪れること』
サキの言葉通り、行人を中心に次々と不幸が訪れる。
半信半疑ながらも、行人は彼女を信じるようになっていく。
『助かる方法は、狂った“運命の輪”を元に戻すこと』
そんな彼らに残された日は、たった一週間。
「あえて言わせてもらうならば――“悲劇”へようこそ、だ」

感想:
シナリオとシステムの融合が見事。
ヒロインエンド4つ。バッドエンド多数。紅茶を入れただけで人が死ぬ、正解ルートでも死ぬという容赦のない作りです。
単純なタイムリープものに終わらず、鏡の国のアリスをモチーフとした童話チックで不可思議な雰囲気が良い感じ。
キーワードを投げかけるシステムの持つ意味が判明したときの感動は、ぜひとも味わってもらいたいですね。
ただ、主人公がなぜ狂うまでしてサキに固執したのか。義理人情を大切にする、とはあまりにかけ離れた言動や突然のえちシーンを入れるよりも、心の壊れていく様や想いの昇華を見たかったかな。そういう意味では主人公よりも美月さんの役柄は完璧です。
CGは80枚+差分404枚。結構凄惨な描写あり。キャラ絵の出来に差があるように感じるのは気のせいか。
BGMは鑑賞モードがないので曲数不明。OPのピアノの曲はきれいでいいですね。
えちは美星除いて各2回ずつ。必要性があるようには思えませんが。舞さんだけは役得感があっていいかな。
システムは一通りながら、しおりにオートセーブされていくタイプ。ファイヤーエムブレムのような中断しかできません。音量テスト×。
キーワードを投げるシステムはとにかく使いづらい。反応がないので、正しかったのか操作ミスなのかも分かりにくいし、前述のようにクイックセーブ等がないのでルート回収も一苦労です。
ほかにもBGM鑑賞ができない、立ち絵の精度が甘いなど気になる点は多々ありますが、それらを補って余りあるストーリー、独特な世界観に魅了されました。紅茶派なオイラとしては紅茶のウンチクも楽しめましたし。
そしてタイムリープものの新たな解釈は感動の一言。
正直、登場人物には感情移入できませんでしたが、雰囲気を楽しむには何の問題もないかと。




タイトル ソフトハウス ジャンル
BLUE キャラメルBOX ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A S B A B S Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
傘の花が咲く街に、今日もオレは繰り出してゆく。アテはない。楽しければそれで良い。
もう普通の学生になったのだから、誰もがそうしているように、当たり前の学生時代を謳歌する。これからがオレの本当の青春だと、足下を見つめながら。
こんなオレにも夢があった。
オレにはバスケしかなかったから、だからその唯一で頂点を目指す。しかしその全てが絶たれたあの日から、オレはごく普通の学生となった。目指す物がなく、しかしいつまでも心に未練を持ち合わせたまま。
――バスケを失って迎える初めての夏が、雨に煙る雲間の向こう側から顔を覗かせていた。

感想:
ありがちな青春ストーリーですが、キャラたちがいい味出しており、なかなかに読み応えがありました。特に、ED後のエピローグに大満足。ほのぼのとした、ハートフルストーリーです。
残念なのは、ややCGが少ないことでしょうか。Hシーンは1度のみ、イベントCGも別には作ってないので、CGの全体数で言うと、やや物足りない気がします。
その代わりに、BGMは聴き応えのあるものばかりでした。特に、「INSIDE SCHOOL」はテンポが良くて面白い曲でした。
OPとEDの曲は、個人的に声が好きじゃないのですが、音楽のみで言うと、いい出来でした。なかなか、声もいい曲って少ないですね…。(^^;
変わったシステムとして、「前の選択肢に戻る」コマンドがあります。これはとても便利でした。ついつい間違えてしまうことってありますもんねー。
ほかにも、スキップなどの基本的なシステム設定はできますので、ストレスなくプレイできます。
想像以上に、素晴らしい出来でした。掘り出し物を発掘したような気分です。
オススメ!




タイトル ソフトハウス ジャンル
Flugel Tactics ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A B B B- B Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
今から遙か昔、あるいは遠い未来かもしれない話。
人には大きく分けて2つの種類が存在した。内なる力、自然の力を扱うことの出来る「魔法」を扱うことの出来る者と、そうでない者。
かつてお互いに協力しあい、共に過ごしてきた時代は、ある発見と発明の元に、その均衡が崩れていく。「魔法」を操る事の出来ない者が、なんとしても「魔法」と同等の力を持つ物を考え、そして出来たのが、石油や石炭を主とした、様々な内燃機関の道具や機械の数々だった。
内燃機関の発達と共に、「魔法」を持つ者達の必要性はなくなり、やがてその居場所すら追いつめられる立場となった。
そんな者達を第2の利用価値として見いだしたのは、各国の軍人達であった。
強大な「魔法」という力を「戦争」という形で利用し、その捨て駒の様な扱い方に、「魔法」を扱う者達は反旗を翻し、そして人間達と離別した。以来、完全な「棲み分け」となってしまった2種の人間達。
それから長い年月が経ち・・・。両者は再び交わろうとしていた。
1人の「魔女」が、内燃機関の世界へ訪れた、その日を境に・・・。

