ここでは、私が今までにクリアしたゲームのレビューをご紹介させていただきます。
一応は、18禁がメインなので、18歳未満の方は、速やかにご退出ください。(笑
もし、攻略法等、お尋ねしたいこと、ご意見などがおありでしたら、軌跡の間にお願いいたします。

なお、各ソフトの画像等データの著作権は、各ソフトハウス様が所持しておりますので、無断転載・無断使用等は一切禁じます。




タイトル ソフトハウス ジャンル
ザーメンセキュリティ2009 C.C CLOCKUP ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- B+ A+ B S- A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
今や一家に一台と言われるパソコン。
その用途は様々だが、主人公・遠野 扶羽(とおの たすば)のマシンはもっぱら、エロゲーやアニメの専用機になっていた。
ある日、今日も怪しいスパムから思わぬオカズを収穫できないかと、扶羽がメールソフトを立ち上げたのだが……
「あわわ、一気に大量のウイルスメールが!しかも駆除する人が居ませんよッ!?」
疑問に思う扶羽が首を傾げていると、突然モニターが光を放つ。
それが収まると、画面からニョキニョキと女の腕が出現した。
「……よい、しょっと。……わわッ!?」
中から出てきたのは、普通にかわいい女の子だった。
その子は出てきた途端バランスを崩して倒れ、扶羽は下敷きにされたり、どさくさに紛れて胸を揉んだりパンツを見てしまったり……♪
事情を聞くと、彼女は名を「メイラ」と言い、扶羽が使っているパソコンのメールソフトの中の人だと言った。
感染したウイルスメールのせいで動作不良になり、しかもその原因が扶羽らしい。
なんでも駆除ソフトの中の人が扶羽に取り付いていて、そのせいで今は彼しかウイルスを駆除できないのだ。
そしてその方法とは、駆除ソフトがウイルス駆除を最大の役割や本能とするのと同様で、憑依主の最大の本能と役割に置き換わるとのこと。
そう、男としての最大の役割と本能と言えば、女への子作り……すなわち射精行為。
かくしてメールソフトの彼女と、そしてその後も次々と現れるウイルス感染した少女たちとの、精液ワクチン生活が始まる。

感想:
どう見てもただの抜きゲです。本当にありがt(ry
ストーリーは単純そのもの。ヒロイン個別のラストはちょっとはグっとくるものの、ご都合主義的なエンドで気分が冷めてしまいました。
ルーリスエンドは、子供の傍に居られないなどと別れの辛さを感じさせられ、現実的で良かったですね。
CGの数はハンパではなく、Hシーンではアニメーションも使っており、ピンポイントズームなど、エロ度も高いですよ。
ただ、メインのメイラは回数が多いのに比べて、人間の美々子は圧倒的に少ないのが可哀想。
特に毎晩行うウィルス駆除は、手抜きと思えるくらいのCGやシーンの使いまわし。ここはがんばって欲しかったですねえ。
システムは使いやすくできているのですが、タイトル画面で延々と声入りのOP曲が流れるのはやめてほしいです。
これぞエロゲといった感じです。それなりにオススメ?(笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
さかしき人にみるこころ light ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A B B+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
好人物な優等生を演じている主人公・勾坂一重は、借りていた本を返しに図書室へ来た際、図書委員の女子生徒「真柄 亜利美(まがら ありみ)」から理由もなく邪険な態度を取られてしまいます。
“他人から嫌われる事”が最も我慢ならない性格の一重は、亜利美に対して、まず「親切にする」ことからアプローチを始めます。
次いで、亜利美が読んでいた本をきっかけに、二人はお互いの知識を戦わせるようになるのでした…。

感想:
いいツンデレ。(何
攻略対象は、亜利美1人のみ。他の登場キャラには一切手が出せません!(笑
さかしき=賢しき、というタイトルどおり、うんちくの飛び交う会話に、興味がわかないのならプレイしないほうが無難でしょう。
私は結構好きなほうなので、結構楽しめました。
やがて明らかになる、亜利美が主人公を嫌う理由にはちょっと呆れてしまいましたが。(笑
会話のテンポも悪くなく、3150円という低価格のわりにCGもきれいでH度も高め。
ただ、終盤に盛り上がりがないのが残念かな。
賢しい主人公の本音が見えにくく、カルい印象を拭えなかったのが残念でした。




タイトル ソフトハウス ジャンル
さくら、咲きました SORAHANE ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ A+ S+ B+ A A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
「臨時ニュースをお伝えします。今日も桜が満開でしょう―――」
テレビから流れる、いつもと変わらないニュース。
春という名前の時間が、今日も流れていた。
「さーくん。部活、なくなっちゃったんだっけ?」
昨日、2238年度の始業式と入学式が行われた。 そして、部活始業の日でもあった。
「なんかよくわかんねーけど……廃部になってた」
田舎町の学園の水泳部だからって、あんまりな扱いだ。
「だったら、生活部に入らない? 楽しいよっ!」
つばめの表情は 「この時を待ってました!」 と、言わんばかりの笑顔だった。
「めーは、いつも生活部のことを話しするけどさ。一体、どんな部活なんだ?」
「うーんと、簡単に説明すると…… 生きる活力を探求する、楽しい部のことだよ!」
まったくワケが分からなかった。
「わたしたちってさ、トコシエだよね。だから、とことん楽しく生きなきゃダメなんだよ」
老化のない世界、トコシエの世界。 永久にこの命が続くんだから、それはきっと……
「楽しくかぁ、そうかもしれないな」
「そうかもしれない……じゃなくって、そーなんだよっ!」
俺たちはまだ、生まれたばかりなのかもしれない。 この長い長い、命の中で。
「めー、時計見ろ! ぼやっとしてたら、もう時間だぞ!」
「本当だっ、もうこんな時間! おかあさん、行ってきます!」
「めー、待てっ! 俺をおいていくなっ!」
この永遠にも似た春の中で、この咲き誇る桜の下で。 俺たちは、春をする―――

感想:
「生きる意味」を考えさせてくれたいい作品。
シナリオは全8ルート+オマケ10本。老化しないというトコシエの超サイヤ人ばりな若い外見・肉体の維持は正直疑問。
どっこい世界消滅規模の騒動が起きても、主人公たちの周囲はきれいな世界観のままで、恐怖や絶望といった暗い描写はあまりないです。
でも一人一人の生き様はどれも立派です。
CGは82枚+SD絵13枚+差分1392枚ととんでもない数な上に超美麗な背景、キャラの立ち絵の細やかな表情変化は、圧巻の一言です。
鑑賞モードではちゃんと背景やトップ絵も公開してくれてて感激♪
BGMは37曲+唄4曲。鑑賞時音量調整○、プレーヤー機能が使いやすくて素晴らしい。
アコギやピアノを使った、青春ドラマらしい穏やかで柔らかな感じの曲が多いです。
えちはつばめ・都・美羽3、奏・すみれ・瀬利華2、他2つ。
システムは一通りで、クイックセーブ・オートセーブ×、代わりにシナリオプレーヤーでいつでもどこでもシーン移動が可能。
お気にキャラ・シナリオともに湊美羽と天使突抜瀬利華。自分の生き方を不器用なほどに忠実に貫く、似たもの同士です。
美羽は博識なキャラで、「ノブリス・オブリージュ」など興味深い考えをもっているのが魅力。
前作をはるかに上回る面白さです。オススメ!