感想:
久々の、ファンタジー世界の作品です。
良くまとまったストーリーですが、最後がちょっとあっけない幕切れです。
個性あるキャラクターはそろっているのですが、ストーリーへの絡み方がいまいち浅い感じがしました。
一番光っていたのは、その身を捨てて主への忠誠を貫いた獣人の二人です。EDよりも感動しました。(笑
Hシーンもあまりなく、イベントCGの数が少ないのも、作品の物足りなさを感じた原因でしょう。
全体的にいまいちな作品です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
ふわりコンプレックス 戯画 麻雀
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B B+ B A A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
日本最大の外食チェーン・シリウスグループが、ある日突然、主人公・諸岡 一羽たちの住む新陰市の外食店に対して ひとつの提案を持ちかける。
それは、ある期間に各店の代表者同士で争われるバトルに勝利した者が、相手の店を傘下に置けるという過激なバトルロワイヤル。
しかもバトルの内容は脱衣麻雀!
外食店の多くがその提案に躊躇したが、新陰市最大の外食企業・ニューシャドウがその提案に応じると、雪崩を打ったように多くの外食店が参加を表明。
まさに新陰市は外食戦国時代の様相を呈することとなった。
そんな中、一羽もなりゆきから、大会に参加することになる。
その日から彼の前に、それぞれの思惑で大会に参加する女の子たちが次々と現れ……。

感想:
半日もかからないゲームってどうなんだ?
全てにおいて、値段相応とは言えませんね。16人もの原画家に支払うからか?w
キャラごとに原画家が違うので毎回目新しくはあるものの、えちシーンは1つのみ、CGも少なく描写も薄め。
ストーリーなんて、あってないがごとし。BGM、システム面もごくごく普通……。
特に痛いのが、麻雀自体の面白みのなさ。
必殺技なんか全然大したことなく、使う必要もないほどの敵の弱さ。
ルートの途中で会うつかさは異常に強かったですけどね。清一を5連発くらったときは、本気で止めようかと思った……。
勝ち方によってはえちシーンが途中で終了しちゃうこともあり、面倒の一言。
四人対戦も、何か別にCGがあるわけでもなく、必要性が全く見えません。
特典に興味がないなら、新品はやめておけ、な。(何




タイトル ソフトハウス ジャンル
ぶんちゃさい ジェイド ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ A C C B B Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
年に1度の学園祭の季節。去年まではクラスの準備も適当にサボってきた主人公であったが、今年は学園の最上級生。
おまけにボケでバカな幼なじみ藤沢早苗の巻き添えを食い、学園祭実行委員になってしまう。
その上、成り行きで生徒会長の命を受け、ミスコン参加者をスカウトしていく羽目になったのだった。

感想:
よくあるお話です。(笑 ただ、登場人物が結構面白く、天然ボケな幼馴染に、学園に君臨する生徒会長、猪突猛進・天真爛漫スポーツ少女に、本の虫の眼鏡っ子、年齢に敏感な意地っ張り女教師に、色気と暴言で我が道を行く保健医、果てにはニュータイプ幽霊までが登場する、学園恋愛ものです。
まず、ストーリーですが、素晴らしい出来です。ほろりと切ないストーリなど、一人にいくつものEDが用意されており、攻略しがいがあります。
ただ、CGとBGMに難ありですね…。BGMにはほとんど変化がなく、CGも、一昔前のゲームかと思ってしまうような、幼稚なものです。当然、Hシーンも出来は良くありません。
システムで、音量調整がウィンドウズと連携しているので、終わったら元に戻さないといけなかったのが手間でした。
さらに、スキップ機能も、マウスで上のメニューで止めないと止まらない、というのも面倒でしたね。
これだけのボリュームのあるシナリオなのに、CGとBGMが全て帳消しにしてくれています。(笑 ほんと、もったいないですね。(−−;
リニューアルでも出してくれないかなーと、淡い期待をしています。(笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
Pain STUDIOねこぱんち ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A B B+ B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
とある田舎町。一人の少年が夜空を見つめていた。
自分を取り巻く現実に辟易していた彼は、いつもにも増して死への渇望を高めて夜空を眺めていた。
ふと、夜空を横切る黒い影。偶然にもその影と目が合い、近づいた影はやがて女の形とり,自らをサキュバスと名乗った。
それは不思議な出会いだったが、そのときは違和感も恐怖も感じなかった。
強くて新鮮な魂を欲しているという彼女。では自分の魂はをどうかと聞いてみる。
あまりに安易に命を差し出す少年に、サキュバスはしばらく考えた後、唇で約束を交わす。命をもらうのはもうしばらく先のことだという。
そして去るときに、意味深な笑いを浮かべながら、
「またすぐ遭えるよ」
そしてすぐそれは現実のものとなった。そしてその日を境に、少年を取り巻く日常に、少しづつ変化が現れた。

感想:
クリアするたびに、徐々にストーリーの全貌が明らかになっていく展開が良いですね。
Hシーンはほとんどないですが、やわらかいタッチのイラストで、作品の暗さをうまくカバーしています。
曲もやや寂しい曲が多いです。タイトル画面で流れる曲がお気に入りです。音楽鑑賞モードでは、曲には「オープニング」とだけ名付けられています。ちょっと残念。(^^;
スキップや読み返しなどの使いやすい機能も搭載されています。ただ、スキップ速度は結構遅いですが…。
個人的に好きなシナリオでしたので、満足の行く作品でした。




タイトル ソフトハウス ジャンル
ぺろCan2 Lovely Angels Mink SLG
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A B S B S A Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
久しぶりに従姉妹と再会することになり、待ち合わせ場所で待っていた主人公であったが、時間を過ぎても現れず、待ち合わせ場所であるイメクラに入ってみた。
そこで出会った、Candyはなんと、待ち合わせしていた従姉妹であった。

感想:
かつてDOS版で発売された、ぺろぺろCandyの3作目となります。イメクラが舞台で、テンポのいいストーリーを楽しめます。
ただ、イベントの展開がけっこう難しかったですね。ヒロイン二人の好感度と、二人のイベントが相互に展開させていかないといけない上に、クリスマスイヴまでの期限付きなので、簡単にはクリアできません。
豊富なHCGのパターンがあり、100%の目指し甲斐があります。(笑 CGもきれいで可愛いので、満足のいく作品だと思います。




タイトル ソフトハウス ジャンル
へんし〜ん! May-Be SOFT ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B A B A+ A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
一人暮らしのアパートで平凡な日々を送る洋人。
本業は学生だが勉学に励む様子も無く気だるい毎日が続く。
いつも瑚乃葉に「もっとちゃんとしなさい」と捲し立てられるが、生活に張りを見つけることができないまま日々が過ぎ去る。
ふと、学校の帰り道、道端で行き倒れになっているネコ(のような生きモノ)を見つけ、自宅で介抱する。
「助けて頂いたお礼に」と半ば強引に変身能力を手にする洋人。
突然手に入れた能力により洋人の生活は一変することに。
普段抑えていた思春期勝りのオスとしての欲望がふつふつと湧いてくる。
そんな中、瑚乃葉に呼び出され友人の女の子(柊那)から告白を受ける。
また、変身能力により幼馴染の部屋に忍び込み彼女の気持ちも知ることとなる。
揺れる主人公。がらりと変わってしまった自分を取り巻く環境に右往左往する洋人をよそに居座り続けるネコ(※後に「ねねこ」と命名)。
日々エスカレートしていく欲望のままに生きるのか、それとも、瑚乃葉と柊那の間で揺れる日々を過ごすのか?
物語はあなたの望む展開に・・・・。

感想:
さすがメイビーソフト。
ストーリー性などない。メインの瑚乃葉と柊那はそれなりにあります。
CGは84枚。差分が多く、ほぼえちCGです。
BGMは10曲のみ。意外と十分かも。
えちシーンはつかさ7、瑚乃葉・綾枝6、柊那・美桜里5、他18。
変身能力のおかげでシチュエーション豊富。エロさは申し分ないです。
システムは一通りそろっていて、えちシーンの別アングルのウィンドウ表示やヘアのON・OFFなどといった機能まで付いています。
さすがに2004年発売のものなので、ワイド画面には非対応。ディスクレス可。
「へんし〜ん3」初回版に1と2が同梱されているので、お得かも!w




タイトル ソフトハウス ジャンル
へんし〜ん!2 May-Be SOFT ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B A- B A+ A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
ごく普通の一学生として日々を送る主人公。
同級生のクラスメイトに密かに好意を寄せるが友人止まり。
上手く進展できないものかと日々模索するが一向に成果は無し。
ある日、今まであまり気にも止めなかったとある神社に足を運ぶ。
境内の片隅にはダンボールに入ったネコのような生きモノ(主人公が後に「ににこ」と命名)を見つける。
ヒトの言葉を話せる「ににこ」の説明によると「ヒトの世界にいるためには、誰か主人をみつけないといけない」という規定があり強引に主人公を主人と決め、居座ることに。
主人との契約ということで、主人公に変身能力を授ける。
突然、どんなモノにでも変身できる能力を手に入れた主人公。
ごく普通の男並だった性欲も、変身能力を使っていくに連れどんどんと増していく。
始めは興味本位からいたずら程度でしかなかった行為も、顔見知りの女の子達だけでは留まらず行きずりの女の子達を次々と――――。
変身能力によって湧き上がる性欲に溺れる一方、神社でひとりの女の子と出会う。
とある出来事をキッカケに、純粋無垢なその女の子は一途に主人公に惹かれていくことに。
淫靡なオーラを振りまく、人妻でもある主人公のクラスの担任女教師。
父親の自由奔放な性格から突然、義理の姉弟となったショップのお姉さん。
物語が進むに連れ、個性的なキャラクター達のプライベートを覗き、彼女たちの秘密を知ることになるのだが…。
主人公は変身能力が引き起こす様々なシチュエーションでのHや出来事を体験していく。

感想:
安心のメイビーソフトさん(何
コメディタッチなので、やってることは普通に犯罪ですが、ライトな雰囲気です。
シナリオは全5ルート。前作のキャラがちょい役で出たりと遊び心も。
とはいえ物語性にあまり期待してはいけません。
CGは85枚+差分217枚。ほぼえちCGです。
BGMは10曲。鑑賞モード時音量調整可能。
システムは例のごとくきめ細かく設定できます。でもワイド画面非対応。ディスクレス可。
現時点では「へんし〜ん!3」初回版に同梱されているもののみ入手可能です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
へんし〜ん!!! May-Be SOFT ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A+ B S- A Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
「あー、女の子のパンツになりてぇ」と言ったら、妹が家出した。今は女子寮にいる。
いいじゃないか。クンカクンカしたいんだから。
あー、でもパンツになったら直にか…ちょっと刺激が強すぎるかも。
ならスカートかな。パンツ越しにスーハーできる。 イスもいいな。柔らかいお尻に座られたい。
なんでオレ人間なの? モノになれたら女の子にイタズラし放題なのに!