タイトル ソフトハウス ジャンル
サナララ ねこねこソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ A- A- B A- A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
それは、誰にでも起こるかもしれない、すこしふしぎな物語り――。

どこにでもある、町を舞台に、
ふとしたきっかけで始まる、不思議なお話し。
一緒に暮らしたり、夜の校舎に忍び込んだり…。
普段と『すこし』だけ違う、
そんな世界の物語りです。

感想:
意外と心打たれる物語でした。
4部構成で、それぞれ主人公とヒロインが変わります。
3部と4部が特に良い。ヘンに異色なキャラ設定をせず、感情移入のしやすい身近な存在にしてくれています。
ところどころ、設定が破綻してる部分もあるのですが気にはならないかな。
イベントがあまり多くない分、ストーリー自体は短め。
キャラCGはロリっぽい。かつ少ないのがやや不満。
そのためH度の評価も低めです。おまけの方がえちぃのはいつものこと。
お手軽にプレイできるので、やって損はないかと。




タイトル ソフトハウス ジャンル
サナララR ねこねこソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ A- A- B+ A- A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
それは、誰にでも起こるかもしれない、すこし不思議な物語――。

ある日、主人公のもとに訪れた見知らぬ女の子。
何を思ったか、どんなお願いでも一つだけ叶えてくれると言うのだが……
この頼りない女の子が?
とても信じられない主人公に、その子は説明を始めるのだった。
「マニュアルによるとですね…」
1. 一生に一度だけ、どんなお願いも叶えてもらえる
2. この世界に住む、全ての人に一度はやってくる
3. やってくる時期は人それぞれで不明
4. 伝える係をナビゲーターと呼び、対象者がお願いを叶えるまでその役目から解放されることはない
5. お願いを叶えた対象者は、次の誰かのナビゲーター役となる
6. 全て終えると、この期間のことを忘れる
※1. ナビ時は、対象者以外にはテラ空気状態
※2. 他の人間に、このことを伝達するのは不可能
※3. 明らかに無茶と判断したお願いの場合、そのままスルーされることもあるので注意
※4. お願いを決める期限は一週間以内
一通り、説明を受けた主人公。
言葉だけでは信じられないのだが、確かに彼女は少し違っていた。

感想:
オイラにもチャンスが欲しい!w
シナリオは全7ルート+おまけ12。前作よりパワーアップしておりますが、全く同じなのもあるのが少し残念。
終始ほんわかした雰囲気で、変にこりすぎず、素直に読み進められます。
CGは104枚+差分454枚。相変わらずロリい絵柄。
BGMは26曲+唄4曲。穏やかで少し切ないメロディ。唄はどれも良かったですよ。音楽プレーヤ機能×。
えちシーンはのぞみ3、あゆみ・ひかる・由梨子2、涼・実果・かな恵・愛衣1。おまけのがえちぃのはいつものこと。
システムは一通りで、クイックセーブ1つ、音量テスト○、バックログからシーンジャンプ有り。
お気にキャラは糸川みく。反則的に面白い子ながら、芯の強さが光る子。
シナリオは杉田かな恵。みくの対象者で、社畜には心に響くシナリオです。
結局、人は何かしらつながりがあるのだという啓示だろうか、短い割りに含蓄ある良いストーリーでした。オススメ!




タイトル ソフトハウス ジャンル
サムライホルモン くらむちゃうだー ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B- A B A- A- Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
時は戦国、嵐の時代。 日ノ本は混迷し乱世が続いていた。
万民に幸福が訪れることは決して無く、常に死と隣り合わせの血生臭い世であった。
そして天下泰平を望む万民の願いは虚しく、 永禄元年―― 加速しながら歴史はさらなる戦の世に導かれていく。
尾張国では織田信長、甲斐国では武田信玄がその武力を見せしめ、対立する。
そんな最中、九頭竜川の東に小国・大津塚はあった。
わずかな領地に名乗りを上げたのは、神楽坂乃翁 ……初老の男。
誰しも、三日も持たず滅びるだろう…… そう予感した。
だが、小さいながらもその国が消えることはなかった。 なぜなら、誰にも手が出せなかったのである。
侵攻しようものなら天災が起こり、兵は病魔に倒れた。
「大津塚は“緋天の巻物”で護られている。攻め入れば末代まで祟られる――」
真偽のほどは定かではないが、信長公も信玄公も何処の武将も“触らぬ神に祟り無し”と判断し、相手にしなかった。

そして、永禄4年の春。 歴史の裏舞台で物語は紐解かれる。
鎮守の森に囲まれた小城“大津塚”の殿中で、時の城主・神楽坂政親が首を斬られ、その亡骸が見つかった。
謀反を起こした罪人は、その夜謁見の予定があった浪人頭・堀紋十郎とされたが、家臣たちが長屋を訪れたところ、堀はその姿を消し大津塚から逃亡を図っていた。
時わずかに遅れ、家宝である“緋天の巻物”の喪失も判明し、大津塚城内は一気に慌ただしくなる。
嫡男・神楽坂小十郎太は、夜が明ける前に侍隊将数人を引き連れ、堀の行く先を追う。
御伽衆に草を放っていた風魔の一族も、“緋天の巻物”を手に入れるべく堀の行方を探る。
かくして、乱世の時代、その裏舞台で日ノ本は大きな転機を迎えようとしていた……。

感想:
一言で言えば、よく分からん!
シナリオは全7ルート。選択肢はやたらあるくせに、その後のセリフとか特に変化がなく、ただのルート確定用でしかないという…。意味ないだろ。
CGは73枚+212枚。絵はエロい。
BGMは21曲。鑑賞時音量調整○、プレーヤー機能×。
えちシーンは多いが絵にほとんど変化はありません。
システムは一通りで、常時オートセーブ、音量テスト×、クイックセーブの意味無し、ディスクレス起動可。かなりの数の選択肢があるので、選択肢の戻り・送りは欲しかったですね。
生殺与奪泰山府君、ねえ…。時代背景を見るに、戦国物だろうとワクワクしてたのに肩透かしでした。
詳しい説明が欲しいとは言いませんが、もう少し分かりやすくしてくれてもよかったのではないかな。




タイトル ソフトハウス ジャンル
さらさらささら アトリエかぐや Berkshire Yorkshire ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A B A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
吾妻不動産の若き社長・吾妻 祐毅 (あがつま ひろき)は今、人生の最大の分岐点に立っていた。
彼の会社は国家規模のプロジェクト『巳各務村再開発計画』に名乗りを上げており、その最終選考まで勝ち残っている。
もし開発権を手に入れることができれば、吾妻は一気に一流の仲間入りをすることができるのだ。
だがライバルは巨大企業・藤沢プランニング。
ただし、このプロジェクトは自治体の長が企業を決めるのではなく、村人たちの総意によって開発を行う会社を決められるという特殊なシステムを取っていた。
それにより吾妻のような小さな会社でも望みを持つことができるのだ。
より村人たちが “本当に望んでいる”形での再開発を行うべく、祐毅は現地・巳各務村へと向かうのだった。

感想:
テキストが惜しい作品。ボリュームも少なめ。
読んでいて退屈なのと、大事な事を一文でさらりと流したり、雰囲気が固いです。
ストーリー自体は悪くないのにね。
CGはきれいだけど、あごがとんがりコーン。
えちシーンは、人数が少ない分、1人4〜5回ほど。
おまけシナリオで1人しか追加されてなかったのが残念でなりません。
システムは使いやすくて良かったのだけど、設定画面に入るのがやや面倒で、まとめて設定できないものもありました。
全体的に「萌え」が足りない。没頭できるだけのキャラの個性やシナリオに厚みがなかったのが残念です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
GHQ〜千尋学園裏学園祭〜 スタジオ・ルクス QUIZ
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B A- B B B+ A- Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
舞台は名門「千尋学園」。文武両道をうたうこの学園にはひとつの言い伝えがあった。
「学園祭の夜、密かに行われる『裏学園祭』。この大会に勝ち残った者はどんな願いも叶えられる。ただし、敗者となった者には…」
家庭の事情や成績不振、己の信念や大好きなあの人のため…、様々な思惑を抱えた少女達のもとへ、今年も招待状が届けられる!
さあ、訳あり美少女達の運命やいかに!?

感想:
キャラそれぞれストーリーが独立しているのは良かったのですが、掘りこみが足りなかった感があります。
ボスの力をもっと圧倒的にしたり、ヒロインたちの肉親がいた理由などを、織り交ぜてほしかったですね。
登場キャラ全員のストーリーもあればよかったんじゃないでしょうか。
HCGには、流用されているものもありましたが、まあ十分な量かと。
クイズ直前ではセーブできるのですが、移動シーンではできないのはいただけないですね。それ以外は、問題なく使いやすかったです。
移動場所も多く、クイズもそれなりに難易度が高いです。
クイズ好きな人には、なかなか楽しめるんじゃないでしょうか。若干ストーリーに物足りない部分があるのが残念です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
シークレットゲーム
-KILLER QUEEN-DEPTH EDITION
FLAT ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
S- S- B+ B B A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
閉鎖された廃墟、閉じ込められた13人のプレイヤー。
仕掛けの仕込まれた首輪、トランプを模したPDA。
72時間以内に与えられた条件をクリアしなければ首輪の仕掛けが発動する。
こんな非現実的な状況を簡単に受け入れてしまうのは、
目の前に転がったそれが、かつて人間だったモノだからなのだろう。
PDAは全部で13台存在する。
首輪の解除条件はそれぞれ異なる。
誰がどのPDAを持っているのかわからない、自分の条件は隠さなければならない。
しかし、単独行動は不利、条件を明かして他のプレイヤーと共闘すべきだ。
……いやまて、アイツは嘘をついているんじゃないのか?
「殺される前にコロスしかない」
疑心暗鬼、そして何よりも死への恐怖が、プレイヤーたちの道徳と理性を蝕んでいく。

感想:
さすがです健速さん。
基本的にノベル。選択肢なんか、途中でたった1つのみ。
おかげで、途中で止められない止まらない。
エピソードを1つずつ読み進めていき、最後の章がTRUEルートです。
非常識な空間でマヒしていく人間心理の動向の描写がリアルで、引き込まれてしまいました。
そういった舞台設定はとても緻密で良かったのですが、CGの演出はさほど大したことないのがもったいなく感じました。
えちぃシーンも描写は軽め。ヒロインごとに1回のみ。
1本道のノベルなのでスキップの意味なし。
とはいえ、そんな細かな不満なぞどうでもよくなるくらいのストーリーの良さに感動です。
ぱっと見ありきたりなものの、安易なご都合主義で終わらないのが良いですね。
同人版→PS2版→本作である逆移植版とつながっていますが、同人版とはだいぶ様変わりしているようです。
お気に入りキャラは「文香」。彼女のルートが欲しかった…。シナリオは「麗佳」。
健速信者なら絶対やるべし。てかやってるか既に……。




タイトル ソフトハウス ジャンル
シークレットゲーム CODE:Revise FLAT ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A- B+ B- A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
周囲を小高い山々に囲まれ外界から隔絶された廃村――阿尾嵯(あおさ)村。
建物は朽ち果て、無人の廃墟となったその場所に集められた14人の若者。
首には爆弾が仕掛けられた首輪、手には1台のPDA。彼らは否応なしに「ゲーム」へと巻き込まれてゆく――
「ゲーム」のルールは、それぞれの参加者に与えられた特定の条件を達成すること。
条件をクリアするためにはあらゆる行為が正当化され、参加者同士が殺し合うことすら許容される。
「条件を満たせなければ、首輪が爆発し命を落とす」
生き残るために仲間を作るか。 裏切りを恐れ孤独を貫くか。 それとも……
PDAに搭載された特殊機能と、フィールド内に設置された各種の銃火器を駆使し、生き残りを賭けた過酷なデスゲームが始まる。

世界から見放された廃墟の村で繰り広げられる、14人の少年少女が辿った最後の記録。
信頼と裏切り、嘘と真実が渦巻くこの舞台で、果たして彼らは何を得、何を失うのだろうか。
ここにまた、新たなる「ゲーム」の幕が切って落とされた。

感想:
何で健速さんが居ないのよ……。
展開自体は矛盾なく面白いストーリーですが、登場キャラの能力がほぼ全員反則的なのがいただけません。
好きなキャラのほとんどが死んだまま終わってしまい、全体的なボリュームも少ないのがまた切ない。
CGは115枚。キャラの人数の割りに少なめ。
BGMは26+唄6曲。OP、ED曲共に良い出来です。
えちシーンは4つのみ。レ○プ的なものは意外と少なくCGもなく、シーン登録されてません。
システムは一通りそろってます。ディスクレス起動。
お気には司と玲のコンビです。この二人の絡みを見るだけでもやる価値あり!
正直それくらいしかウリがないです。前作並みの期待をしてはだめですよ!(><w




タイトル ソフトハウス ジャンル
G線上の魔王 あかべぇそふとつぅ ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ S- A S- B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
――命をかけた、純愛――

真冬。粉雪の舞う大都市に“魔王”が出没した。
望みは、無論、人間社会の崩壊である。
主人公・浅井京介は、学園に通うかたわら、養父のビジネスを手伝って、存外な大金を動かしていた。
倣岸な養父に影響を受けた彼は、才能を余すところなく発揮して、ついには有名企業のブレインとしての顔を持つようになっていた。
けれど、彼は普段はクラシックを愛するひょうきんで明るい青年である。
クラスメイトの椿姫と義理の妹の花音、親友の栄一に囲まれながら、楽しい学園生活を送っている。
そんな京介の平凡な日常にも、危機が迫っていた。
花音の出場するフィギュアスケートの全国大会が脅迫され、椿姫はずっと守ってきた家から立ち退きを迫られる。
学園は謎の集団が人質を取って立て篭り、市内でも富裕層の子供たちが次々と失踪していく。
一連の事件はすべて、地下都市を根城とする“魔王”の仕業だという。
そんなとき、一人の少女が訪ねてくる。
少女は、正体不明の“魔王”をあぶりだすべく、頭脳を駆使した心理戦をしかけていった。
流れるような長髪の美少女、宇佐美 ハル。
彼女こそが、京介の忌まわしき少年時代を、ともに戦ってくれた“勇者”だった。
十年ぶりの再会――
いま、命をかけた純愛ドラマの幕が上がる――

感想:
クラシックのアレンジが神。一見の価値ありですよ。
シナリオも素晴らしいのですが、所々に破綻が見受けられます。
特に、メインのハルルートは、完全に別物として考えたほうがよろしいかと。
それを差し置けば、燃えるストーリーです。
うんちくとか関係なく、論理的思考で矛盾点を暴くハルがカッコイイ!
主人公含め、登場人物には裏表の顔があり、その細やかな心理描写も素晴らしい。
まあ、そのギャップを受け入れられるかどうかが、この作品の評価につながるかな。
BGMは有名なクラシックのアレンジが主です。
特に、「雌雄」という曲は原曲が「エリーゼのために」らしいのですが、まったく面影ありません。
ノリのいいアップテンポな曲調で、まさに神がかったアレンジかと。気に入ってWAVE化させて延々リピートしちゃいました。(^^ヾ
ぜひともサントラがほしいところです。
Hシーンはハルが2回、他3人は3回。・・・何の差別ですかこれは。
ハードウェア制御が出来たりと、システムにも凝ってます。
気に入ったと言えば気に入ったのですが、Trueルートのラストがちょっとなーと。
「魔王」の行動に一貫性がなく、主人公の母親のこともおざなりで終わってしまいますし。
粗は目立ちますが、それを補って余りある圧倒的なインパクトはあります。
とにもかくにも、ハルルートは必ず最後にやりましょう。
お気に入りキャラは、「宇佐美ハル」。最初はほんとヘンなヤツなのに、だんだんと可愛くなっていくところがグッドですね。




タイトル ソフトハウス ジャンル
紫影のソナーニル ライアーソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ B+ B B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
20世紀初頭、西暦1907年。
私たちの知るものとは異なる時代、 私たちの知るものとは異なる歴史を歩んだそこには、無数の蒸気機関が充ちていた。
異常発達した蒸気文明が生み出す排煙は見る間に天を埋め尽くし、人々から青空を奪い去った。
中でも、最も空が暗いとされる場所があった。
永劫に続く灰色雲と雨に覆われた廃墟、旧・重機関都市ニューヨーク。
5年前に発生した《大消失》と呼ばれる原因不明の災害によって全土が廃墟と化したかつての摩天楼、
合衆国政府によって完全封鎖され、現在では人影のひとつもないその都市へと、
ひとりの女・エリシアが足を踏み入れる。ひとつの目的を持って。
災害の中心地とされる旧マンハッタンへと向かって、女は静かに歩み始める。
一方で──
旧・重機関都市ニューヨークの“地下”とされる場所があった。
地上の誰ひとりとして、その存在を知る者はいない。 薄暗い紫の灯りに照らされる広大な地下空間。
そこには、5年前に消失した摩天楼の街並みが存在していた。ただし、大いなる歪みを伴って。
異形へと歪み、黒色と紫影に染められた、出口のないその地下世界 《アンダーグラウンド・ニューヨーク》 には、消え去ったはずの人々が確かに存在していた。
7体の 《御使い》 と呼ばれる怪物の足音に怯えながら。
7体の 《御使い》 と呼ばれる怪物がもたらす恐怖と苦痛と死に耐えながら。
人々は、歪みの地下都市の中で、何かを待ち続けるかのように留まり続けていた。
そこへ、ひとりの少女・リリィが足を踏み入れる。 記憶の一切を持たずに。
リリィにとって、わかっていることはひとつだけ。
理由はわからない。何があるのか、誰がいるのか。なぜ、そう自分が思うのかも。
それでも、たったひとつだけ。
「マンハッタン。紫色の空の果て」
「あそこに。あたしは、いいえ、あたしだけは、行かないといけない」
──少女は目指す。遙か彼方の紫影の塔を。
──想い遺した人々の儚い影に、触れ続けながら。涙を、我知らず流しながら。