そんな願望を持つ健全な男子・天坂裕二(あまさか ゆうじ)。
学園から帰宅する彼の前に、しゃべるネコのような生きモノが行き倒れていた。
彼女(?)を介抱すると、助けてもらったお礼に主人公にトンデモ機能付きケータイを授ける。
それは…どんなモノにもなれる“変身能力付きケータイ”だった!!
夢にまで見た能力を手に入れた主人公。この能力を駆使し、女の子にイタズラし放題!
一方、ななこには別の目的があるようで…?
とどまることを知らない主人公の変身H無双が今、始まる!!

感想:
初回版はパンツ付き。アホすぎる。
シナリオは全7ルート+α。今までのへんしんシリーズの中で、一番良いラストでしたね。
他はいつものごとくハチャメチャですが、それがまた良し(ぇ
CGは124枚+差分461枚。フェチ度が高いですね。ムービーもいい感じ。
BGMは9曲。鑑賞画面で音量調節可能。
えちシーンはローザ13、みこ・中田姉妹12、神楽・ゆず11、こなみ10、他26。アニメシーンは12+6。
システムは一通りそろってます。先に修正パッチをいれないと、音声がクリックで止まらないので注意。選択肢に自動的にカーソルがいかないし、カットインスキップができないのは正直ウザいです。
ディスクレス可、ワイド非対応。いい加減対応してくれよう……。
お気にキャラはいないけどローザのシナリオがTrueルートな感じで良いですよ。
が、最後にローザをクリアして、他のキャラをまたクリアしてから、再度ローザルートをプレイしないといけないのは面倒すぎ。
前述のように操作性にやや問題があるのでダルかったです。
まあでも楽しめたので良しとしましょうw




タイトル ソフトハウス ジャンル
僕がサダメ 君には翼を 暁WORKS ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A B+ A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
ヒロインは、天命を凛然と受け止め、それぞれの戦いを果敢に戦い抜くさまざまな強さを秘めた少女たち。
世界的な大企業:RDAの特殊任務班に所属する主人公・風間刀也は、己に課せられた特殊任務を通して彼女たちと出会い、すぐ傍にありながらも巧妙に隠されていた世界の秘密を徐々に知ってゆく。
何も知らなかった少年は、真実を知り、葛藤しながらも、護るべきものを見つけ、やがて傷つきながらも悲しみを乗り越えて大人の男へと成長してゆく……。
すべてを知った後、刀也が手にいれるものとは──。

感想:
熱さの足りない活劇です。
ストーリー自体はテンポよく進むのですが、山場となるシーンへの伏線が足りてないのが痛すぎ。
戦闘シーンのウェイトが高いのでその分単調になってしまい、キャラたちの思いが表現しきれないままストーリが進んでしまう。
プレイヤー置き去り状態でございます。
CGはとてもきれい。背景やムービーの出来も秀逸です。
戦闘シーンが多い分、ハイテンポな曲が多く、特に「真実の翼」はあの同人の「東方」シリーズを彷彿とさせてくれます。
Hシーンは1人2〜3回程度で、コスプレが多いのが良い。(何
一通りの操作しやすい機能もあり、Ctrlキーで強制スキップが出来るのは助かりました。
とにもかくにも、主人公が中途半端。もう少し後半の展開を練って、場を盛り上げるようにしてほしかったですね。
お気に入りは「那須真紅」。熱い人です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
ボクの手の中の楽園 キャラメルBOX ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A B+ B+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
ヴァルデマール歴343年。
不毛で凄惨な六年戦争がひとつの会議によって停戦を迎えるも、その最中に発生した大嵐によってふたりの賢王が波に飲まれ、世界はまるで凍り付いたかのように停滞期を迎えた。
西の祝福コルンは、戦争により傭兵王と多くの兵を失ったことで衰退。
東のミドルトン帝国は、貴族間の醜い皇位継承争いと、かねてより問題となっていた隣国兵の侵入により、絶え間ない疲弊が住民にさらなる圧政を強いることとなる。
祝福コルン領邦 離島エーデルでは、周辺国が衰退する中、腐食銀と呼ばれる旧時代の遺産によって、にわかに活気を帯び始めていた。
しかし町が活気づくのと比例して、“人間が凶暴化する”謎の事件が多発し、年を追うごとに被害者が膨れあがっていた。
ヴァルデマール歴347年。
航海中に転覆した船舶から、ひとりの青年が離島エーデルに漂着する。
記憶を失いながらも不思議と事件に吸い寄せられていったその青年は、エーデルに伝わる蝶の伝説に触れ、次第に世界を取り巻く、目に見えぬ暗雲の中へと足を踏み入れていくことになる。
――戦争終結から4年。
嵐の夜に凍り付いた世界が、静かに、けれど確かに、再び時を刻み始めていた。

感想:
途中まではよかったんだけどなー。
終盤にかけての盛り上がりが、テア以外はイマイチ。特に、クリスとティムは、中途半端なままで終わってしまいます。
黒幕の思惑がいまいちよく分からず、すっきりしないので物足りない感じ。
主人公が背中で守っていた剣の存在が、意外と軽い扱いだし、独特の言い回しもピンとこないのでやめてほしいですね。
終盤に入ると展開が早く、おいてけぼりを食らった感じです。
CGはきれいだがエロさは少なめ。
OP曲でもあるタイトルで流れる曲がカッコイイです。
お気に入りは、シナリオは「テア」。キャラは「シュテラ」。
シュテラはイイ男のままでよかったのに、あの展開には正直がっかり・・・。
いらんことをしないで欲しかったです。