感想:
考えるな、感じろ! な作品。
スチームパンクうんぬんより、ライターの桜井さんの独特の世界観がいいですねえ。
ただ、今ひとつのめり込めなかったですね。最大の謎である大消失について、あまりに説明不足な感じ。
キャラたちはとても魅力的なのですけどね。
CGはこれまでどおりAKIRAさん。迫力のある綺麗な絵柄です。
BGMは特筆なし。えちは言わずもがな、ちょろっとあるくらい。
システムは一通りそろっています。
大消失前のエリシア、可愛かったのになあ……。無念です!(何




タイトル ソフトハウス ジャンル
シオンの血族 catwalk ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A B+ A+ A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
「それは、遠い遠い血の記憶だ──」

皇統を守護する、女魔術師の家系── 紫苑寺。
その正体は闇の世界の住人・吸血鬼(アプヌース)の一族である。
紫苑寺の一族の中で唯一の男子・紫苑寺ミコトと、その姉である紫苑寺有葉は、名家・和晃院家の血を継ぎ紫苑寺の親戚でもある和晃院静佳と、性的奉仕人形(セクサロイド)のノウェムと共に、深い森の中で暮らしていた。
楽しい日常。全寮制のお嬢様学院・紫杏学院に通う少女たち。
しかしそれは、紫苑寺に仇なす組織・全地普遍教会(カトリコス)の聖職者・ソフィアの強襲によって、終わりを告げる。
血に刻まれし原初の記憶。消えていく学院の少女たち。
そして来たる、復讐の時。
揺らぎ、不確かになる世界の中で、己の信じる道を示すため、
銀貨30枚の代償を負いし少年と、彼を取り巻く少女たちの戦いが今、幕を開ける!

感想:
ノウェルたん欲しいなあ……。
シナリオは4ルート+ハーレム。各ヒロインとも1周目はバッドエンドで、2周しないとなのがテンポ悪いですね。
世界観は結構いい感じで、途中まではそこそこ面白かったのに、ラストは特に大した戦闘シーンもなく、盛り上がりに欠けたままあっさり終了。初めの頃のソフィア戦が一番の山場ですね……。
CGは62枚+差分581枚。長さの割りに多いかな。
BGMは16曲+唄1曲。鑑賞時の音量調整×。荘厳なイメージで作品に合ってます。
えちシーンは有葉・静佳・ノウェル5、ソフィア3、ハーレム5、陵辱他13。
静佳は3Pが多いし、ソフィアも少ないのがやや不満。てかえちシーン力入れすぎだろう。
システムは一通り。クイックセーブ1つ、オートセーブ無し、音量テスト無し、プロテクト有、ディスクレス可、ワイド対応等細やかな設定ができます。
お気にキャラ、シナリオともにソフィア。テンプレ通りなツンデレ。
同名のライトノベルが原案らしいですが、原作を読んでみようという気にはなれなかったのが残念ですね。もう少しラストを頑張って欲しかったです。





タイトル ソフトハウス ジャンル
色紙〜シキガミ〜 Catarite ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A B+ A A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
時は現代、まだ自然が残されている片田舎を舞台に物語は幕を開ける。
主人公・白河秀吾は、御園台学園の2年生。
考古学好きという、ちょっと変わった面をもつ秀吾は、自宅の倉の中で三色のお札を発見する。
赤・緑・青の三色の長方形の札が、それぞれ10枚ずつ綴られていた。
天然ほわほわ清水さくら先生、つっこみの激しい優等生高倉千尋、大人しい美少女飯村紗代里などに囲まれ、学園生活を楽しむ秀吾。
しかし、そんな秀吾の周辺で、不可思議な事件が起きはじめる。
『生徒失踪事件』
その背後に潜む、『人に在らざる存在』に立ち向かうため、秀吾は三色の御札を破り、3体の式神を呼び出すのであった。
「我ら式神、主の召喚に応じ、只今参上つかまつりました」

感想:
意外とヒーローものな伝奇アドベンチャー。
ストーリーはほぼ一本道で、章仕立てで展開していく流れはいいのですが、クライマックスがいまいち盛り上がりません。
所々キャラとのやりとりと挿絵が変わるだけ。エンドも大差なし。
意外にも人があっさり死ぬのにはびっくりですよ。
BGMは和風ぽくて作品の世界観に良く合ってます。テーマ曲は聴き応えのある出来ですよ。
Hシーンは、回数は多めだけどエロ度は低いです。残念。
ストーリーは章仕立てで進んでいくのですが、間に入るナレーションの音声がカットできなかったのが面倒でしたね。カッコよくていいんだけど。
それに一本道すぎるので、別キャラを進めるのが億劫になるのはいただけませんねえ。
どうせならヒーローもの(船隊もの?)にでもしたほうが良かったんじゃないかな。
結局、主人公の家系の血、事件の真相、式神という要素があまり活かされないまま終わってしまいました。
ちょっと物足りない感じです。




タイトル ソフトハウス ジャンル
屍姫と羊と嗤う月 BaseSon ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ A- A- B B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
私立凌月学園に通う主人公、高藤篤志はどこにでもいる普通の学生。
気心の知れた友人と日々を過ごし、それなりの悩みを抱えながらも、平穏な生活を送っている。
しかし、4人の少女達との出会いをきっかけに、篤志は様々なことを体験することになる。
突然身近な存在へと変わった無邪気な雰囲気を持つクラスメイト『黛 叶子(まゆずみ かのこ)』。
屈託のないとぼけたやりとりで和ませてくれる下級生『真咲 花(まさき はな)』。
美人で盲目の先輩『一ノ瀬 明星(いちのせ あきほ)』。
そして奇妙な転校生『姫岸 唯緒(ひめぎし いお)』。
同じことの繰り返しだった生活が、少女達とのやりとりによってすこしずつ変化していく。
叶子とは親しみの時間をかわし、
花とは馬鹿馬鹿しくも穏やかな気持ちを持ち、
明星には年上に対する憧れと気恥ずかしさを感じ、
唯緒には共感と好奇心を抱く。
今まで、他人と必要以上に深く関わろうとしなかった篤志に訪れた気持ちの変化。
それは、前向きで、清々しいものではあったが、彼を思いもしなかった出来事へと後押しすることになるのだった。
切なく、過酷な運命へと。
学校を騒がせる陵辱事件、心を狂わし悪魔に魂を売り渡すクラスメイト、押さえきれぬ嫉妬の炎に身を焦がし、殺意すら芽生えさせる少女。
それらは全て、人を狂わせる魔石、魂の器とも呼ばれる『メザマレクの石』へと繋がっていた。
そしてメザマレクとそれに魅入られた人間を巡って暗躍する闇の住人、不死者とも呼ばれる『ノスフェラトゥ』。
篤志は、望むと望まざるに関わらず、世界は人間を含めた生に祝福された生き物だけが住んでいるわけではないことを知り、その恐怖にさらされることになる。
身を焦がすような恋、胸を締め付けられるような切なさ、心を引き裂かれるような哀しみ、守ってやりたいという強い願い――そして、全てを押し潰す絶望。
篤志は、恋を知ったが故に、誰かと一緒にいたいと想ったが故に、過酷な運命と向き合わねばならぬことになるのだった。
血と憎しみと恐怖に彩られた――儚くも美しい悪夢に。

感想:
段々と現実味のない話になっていき、読んでいて首を傾げてしまうようなところが出てくる。
姫岸ストーリーは、月姫のアルクェイドを思い起こさせる。
明るい感じの世界観とはいいがたく、CGの配色もダークな感じである。
右クリック機能がほかのと違っていたため、若干使いにくかった。
キャラそれぞれに、長めの独立したストーリーはあるのだが、やはりキャラが少なく、謎がはっきりと解明されないまま終わってしまうため、物足りなさを感じてしまう。





タイトル ソフトハウス ジャンル
思春期 RUNE ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A+ A+ B+ A+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
東京の都心近くの住宅街に住む、主人公将臣その妹のすずめ、幼馴染の智恵理。
3人はごく普通の、平穏な学園生活を送っていた。
ある日、学園に2人の転校生、雪来とみあがやって来る。
彼女たちは、揃って将臣の妹になることになった、と言う。
主人公の家は、3人の妹、おまけに幼馴染の智恵理までが妹として加わり、女の子だらけに。
こうして、思春期まっさかりな女の子達との同居生活が始まる。