タイトル ソフトハウス ジャンル
ポケットに恋をつめて 青空ビスケット ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A+ B+ A+ A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
想いは、やがて広がっていく。
海と川に囲まれ、埋め立て地には近代的な高層ビルが建ち並ぶが、足元には古くからの下町も残る町・砂夜浜町。
河口を望む香鳥臨海学園に通う俺たち男子学生は、黄昏れていた。
男女比 2:8、男が2で、女が8だ。 何を悲しむことがある、と思うだろう。
しかしそこにハーレムなどないのだ。 男はほとんど“いないもの”として扱われている。
「このままでいいのかよ」
数少ない男友達が言った。 いいわけがない。 このままではこの先の学園生活が真っ暗である。
あと2年もあるのだ。 でも、どうすればいい?
「つまりだ。皆に必要とされるようになればいいわけだろ。俺たちが目指すものは…… ヒーローだ!」
かくして、よろず事件を引き受ける非公式部活動『ヒーロー部』が作られ、様々な人を巻き込んでいくのだが……
多少の勘違いと中二的発想を胸に繰り広げられる、暴走系学園ラブコメディ開幕!

感想:
言うほど暴走しないのでご安心を。 シナリオは全4ルート。一話完結型で進みますが2年があっという間に過ぎるほどのシナリオの薄さ。
個別ルートに入ると怒涛のえちシーン。エロゲとしては十二分かと。
CGは77枚+SD絵9枚+差分200枚オーバー。CG鑑賞では見られないものもありました。立ち絵がぬるぬる動きます。その分ちと動作が重い。
BGMは13曲+唱1曲。鑑賞時音量調整×。ライトでポップな感じで作品によく似合った良い曲です。
えちシーンは多紀12、ゆりえ8、凛音・舞羽7。アニメーションはありません。
システムは一通りながら、クイックセーブ×、自動スキップ×。ラブラブモードはただのえちシーン連続再生なだけ。
お気にのキャラ・シナリオともに呉藤凛音。情熱的なキャラで好印象。
日常系マンガと思えば悪くないかと。




タイトル ソフトハウス ジャンル
星空のメモリア FAVORITE ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
S- S- A+ B+ A- A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
変わらない星空の下で、俺たちは変わっていく──
流れ星に願った夢、叶えようとしてますか──?

昔ながらの坂や小道の多い、北の港街・雲雀ヶ崎 (ひばりがさき)。
夜空は澄み、満天の星々は都会では決して見ることが叶わない。星の神話に彩られた、幻想的な舞台。
そんな街で死神少女がその大きな鎌で刈るのは命ではなく、『悪夢』。
数年ぶりに雲雀ヶ崎へ帰ってきた主人公・洋は、子供の頃に引っ越して離れ離れになった幼なじみとそっくりな少女と出会う。
小さな背に不釣合いな大鎌を持ち、自分のことを死神と呼ぶ少女・メア。
彼女は幼なじみと同じく星が好きで、満天の星空が広がる夜になると、この街で一番星がきれいに見える展望台に現れるのだった。
幼なじみの影響で星に興味を持っていた洋は、展望台でいつもぽつんと立っている死神の少女に会いに行くと、決まって一緒に夜空の星々を見上げていた。
幼なじみと再会できぬまま、彼女と再会の約束を交わしたその場所で、メアとふたりで七夕の織姫と彦星に思いを馳せていた。
そして、そんな奇妙で、でこぼこな二人に、天体観測を主な活動とするサークル、通称『天クル』の仲間も加わるようになっていく。

感想:
意外に壮大な物語。
テンポの良い文章で、若干妹がウザいながらも、ウザ可愛く感じながら、そこまで苦もなく長いテキストを読めました。
専門的な天体の知識がちりばめられており、それを押し付けることのない、完成度の高い世界観です。
天体や神話好きにはオススメですね。
ただ、主人公の周囲の相互関係があまりに広く、これまた見事な作り込みではあるものの、ヒロインとの恋愛過程の描写が若干あっさりしすぎて拍子抜けしたところも。
キャラクターよりは舞台全体を楽しむような感じでしょうか。
CGはとてもきれいです。欲を言えば、もう少し星見のCGが欲しかったかな。
BGMは、星をイメージしたような高く澄んだ旋律のものが多いです。
えちぃシーンは明日歩が3回、その他4回、真・裏ヒロイン2名が1回。描写は軽めです。
オートセーブが使いやすくて良かったのですが、ゲーム内の時間ではなくセーブした時間での表示なので、どのルートが判りにくいのが欠点。
共通ルートが長いので、一気にスキップするか、高速でスキップしてほしかったかな。
全てが高い完成度ではありますが、どうにも主人公にいまいち熱さを感じないというか、頭でっかちの割には、頭のいい言動とは思えず、感情移入ができなかったのが残念です。
ヒロインは「こもも」、ルートは「明日歩」がお気に入り。
余談ながら、男キャラの扱いがひどい。飛鳥の妹なんか、設定が投げっぱなしで終了ですよ……。




タイトル ソフトハウス ジャンル
星空のメモリア Eternal Heart FAVORITE ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A- B+ A- A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
■夢アフターストーリー
この春、夢は退院した。
行くあてのなかった夢を洋は誘い、二人は同居生活を始めることになる。
穏やかで幸せな日々。 だけど、二人はその生活を心から楽しめずにいた。
二人にはまだやらなければならないことがあったから。メアの隕石を、見つけなければならなかったから。
季節は巡る。 春、夏、秋、そして冬。
四季を通じた二人の物語が、今始まる。