感想:
なんとも強引というかご都合主義な話の進み方ですが、キャラの個別ルートに入ると、それぞれの苦悩が上手に描かれていて、切ない気分になりました。
それに引き換え、主人公のキャラは薄いです。
CGは、ヒロイン4人の割に数が多め。
BGMは、明るいものから切ないものまで揃っており、普通にサントラとして聴くにも違和感のない出来です。
Hシーンはかなり多めで、CG分岐も豊富。つるぺた2人、並2人。ウーン…(。。;
システムも、使いやすいものは一通り揃っております。若干重い気はしますが。
全体的なボリュームは想像以上にあり、完成度の高い良作。
ただ、主人公のエロさばかりが目だって見えたのが残念。まだ親父のほうがカッコイイです。しっかりしろ主人公ー。




タイトル ソフトハウス ジャンル
Leaf ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ B+ B B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
−狂気の扉が音を立てて開いていく…−
ここ数日の間、僕は不思議などろりとした時間の中を漂っていた。
毎日同じ時間が同じ映像で繰り返されているような…そんな奇妙な錯覚を覚えている。
代わり映えのないくだらない毎日の連続。
やがていつの頃からか、僕はこの退屈な世界から、すべての音と色彩が失われてしまっていることに気付く。
僕はつまらない現実を離れ、徐々に狂気の世界へ足を踏み入れようとしていた…。
そんな僕のクラスで、ある日の授業中、ひとりの女生徒がおかしくなった。
彼女は機械のようなまっすぐな姿勢で席から立ち上がると、突然、大きな声で淫猥な言葉を叫びだし、教師が無理矢理その口を押さえる頃には、彼女の顔は自らの爪が刻んだ生傷で血だらけになっていた。
クラス中の生徒達が息を飲んで見守るなか、鮮血の赤を見つめていた僕は、現実世界がゆっくりと色を取り戻していくのを感じていた…。

感想:
電波の意味を理解した。(遅
「痕」のリニューアル版に同梱されています。
ストーリー全体は短めで、狂気をテーマにしたオカルトなお話。
ラストのボスは大したことないので、いまいち盛り上がりに欠けるものの、おまけが面白いので良し。
CGはさすがに98版に比べるとはるかにきれいですね。
BGMは「雫」が一番いい感じ。
全体的な出来は、さすがに時代遅れに感じるものの、ノベルとして十分に楽しめました。




タイトル ソフトハウス ジャンル
しすこん−妹魂− AngelSmile ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B B B A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

感想:
主人公はどうしようもないくらいに 妹のみゆきが大好き!でも兄妹であるが故に、一線を超えられない日々が・・・。
その想いを他にぶつけようと、みゆきと似た大人気美少女アイドル天河あゆみに入れ込む毎日。
だが彼のそんな日々は、父からの一通のエアメールで大変貌!
みゆきとは血が繋がっていない事を聞かされるわ、父の突然の 再婚相手の娘と同居する事になるわ、 その娘がなんと天河あゆみだったりするわ・・・。
2人の“義理”の妹に板ばさみ! 直樹の愛と下心と妬きもちに満ちた戦いの日々が、こうしていきなり始まったのだった。
穏やかな家庭が妹たちの恋愛戦場と化していく!!

感想:
なんとも美味しすぎる設定です。(爆 某ソフトの「胸キュン!」みたいです。
一応他にもキャラはいるのですが、あまりにオマケ的な扱いで、残念ですね・・・。
ストーリー自体、あまり厚みはありません。イベントCGのほとんどがHシーン。(笑
システムは使いやすくてよかったですね。プレイ自体は快適に出来ました。
総合的に見て、妹属性をお持ちの方にはよろしいソフトかと。
いや、俺は違うよ!?たまたま、セットで買ったソフトの中の一つだったんですよぅー。(^^;;
それに俺は、妹よりはお姉さんの方が…(謎笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
シスターコントラスト! AcaciaSoft ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B A- B B A- Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
その日まで、僕に妹なんていなかった・・・。
幼い頃に両親が離婚し、それからは母とのふたり暮らし。その母も、昨年他界した。
天涯孤独の身となった僕に、何年も会っていなかった父から、一通のメールが届いた。
言われるままに父の家に向かう僕を、立て続けに奇妙な出来事が襲った。
僕の目の前に現われたもう一人の僕、そして光の洪水・・・・。
気がつくと、一人の少女が僕の顔を覗き込んでいた。
「ねえお兄ちゃん、起きて、起きてよ・・・」
――お兄ちゃん?僕に妹なんていないはずだが・・・・?
しかし、彼女の顔には確かに見覚えがあった。
幼い頃に一度だけ会った、父の再婚相手の連れ子だ・・・・。
彼女がなぜ僕を「お兄ちゃん」と呼ぶのかわからないまま、父の家へと向かった僕を迎えたのは父ではなく、3人の“妹”だけだった。
その時になって、僕はようやく、僕の周りで起こっていることを認識しはじめた。
どうやらここは、僕のいた世界ではないらしい。そしてこの世界では、僕は父の再婚相手の娘である妹たちと暮らしているらしい。
こうして、僕と妹たちの新しい生活が幕を開ける・・・・。

感想:
いろんな意味でヤバいです。(何
タイムパラドックスというカラクリは面白いのですが、無駄に話がややこしく、目的がはっきりしていないストーリーでした。
音楽はテンポのよい曲が多め。
Hは自慰が多く、CGの使い回しが多いです。選択肢での分岐が結構多く、差分CG回収はちょっと大変。
全体的に今ひとつです。





タイトル ソフトハウス ジャンル
しちゅえーしょん3 バーサーカー ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B B B A C Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

感想:
ストーリーもへったくれもない(笑)、サクサクとすすむオカズゲーです。
ただ、アイテムを手に入れ、それの使い場所を探すなど、やり応えは結構ありました。
ただ、巨乳ばかりなのがちょっと・・・(^^;いろいろなタイプが居てくれたら良かったのになあ・・・。
問題は、システム面ですね。キーボードは受け付けない、スキップ機能もない、フルスクリーンモードもない。なんてもったいない!(^^;




タイトル ソフトハウス ジャンル
実習生 rouge ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A B A B S- A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
主人公が通う男子校には、毎年教育実習生を迎える制度があった。
何時の頃からか、この学校には、「美人の教育実習生を相手に初体験をした学生」の噂話というのが、半ば伝説のように囁かれていた。その為か、実習生を迎えるこの時期は、野郎ばかりの学内も、いささか浮き足立つような気分が蔓延している。
だが、主人公は、すでに卒業生であり、過去2回の教育実習期間を経験しているので、邪な幻想を抱きながら浮かれる後輩たちの様を、やや醒めた様子で眺めていた・・・。

感想:
陵辱系のストーリーなためか、Hのボリュームはかなり多いです。
登場する女の子全て、巨乳であるため、自分はいまいちなのですが、好きな人にはたまらないでしょう。(笑
作品自体の出来は決して悪くないので、損をすることはないと思います。




タイトル ソフトハウス ジャンル
Justy×Nasty Whirlpool ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B A B A S+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
勇者を育成することを目的とする『創聖(そうせい)学園』。
魔王を育成することを目的とする『造魔(ぞうま)学園』。
善と悪、光と闇。
こんな二つの学園が石を投げたら届く距離にあって、問題が起こらないわけがない。 小競り合いは日常茶飯事。
そして近年の少子化の影響により両学園は合併、『創聖造魔学園』として生まれ変わった。
だがそこはやはり水と油。 ひとつ屋根の下で争いは激化し、極めつけに両学園長の不仲により、対立はより深いものとなっていた。
そんな学園に、幼い頃から父親に魔王になるべく、無理やり英才教育を受けさせられてきた主人公が転入することに。
勇者と魔王。 それぞれの威信を掛けた戦いが今始まる。

感想:
魔王の威厳台無し。
シナリオは全5ルート。日常会話に有名どころのRPGネタが織り交ぜられ、知っている人はニヤリとできるでしょうが、せいぜいスパイス程度で、この世界観に具体性というか真実味を持たせられなかったのが失敗でしょうかね。
ヒロインとの絡みも結構安直で、普通の学園物となんら変わりません。
CGは90枚+SD絵20枚+差分406枚。
BGMは25曲+唄2曲。プレーヤー機能は万全。ただ音量がゲームと連動しちゃいます。
えちは真奈・霧江・みかる4、響・果林3。オマケ含む。
システムは一通りで、オートセーブ30、クイックセーブ15、セーブデータ管理もしやすく、設定が細やかに出来ます。シーンジャンプや解らない単語の解説TIPSなど、素晴らしい操作性の良さです。なので評価がちょい+。
お気にキャラもシナリオも特になし。
とりあえず、良いとこ取りしようとして失敗した悪い例かな!w




タイトル ソフトハウス ジャンル
シャングリラ2 エルフ SLG
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B A- A- B A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
隣国ガルーンの侵略軍を破り、平和な時間を取り戻したヒュンケル王国。
しかし、この国に再び魔の手が迫りつつあった。
新たな敵の名はマドゥー。
呪いの魔鏡に封じられていたはずの、伝説の悪しき魔導士だ。
魔界の邪悪な力を借り復活したマドゥーは、またたく間にヒュンケルの将軍たちを捕らえ、その力を封印してしまう。
そして、強大な魔力を持つ自らの魂の器とするため、今や国王となったエリオンの肉体を乗っ取ろうと目論む。
しかし、軍勢を失ったヒュンケルにも最後の希望が残されていた。
それはかつてこの国の危機を救った異世界の勇者の存在であった。
トオルの夢の中に甲冑を着けた少女が現れ、呼びかけたのだった。
「勇者様、助けて・・・!」

感想:
知る人ぞ知るSLG。もちろん1もあるが、1と違って、キャラを成長させていけるFEのような要素が気に入っているので、こちらのみクリア。
多種多様のスキルをセットでき、戦略的にバラエティに富んだ戦い方ができるのがうれしい。
ご褒美シーンは、以前と同じ2画面の大スケール。クリア内容によってCG分岐が追加された・・・のは最初の3名くらいだけ。手抜き?
ストーリーは、なかなか面白いがそう厚みがあるわけでもない。ただラストがダメダメ。一気に気分がなえる。
SLGとしては気楽に楽しめるが、やはりラストは気分が悪い。




タイトル ソフトハウス ジャンル
12の月のイヴ minori ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A+ B A+ A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
はじまりは、ここにする。
誰もが、様々な想いを抱えながらも、「慌しく過ごさなくてはならない」と急かされるような、ある年の瀬。
都会からほど近いニュータウン・恵美市(めぐみし)でも、そうした風景が幅をきかせていた。
“クリスマスイヴ”という名で知られる、その日。
ごく平凡な青年・直人(なおと)は所用の道すがら、不思議な少女と出会う。
出会った記憶のない、その少女を何故か「知人」と意識した時、彼らの物語は幕を開ける―。
―ある者は、楽しく過ごす“時間”を守るため。
―また、ある者は、無自覚に“何か”を手に入れようとして。
―そして、ある者は、大切な“目的”を果たすために。
それぞれの運命が、物語を織り成してゆく。

感想:
まさか宇宙誕生にまで話がいくとは。
シナリオは全3ルートで一本道ノベル。
ペルセウスでもそうだったけど、古いノートでは動作が重い!
とはいえ、心理描写が見事。シナリオはちょっと理解できないが。
CGは264枚。まばたきなどアニメーションのせいで重いんだな。でも相変わらず綺麗。
BGMは47曲。儚げな印象の曲が多いですね。プレーヤー機能、音量調整○。
えちシーンはみずか6、杏鈴5、由紀3、他1。これまた相変わらず胸がでかい。
システムは一通りで、クイックセーブ10、ロード画面よりロード可、終了時オートセーブ5つ、音量テスト○。
お気にキャラは杏鈴。テンプレどおりながら可愛い。途中までは…w
シナリオはあえて選ぶならみずか、かねえ…。
とはいえ夏空のペルセウスより読みやすく、物語性があってよかったです。




タイトル ソフトハウス ジャンル
13人の麗しきケダモノ ミンク ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B B B B B A-
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
“紳士淑女の教育”を掲げ、その校風から裕福な家庭の子女を多数擁する“エリート養成学園”こと、聖ユリアンナ学園。
そこでは今、学園の創立20周年を祝う学園祭が催されている。
演劇、演奏、イベント、屋台…… 学園生主導により行われている学園祭は、その日頃の厳かな佇まいとは打って変わって、年相応の若々しい喧騒に満ちていた。
主人公・真守は、その最中にとある催しの招待券を手に入れる。
幼なじみである奏と共に、そのイベントの会場である聖堂の地下を訪れる真守。
そこに居たのはクラスメイトや先輩後輩だけでなく、教員、保健医、果ては用務員まで……個性あふれる 11人だった。
一見何の関係もないように見える13人。やがて、備え付けられたスピーカーから聞き慣れない声が響き渡った。
「これから皆さんに“悪魔探し”をしていただきます」
『13人の中の1人に割り振られた“悪魔”を話し合いのみで見つけ出し、告発できれば勝ち』
覚えたてのルールというのも相まって、終始和やかに進んでいくゲームは、一巡目の終わり、その雰囲気を唐突に変貌させる。
「ちょ、ちょっと待って! コイツ……本当に死んでる !!」
ゲームだったはずの “悪魔探し”。
いつしかそれが、心の奥に住む“本物の悪魔”を呼び覚ますことになる。
果たして真守は、大切な誰かを死なせることなく、このゲームを終えることが出来るのか。
また、このゲームは一体何のために仕組まれたのか。
すべてを白日に晒す時、生き残っているのは“悪魔”か、それとも……

感想:
人狼ゲームと思ったが、ただただ期待外れ。
シナリオは全3ルート+バッドエンド。ただしどのルートでも悪魔は同じで、奏ルートがTrueエンド。
せめてルートごとに違う悪魔を用意してほしかったし、人狼ゲームでよく見られる人間の醜悪さの描写はそこまでない。
結局、悪魔や主催者の意志があまりに軽薄な印象で、全体的に行き当たりばったりな進行なのが残念でした。
CGは174枚+差分160枚。懐かしいテイストな絵。
BGMは18曲。鑑賞時音量調整○、プレーヤー機能×。
えちシーンは17つ。多くがレイプ系かつ殺されてしまうエグい描写なので注意。
システムは一通りで、クイックセーブ×、音量テスト無し、選択画面内のキャラが判別しにくいのが難点。
総論としては、玲ちゃんいなかったらク○。この子だけが癒しでしたw





タイトル ソフトハウス ジャンル
終末少女幻想アリスマチック キャラメルBOX ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A+ A+ B B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
世界は、静かに終末を迎えようとしている。
西暦2022年。世界は原因不明の死に至る病に冒されていた。隣接する多重次元世界が融合し、異空間化してしまうという「散花蝕(ペトレーション)」と呼ばれる次元融合現象である。
汚染地域は人間が近寄ることを頑なに拒み、その領域は徐々に拡大しつつあった……。
そんなある日。九州の片田舎で普通の学生として生きていた「丸目蔵人」は文部科学省の発行した召喚状で、突如として、東京湾の新規埋め立て地に造成された新東雲学園都市に連れてこられることになった。
自分にどんな役割があるのか、それにどんな意味があるのか…全く知ることの無いままに。
けれど、刻一刻とそれを許さぬように世界は滅亡への道を辿り始める。
手に携えるは幼い頃から鍛え続けてきた剣術と、一振りの刀剣のみ。
そして蔵人は、そこで自らの運命をそれぞれに斬り拓こうとする少女たちと出逢う──。
逃れる術のない蒼き天蓋の下で──今、少年少女達の未来への戦い、「終末幻想」の物語が静かに幕を開けようとしていた……。

感想:
アニメのような、部構成とナレーションが入る演出は面白かったですね。
ところが中身はめちゃくちゃ濃い話。
剣術が好きでないと、ついていくのに苦労するでしょう。
それに、最後は知りきれトンボな感じで、ラスボスみたいな存在が見えないまま終わるので、なんとも盛り上がりに欠けます。
CGはとても美麗。BGMも、幻想的で雅な感じです。
プレイしやすいシステムではありますが、各キャラをもう一度クリアしないとエピローグが見れないのは面倒。
魅力的なサブキャラたちを、もう少し活躍させてほしかったですねー。
あまりにあっさりしていて、心残りです。