■メアアフターストーリー
なにもかもが変わっても、それだけは変わらない。
いつだって、二人は一緒。約束を超えたところにある絆。
だけど、そんな幸せを妨げる者がいた。星天宮の巫女であるその彼女は、姫榊家や天クルを巻き込みながら、メアに刃を向けてくる。
メアを守るため、洋は仲間たちとともに、この事件の解決を試みるのだが……。

感想:
夢とメアのためのファンディスク。その他は十把一絡げ。
前作をやらないと意味がさっぱりです。
夢とメアはともかく、他の5名はまあ短い。えちシーンも1回のみとか。
それに比例してCGの数も少ないです。
BGMは前作そのまま。きれいで物静かな旋律の曲です。
えちシーンは夢3メア2その他1。言うことなし。(良い意味ではない
システムは細やかに設定できて使いやすくていいですね。
選択肢など全くなく、ただ読み勧めていくだけです。
夢とメアのアフターストーリーとしては満足できますが、雪那さんのルートくらいオマケで欲しかったなあ。




タイトル ソフトハウス ジャンル
ホシツグヨ Grooming ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ A A B+ A+ A+ Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
俺が住むのは、単線が1本あるだけで他には何もない小さな町。いや、耳が潰れるほどにやかましく鳴くセミたちもいたか。
俺・高村由利は、姉と二人で暮らしている。天体観測が趣味で、将来宇宙飛行士になりたいと考えている、平凡な学生だ。
この町は何もないが、それだけに空が綺麗で、夜になると満天の星空になる。
特に、裏山にある池の畔で見る光景は、どこにも負けないぐらいの光景だ。澄んだ水面が星空を写し、宇宙にいるような気分になる。
今日も、星を見るために裏山へと足を伸ばしてみたが、俺しか知らないはずの秘密の場所には既に人影があった。
和服を着ていつもと雰囲気が違っていたけれど、彼女はクラスメイトの九龍明日羽に間違いない。
しかしそこにいた彼女は、普段の内向的なお嬢様ではなかった。
那美。そう名乗った彼女は、嘲りにも似た微笑で俺に告げる。
「その瞳、大事にするが良い。遠からずおぬしの運命に関わるであろうからな」
それが全ての始まり。俺が住んでいた“日常”から“非日常”へ踏み出した最初だった−−。

感想:
日本神話の「国生み」を題材とした和風伝奇アドベンチャーノベル。
中盤から、ストーリーが急激に進みます。ヒロインとの恋愛のステップをはしょりすぎ。
日本神話の国生みという、伏線が壮大であるがゆえに説明も長くなり、かつ主人公も安易に力を行使できてしまうのがなんともご都合主義。
ストーリーと星がまったく絡んできません。日本神話よりはギリシャ神話のほうがしっくりきたんじゃないかな?
BGMは夏らしい開放的なものと、星空を連想させる幻想的なものと、なかなかの出来。
Hは1人3〜4回はあり、CG数も多いです。
選択肢ごとのスキップ、バック、クイックセーブ&ロードのシステムは便利でした。
細やかな設定も出来て良いんですが、H中の声が効果音扱いなので消せないのが難点です。
EDが結構多いため、分岐や選択肢の数が多いのでちょっと大変でした。
日本神話は好きなので、これはこれで良し。(ぇ




タイトル ソフトハウス ジャンル
星の王子くん Leaf ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A A- B+ B+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
星野王子(ほしの おうじ)、通称「星の王子くん」は、とある学園に通うごく普通の超美少年。男女を問わず人気者。
今日もいつものようにママの添い寝で起こされて、友達のぷりんにパンツを脱がされ、りんごに腕を組まれ、ユーリに飛びつかれ、ココに肩を揉まれて通学です。
学園に着いてみれば、そこには謎の大球体が。「すわ、宇宙人の侵略か」 と色めき立つも、突然自爆。そこから現れたのはなぜかお馴染みの顔 (ただし黒焦げ) で……
そんな平穏な毎日を静かに暮す王子たちですが、どういう星の巡り合わせか、様々な事件が次々に巻き起こります。
はたして王子とヒロインたちは、幾多の苦難を乗り越え、またその中で、愛を育むことができるのでしょうか?

感想:
サン=テグジュペリの星の王子様でなくて良かった……。
キャラ大勢の時は楽しいのだけど、二人きりの甘甘空間や料理の解説が尋常でなく苦痛。
ピロートークはもうカンベンしてくれ……。
ストーリーは、基本いい人ばかりなので大団円で終わります。
CGは96枚。差分少なめ。
BGMは28+唄2曲。明るくていい雰囲気。
えちシーンはユーリ4、りんご2、他3。特にユーリは反則……泣けました。
ちのの妹も含めたハーレムが欲しかったなあw
システムは一通りそろってます。
お気にキャラは「甘夏ぷりん」。可愛く楽しく、まさに良妻賢母。
シナリオは「葵りんご」。ラブコメの王道でしたね。
とにかく、テキストが秀逸です。現状の日本の風刺も散りばめられていて、読み物として面白すぎです。
オススメ!