タイトル ソフトハウス ジャンル
シュガーコートフリークス リトルウィッチ ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A+ A- B+ B+ A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
ルリタニア王立学院。
王都のほぼ中央に位置するこの学院は、広く周辺国家からの留学生を受け入れていた。
主人公・ハル(九藤 晴)はこの学院で2年目の夏を迎えようとしている。
当初、真摯な思いを胸に医師を志して留学してきたハルであったが、今や生活費を稼ぐため、カフェの給仕や同人誌のベタ塗りアルバイトに精を出し、単位を落としそうになっては友人たちに助けられる毎日。
だがそんな日々は、少女の唐突な一言によって終わりを告げた。
「…勅命である。九藤ハル、そなたを――――」
――少女は、はるか遠い故郷・凰国<おうこく>から来た小さなお姫様。
同居を強要され、ハルのつつましくも穏やかだった日常は、この日を境にとんでもない迷走を始めることに。
身分を隠し、ハルの妹として憧れの学園生活を楽しむ姫巫女・珠姫(たまひめ)。
珠姫に対してライバル心を燃やすルリタニア王国のお姫様・ジル。
学院のアイドルで、学士会のリーダーも務めるお嬢様・マリー。
教会から派遣されてきた、ちょっと抜けてる聖堂騎士・レン。
主人公・ハルと4人のお姫様、そして彼らを取り巻く一癖も二癖もある、学院生たち。
これはそんな、自分たちがまだ何者になるかも知らない彼らの、輝きに満ちた時を描いた物語――。

感想:
リトルウィッチ最後の作品。
若干、ヒロインの個別イベントが少ない感じ。そのせいか、恋人同士になる過程が性急に思えました。
とはいえ、意外な展開やご都合主義でない流れは、読んでて楽しかったですね。
ジルとライカの奇妙な友情など、サブキャラもいい味出してます。
CGは、好みの絵柄ではないものの、綺麗で、作風に似合ってるかな。若干動きのなさが気になるところ。
BGMは明るくテンポある曲。
えちは全員3回。絵柄的に、エロいかと言われると……。
システムは使いやすくまとまっており、起動前に設定や環境診断が出来たりと、手がこんげます。
なんとなく、小さくまとまってしまった感があります。もったいない。
キャラたちの活躍がもっと欲しかったですね。
お気に入りのシナリオは「レン」。まさかの展開にびっくり。
キャラは「ジル」。健気でいい子です。
やって損はないです。オススメ。




タイトル ソフトハウス ジャンル
Sugar+Spice! Chuablesoft ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
S S- S B A+ A+ Hard
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
男の子って なんでできてる? 男の子って なんでできてる?
かえるに かたつむり 子犬のしっぽ そんなもんで できてるよ
女の子って なんでできてる? 女の子って なんでできてる?
おさとうに スパイス すてきななにもかも そんなもんで できてるよ

舞台は現代、「結ノ宮」っていう街でのお話。
「結ノ宮学園」にかよう少年が主人公だ。
お話の始まり、君には記憶がない。
交通事故に遭って記憶喪失になっちゃったんだ!周りはわからないことだらけ。
何よりもわからないのが、乙女心。
そんな君がヒロインたちと知り合い、彼女たちのことを詳しく知り、彼女たちが
“何でできてる”のか(=どんな子なのか?)
を理解することで、親密になっていく…。

Sugar+Spice 甘く刺激的な、恋の物語

感想:
オトメカイセキADV。わけわからん。
とにかくイベントが多いです。Fateのホロウとよく似たゲームシステムと言えばわかるかも。
マップ上に散らばるイベントアイコンを選んで、話を読み進めていきます。
面白いものが多くて良いのですが、進め方がある程度自由なため、例えば恋人になれたキャラと、選んだイベント内でのキャラとの会話に違和感を覚えることもあり、ちょっと冷めてしまうこともあるのが難点。
約1年という長いゲーム期間を感じさせないイベントの豊富さ、活き活きとしたキャラたちとのストーリーは、必見です。
CGも手抜かり無く、キャラ一人一人の表情も豊かです。所々に入るカットも、ストーリーを盛り上げてくれます。
BGMはまあ普通なのですが、キャラの声がバックでいろいろとしゃべる(BGV)のは面白い演出でした。
1人3〜4回くらいHシーンがあり、量も質も高めです。
既読スキップは、単なる早送りだけでなく、丸ごとイベントを読み飛ばしてくれるのは繰り返しのプレイに最適でした。ただ、クイックロードが、ロード画面で選べないのはマイナスかな。
読み進め方によって好感度が変動するので、出てこないイベントもあったりするので、500を超えるイベントを全部集めるのは一苦労です。
ただ、どうにも不正防止としか思えないような、修正パッチの出し方は気に入らないかな。中古を買った人のことを考えているのでしょうか?
でも久々に、ストーリー性と攻略性を兼ねそろえた大作。
ラストがちょっと盛り上がりに欠けますが、十分に満足できました。オススメです!
お気に入りは「はねる」。決して胸ではない。(何




タイトル ソフトハウス ジャンル
Sugar+Spice2 チュアブルソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ S- A+ B+ A+ B+ Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
女の子って何で出来てるの?
お砂糖やスパイス、それにステキな何もかも。
それじゃあ。 ――夢を持っている女の子って何で出来てるの?
彼の名前は天本響(あまもと ひびき)。
幼い頃から、バイタリティあふれる趣味人である姉に付き合って(半ば強制的につき合わされて)日々いろんな事にチャレンジしてきた。
そんなある日、父が仕事の都合で転勤が決まったのだが、それに付いて海外に行く訳にもいかず、かといって祖父の所に行けば転校する事になってしまう。
それならばと、今は家を出て学校の近くに住んでいる姉の所に一緒に住まわせてもらえばいいじゃないか、と提案された。
けれど姉の部屋には、やはり学校に通うためにと、一歳年下の従妹・天本風花(あまもと ふうか) が既に一緒に暮らしていた。
従妹とはいえ、年頃の男女が一つ屋根の下。親戚の集まりくらいでしか会うことのなかった従妹と上手くやっていけるのか、不安になってしまう響。
戸惑いを覚えつつも他の選択は無く、響にとってはなし崩しに始まる従妹と姉と一つ屋根の下という新しい生活。
同じ水泳部の友人たちと騒がしい日々を過ごしたり、新たに従妹の友人と知り合ったりする中、その従妹が響に頼みごとをしてきた。
「今度、買い物に付き合って欲しいんだけど。女2人だと、ちょっと荷物が多くなるかもしれないから」
快諾する響。
けれど、その買い物の待ち合わせ場所に来たのは。
「……どうして、あんたがここに居るのよ」
そこ居たのは、かつて響が憧れ、そしていつの間にか避けられるようになっていた先輩・柊銀河(ひいらぎ ぎんが)だった。
「それであんた、結局何がしたいの?」
そう銀河に言われ、自分の夢や目的を持っていない事に気づいた響は、次第にその「夢」を気にかけながら日々を過ごしていくことになる。

感想:
銀ちゃんが全て。(何
銀河のストーリーがとにかく豊富です。時点で風花。
前作同様ショートストーリーが豊富で、読んでいて面白く、進行度合いによってセリフの変化があるのもまた良いですね。さなと薫子が短いのが残念です。
CGは種類は少ないものの、差分が多いです。相変わらず可愛い絵柄でステキ。
BGMは場面によく似合ってました。キャラそれぞれに、エンドに歌が流れるという力の入り具合。さすがです。
システムは、今回は不便な点がいくつか。
Ctrlキーでのスキップを押し続けていると一気に飛んでしまう。
CGモードがシーン閲覧と一緒になっていて分かりづらく、CG閲覧時には途中で抜けられない。
バックで流れるキャラの声(BGV)の音量が設定できないのでメインのとかぶってしまう。
攻略難易度も高めです。相変わらずバッドエンドも含めてたくさんのエンドがあるので、やりごたえはバッチリ。でもグランドエンドはイマイチ。
お気にキャラは風花。ただもう可愛いとしかいいようがない。シナリオはさな。夢を真剣に追う姿はとてもカッコ良かったです。
夢と現実を真正面から受け止める姿は、青春だなーと感動。オススメです。




タイトル ソフトハウス ジャンル
Sugar+Spice!Party☆Party チュアブルソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ S B A A- Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
あれから月日は流れ、三年生になった俺たちは最後の文化祭を迎えようとしていた。
晴れわたる青空の下、生徒たちのにぎやかな声が校舎にこだまする。
華やかに飾りつけられた校内を歩く俺の隣には、愛しい彼女の姿があった──
さーて、結ノ宮学園最後のお祭りだ! 思いっきり遊ぶとしますか!