タイトル ソフトハウス ジャンル
ほしまつりのうた ソフトハウスDew ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ A- B B B B Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
主人公の通う結ヶ崎中町学園は、自由な校風をモットーとし、お祭り好きな学園として有名。
そのなかでも8月上旬、旧暦の七夕の夜に行われる星祭りは、市全体を巻き込むほどの大きなイベント。
だが、騒々しいのが苦手な主人公は自転車を磨いたり中庭で昼寝したりと、一人が気楽で好きな性格。
だが周囲に巻き込まれるのが常で、特に幼なじみの羽衣香夜(かや)には何かにつけて誘われるのであった・・・。

感想:
メインヒロインのストーリーは、意外にあっけなく終わってしまい、物足りなさを感じました。
急展開で進むストーリーについていけず、EDもあっけなくて、感動する間がなかったかな。
一押しは、アリアのストーリーです。ちょっとしたサスペンス的で、なかなか読み応えがありました。
BGMは、学園ストーリーなので、明るい曲が多いです。その中で、「Tickle!!」は一際目立つ、聴いていて楽しい曲です。
ただ、システム面では、画面が止まってしまうといった致命的なバグがあったり、履歴を見るためのボタンが押しにくかったり、同じ文章でも進め方によってはスキップがきかなかったりと、使いにくかったのは残念。
ゲーム期間が短いせいか、ストーリー自体のテンポが早く感じます。
設定自体は面白かったので、ED後のアフターストーリーとか、もうひとひねりあれば、けっこういい作品になったんじゃないかしら。(笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
HOTEL. 暁WORKS-黒- ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- B+ A A A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
世界は今日も、回りだす。

決して満ち足りている訳ではないが、物足りない訳ではない。
そんな優しく緩慢な世界に、ひっそりと建つ一軒のホテルがある。
「いらっしゃいませ」
入り口をくぐると、外が冬だということを忘れてしまうくらい暖かい。
だが羽織っている外套を脱ぐほどではなく、心地よい暖かさが包んでくれる。
流れ落ちる水の音に耳をすましてみると、微かに人々が談笑する声。
ほどよく流れる水の音が人の声をかき混ぜ、落ち着いたハーモニーとなっている。
「ようこそ、ホテル・プリメーロへ。」
後に副支配人であると言ったその男性は、無表情に私を出迎える。
少しトーンの低い、やや固めの声に、そしてその表情に……何かを想う。
そう、それはいつのことだったろうか、 ──もはや何も、わからない。
「私は、貴方のことを……」
新たな少女を迎え入れ、今日もゆっくり回りだす。
不思議も、奇跡も、慈悲も無く。 ホテルに住まう、全てを乗せて。
世界は今日も、回りだす。

感想:
まるで映画。
シナリオは全5ルート。不思議な世界観をかもし出すテキストが秀逸。長閑なホテル内が中盤から一変します。
人の感情の機微が豊かで、一気に世界に引き込まれます。最後までプレイすることをオススメ。特にマーカス。
出来れば他のサブキャラのエピソードも欲しかったなあ。
CGは107枚+差分181枚。少なめかつ目つきが怖い。絵風は独特なタッチで影が多めなせいか暗い印象なのが残念。
BGMは34曲+唄3曲。クラシックのアレンジがいい感じ。雰囲気にもピッタリです。
えちシーンは日輪・アリス・美雨・彩花3、サラ2。長さの割に多め。
システムは一通り。クイックセーブ1つ、タイトルからロード可、オートセーブ×、窓サイズ等設定が細やかにできます。起動時認証有り。
お気にキャラ・シナリオともに桜井彩花。天真爛漫で、中盤での変貌振りも素晴らしい。
とにかく最後までやることです。サラルートを通しでプレイすることで全体像がつかめ、まるで映画を見終わったかのような印象を持つこと請け合い。




タイトル ソフトハウス ジャンル
保母さんといっしょ! TinkerBell ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B A- B A+ B Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
主人公の勤める『まつのみ園』に双子の新人保母がやってきました。
新しく赴任してきた保母さんたちは園長の結城千鶴(ゆうき ちづる)の娘。双子の姉妹未弥(みや)と真弥(まや)にとって、主人公は幼馴染の『お兄ちゃん』。幼馴染の微妙な関係で、主人公は新人の保母さんの2人と『まつのみ園』で 4月から夏休み前の7月末までの4ヶ月の間、 一緒に働いていくことになったそんなある日、未弥は昔のように自分を『妹』扱いする主人公に意を決して告白をします。
「わたしもう子供じゃないよ!」
「お兄ちゃんのことを受け入れれる位、大人だよ!」
その未弥の言葉をきっかけに、まつのみ園の中で展開されるH。
そして、主人公と未弥の関係をしってしまった真弥も未弥に内緒で主人公と関係を持ってしまう。
果たして、この三角関係の先に待つものは・・・・・?

感想:
あくまで攻略対象は左右の双子の姉妹です。真ん中はありません。
真ロリの人用に2〜3枚ある程度です。期待してはいけませんよ。(何
エロ度は高いです。てかそれがこの作品の全てです。ストーリーはお飾り程度。
一週間単位で話が進み、あっという間に終わりますから。
キャラの立ち絵は、表情の変化に乏しいのが気になるところ。
ゲーム時にいちいちインストーラ起動しないといけないのは正直ウザすぎ。
音声の再生をしないにチェックしても再生しやがるし、CG見るときにまで声を出します。最悪。
まあ、鬼畜でもなんでもないので、絵買いかつお手軽を求めるならオススメ。




タイトル ソフトハウス ジャンル
White ねこねこソフト ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A B B+ A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
まるで中世を思わせるような町並み。
時代がかった石畳と大きな洋館。
その島に住む人たちは、純朴で人を疑うことを知らなかった…
ある日、偶然その世界へと迷い込んでしまった主人公。
夢ではない。しかし現代でもない不思議な場所。
…過去へのタイムスリップ? パラレルワールド?
様々な憶測と共に、現代社会へと帰ることを考える主人公だったのだが…
いつしかその世界にも馴染んでしまう。

やがて、古くからこの場所で暮らしているヒロインたちも、異邦人である主人公に興味を抱く。
そして主人公もまた、無垢なままの彼女らとの交流に、新鮮で、忘れていた何かを思い出せるのだった。
…だがそこには、ある秘密が隠されていることを、やがて主人公は知ることになる……

感想:
エンドが拍子抜け。
ストーリー自体はしっかりしていて楽しく読みやすいです。
ただ、個別エンドがあまりにあっさりで、Trueでさえも一番気になるであろう未来が描かれていないのはショックです。
CGは116枚。差分多め。
BGMは16+唄5曲。中世風でクラシックな印象。
えちシーンはマリカ1、ブリジット・ほたる3、カナン・他2。
おまけのものはCGは登録されますがシーンは登録されません。
システムは一通りそろっており、相変わらず細々とした設定が出来るようになってます。
お気にキャラはブリジット。ただのツンデレかと思いきや、味のある好いキャラです。
シナリオはTrueまでやらないと意味がありません。
大団円は味わえないもののまとまりのある、オススメな作品です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
WHITE ALBUM Leaf ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- S A B B- Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

感想:
かの名作「To Heart」の次回作です。
「To Heart」とは一転して、CGは美麗に。ストーリーやBGMも、冬をイメージした、切ない雰囲気です。
はっきり言うと、一転させすぎです。(苦笑
遠くなっていく彼女との恋愛模様がテーマなせいか、まさに冬空のようにどんよりした雰囲気ですね。切な過ぎるストーリーで、プレイしていくうちに、だんだん良心の呵責が起きてしまうのには参りました。(^^;
ヒロインの由綺ちゃんに、ちゃんと最後にクリアしてあげるからね〜、などと言い訳を心に浮かべつつ、プレイしてました。(苦笑
最大の欠点として、To Heartと同じく、イベントとイベントの間隔が長すぎます。だらだらと意味なく日数が過ぎていくのは辛かったです(最初っから飛ばせってばさ)。
To Heartのようなコマンド選択と違って、一週間の行動予定を入れないといけない上に、その行動に意味がない場面もあり、繰り返しプレイ時には苦痛を感じてしまいました。
私のお気に入りは、美咲先輩ですね。身を引くいじらしさに胸を打たれてしまいました。(笑
BGMもやはり、切ない曲が多く、美咲先輩のテーマが一番お気に入りですね。
そして、ED曲「POWDER SNOW」は、Kanonの「Last regrets」にも匹敵する名曲だと思います。
全体的に、一長一短なソフトといえるでしょう。プレイするときは、ストレス軽減のためにも、攻略法を準備しておいた方が賢明かと。(苦笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
WHITE ALBUM 2 Leaf ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
S S+ A A A A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
冷たい風を震わせて、歌が聴こえてきた――
夕暮れのキャンパスに、誰もいない学食に、寂しげな校舎の窓辺に。
三年前に凍らせたはずのあの歌が。
情熱に突き動かされ、純粋な想いを綴った、欺瞞の歌が溶けてゆく。

あの、三人だった冬も今は遠く、一人と一人の季節を何度も繰り返し。

続きは、そんな晩秋。
あの時 引きちぎろうとした絆の、醜い傷痕が乾くこともなく、けれど、何かが変わる予感とともに始まっていく。
寂しい二つの旋律は、互いを惹きつけ傷つけて、そしてまた、新たな旋律を呼び寄せる。

もうすぐ、新しい冬が来る。
あのひとといられない、そしてあいつのいない冬が。
ホワイトアルバムなんて知らない。  だって、もう何も歌えない。
届かない恋なんてしない。  だって、もう人を愛せない。

感想:
前作を凌ぐ出来。
全8ルート+1。ストーリーもさることながら、登場するキャラ全てが魅力的で、全体の雰囲気を盛り上げてくれています。特に親友の武也は予想以上のイイ男。
CGは149枚+差分123枚。若干少ない感じ。背景はきれいだけど、キャラ絵は平面的過ぎるかな。
BGMは43曲+唄10曲。鑑賞時音量調整×。送り戻り等もなく音楽鑑賞には不向き。
前作のアレンジも含め、作品からして寂寥感たっぷりの曲がほとんどですが、聴きごたえのあるものばかりです。サントラ3枚ゲットだぜ。
えちシーンはかずさ8、雪菜6、麻理4、小春・千晶3。絵的にアレなのでエロさは……。
システムは一通り。窓サイズ3種類、クイックセーブ1つ、オートセーブなし、プロテクト無し、要求スペックやや高め、おまけノベル2本。
強制的にイベントモードになって早送りが出来ないのは、スキップ時にはうざいです。
お気にキャラは杉浦小春。逆境に立たされてもなおまっすぐな子。まさに小春樹。エンドは少し気に入りませんでしたが。
「誰に対しての誠実」は、八方美人な自分には痛い言葉でしたね。
シナリオは和泉千晶。真っ向から雪菜とぶつかる場面は見ごたえありました。
君望ばりにイライラするも、春樹が本当に悩み苦しんでいる姿を見ると一概に色ボケヤロウと罵れないところが巧い。
とにもかくにも、究極の二股物語でありながら他キャラも楽しめる大作です。オススメ!