感想:
「Sugar+Spice!」のファンディスク。
前作では攻略対象外だった彩ねえと先生にもシナリオが追加されました。えらいっ!(何
スピンアウトなるユーザー自らがウェブサイトでエピソードを作ることのできる機能があり、人気の高い作品も同梱されております。
面白いといえば面白いですが、内容はまあそこまで濃くはないかな。
ただ問題は、シナリオを見るにもCGを見るにも音楽を聴くにも、ミニゲームをクリアしてポイントをためないといけないこと。
型抜き、シューティング、7ならべ、神経衰弱、落ち物ゲームなど、程よい難易度なのでフルコンプリートは骨が折れるでしょう・・・。
曲は前作と変わらず。エロシーンは1キャラ1〜2回。凝ったプレイも楽しめますぜ。
マサムネと新キャラとの絡みがあってもよかったんじゃないかなー。
短くて楽しい文化祭気分を味わえる、良い作品ではないでしょうか。
どのキャラも可愛いなんて反則だ・・・。(何




タイトル ソフトハウス ジャンル
SuGirly Wish HOOKSOFT ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A B+ A A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
赤煉瓦の敷かれた情緒あふれる街並みを抜けたところにある、おしゃれな雰囲気の学園と西洋館のような学園寮。
主人公・白咲純平(しろさき じゅんぺい)は、新学期から寮長に任命されてしまった。
「自分にこんなのできるのか?」天を仰いだ純平に、幼なじみが微笑みかける。
「だいじょうぶですよ」天使の笑顔で励まされ、一丁やるかと気合を入れれば、右を向いても左を見ても、恋に恋する問題児たち。
屋根裏の魔女、暴走する小悪魔、麗しの女寮長に、素直になれないお姫さま、時には頼りになる味方、時には事件の張本人。
いわくありげな礼拝堂や、“願いの叶う泉”がある、かなり不思議なこの学園では、誰もが一度は耳にする、小さな小さな恋のウワサが、あっという間にひとりで歩く。
そこに起こった大事件、入学式の壇上で、妹が叫んだ。
「お兄ちゃん大好き!」学園中が恋騒ぎ。

男の子にはちょっと退屈な、女の子にはとっても大切な、誰にも言えない乙女心と、誰かに言いたいこの気持ち。
恋の騒ぎにあてられて、ときめく気持ちが加速する。
時にはこっそり大好きな、彼とのキスを夢見たり? 一人で頬を染めてることも。
元気のない友達がいたら声を掛けずにはいられない、悩みを聞かずにはいられない、そんな優しい純平だから、女の子たちの心の内が、だんだん見えてく聞こえてく。
一人では絶対に叶えられない願い事を、純平は叶えてあげられるだろうか?
妄想していた分だけ、恋は素敵なものになる……のかもしれない。

「この気持ち、一緒に叶えてくれますか?」

感想:
無難な出来、という感じ。
シナリオはヒロイン5ルート+オマケ。シナリオの長さが微妙に短く、トラブルもあっさり解決するし、他キャラの活躍がもう少し欲しかったですね。
正直、キャラの個性自体がイマイチ。ヒロインルートでの掘り下げが浅いせいでしょうね。
ロマンティックモードなるヒロイン側視点の場面もいまいち活かしきれていないかな。デート後で悶える姿だけ見せられても、ねえ。もう少し内面を描写したり、他ヒロインとの絡みなり期待したのですが。
CGは90枚+差分460枚。
BGMは23曲+唄2曲。鑑賞時の音量調整×。宮廷音楽風で、作風に似合ってます。お気に入りは杏奈のテーマ曲ですね。
えちはヒロイン5人とも4つずつ。
システムは一通りそろってます。クイックセーブ1つ、シーン頭のオートセーブ、画面サイズ可変、選択肢戻り、ディスクレス、タイトル画面の画像変更可能と、操作性が良いです。
お気にキャラ・シナリオともに月ヶ瀬 杏奈。人気投票第1位。てかこいつが一番まとも。もう少し過去のことも知りたかったなあ。
とにかく、全体のバランスは良いのですが、キャラの個性がイマイチで活かしきれていない、かつ関係性の描写が少なくて感情移入しづらかったのが難点です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
祝福のカンパネラ ういんどみるOasis ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
Game Over
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
物語の舞台となる“世界の宝物庫”と呼ばれる都市・エルタリアでは、収穫祭の準備が進められていました。
そこの冒険者クラン『Oasis』に所属するアイテム技師レスターもまた、収穫祭を楽しみにしている一人。
“エール”で満ちるこの年は、必ず夜空を流星群が埋め尽くす夜があり、雑誌や新聞の予報では 今日が その『流星群の日』 。
レスターの幼なじみでもあり、エルタリアの公女でもあるカリーナ、
中央広場で大道芸をしていた 自称世界一の人形師・アニエス、
神都から遠征してきた 神殿騎士・チェルシー、
そしてその他大勢と、流星群を見に行くことになったのです。
エルタリアの大聖堂屋上でパーティーをしていたレスターたちに向かって、なんと流れ星のひとつが向かって来ました!
星は彼らの上を通り過ぎて大聖堂の塔に落ち、駆けつけたレスターたちは、そこで隠し部屋を発見します。
神秘的な雰囲気に包まれた部屋の中央のベッド眠る可憐な少女。
レスターが静かに近づくと、その少女はゆっくりと目を覚まし……
「あなたが、わたしのパパですね!」
――星々が無数に降る神秘的な夜の、不思議な部屋で出会った少女。
このミネットとの出会いが、レスターたちを今までと違う賑やかな日常、そして思いもよらない冒険へと導くことになるのでした。

感想:
胸焼けで胸がいっぱい。(ぇ
もうね、主人公が、「家がわりと名家」「才能に満ちてる」「超いい奴」「イケメン」で、さらには「ヒロイン全員攻略済み状態」。
おまえはどこの無敵ヒーローかと。
確かに、キャラとの交流シーンは面白い。
でもあまりデレデレされるのは好きじゃないので、読み進んでいくだけで苦行でした。




タイトル ソフトハウス ジャンル
シュクレ 戯画 ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A B A A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
勤めていた洋食屋が潰れてしまった料理好きの主人公・城島景一は、幼なじみの日下部みはるの部屋にやっかいになりながら、職を探していた。
ある日、景一はお気に入りの喫茶店『リバーライト』を訪れる。
オフィス街の大通りから一つ裏通りに入ったところ。大きな川に面した小さなビルの屋上に作られた庭園の中に佇む、ちょっとレトロでおしゃれな喫茶店。
落ち着いた雰囲気のその場所は、あたかも都会のビルの狭間に浮かぶオアシスのようだった。
ここも久しぶりだな。そういや、しばらく閉店してたみたいだけど…。
バイト募集の張り紙を横目に見ながら、出された料理を食べる。普通にマズイ。
おかしい、ここの大将は俺が心の師匠認定したほどの料理の腕だったはず。
しかしその大将はいない様子。先ほど料理を出してくれた看板娘の店員さん、そういえば彼女の手は絆創膏だらけだった。
彼女がこの料理を作ったのだろうか? 尋ねてみると、大将はひと月ほど前に亡くなっており、今は娘の自分が新しい店長だと言う。
少なからずショックを受ける景一。
数日後、再び店を訪れた景一だが、やはり客は少ない。そしてバイト募集の張り紙は閉店のお知らせに変わっていた。
そうか…いい店だったのに残念だな……。
と、別の客が味についてクレームをつけている。慌てて作り直しに戻っていく彼女。
気になって厨房を覗き込むと、泣きながら必死に料理を作り直している。
「ごめん、差し出がましいかもしれないけど。」景一は新米店長に断って、料理を作り直し……
さてと…… エプロンを置いて帰ろうとする景一を、店長は呼び止める。
「あの…私、亜麻川千鶴と言います。」「はぁ。」つられて返す景一。
そして彼女は続ける。
「あの…もし良かったら…ここで働いてくれませんか?」

感想:
シュクレ…おふらんす語でいう「砂糖」だそうザマス(何
てか何で丸戸氏いないし。
過去作と比較してしまうとどうしても見劣りしてしまうストーリー。ヒロイン5ルート+おまけ。個別に入ってからが力不足に感じました。
みはるは、他キャラルートでの活躍が光る良い子ですw
CGは89枚+差分289枚。原画はねこにゃんさん他2名。
BGMは20曲+唄2曲。鑑賞時に音量調整不可。
えちシーンは千鶴・芽衣夏4、愛・咲夜子・みはる4。制服半脱ぎは基本(ぇ
システムは一通りそろっていて、選択肢前後ジャンプや画面内の操作パネル、攻略キャラの画面内マスコットやイベント回想は良い感触です。オートセーブ20、クイックなし。AlphaROMプロテクト。
お気にのキャラは愛。普段の毒舌がたまりません。
シナリオは咲夜子。サブキャラの活躍とか熱い展開が個人的にお気に入り。
過去作の作風は損なってないものの、買収話や店の建て直しという現実的な話にリアリティが足りない感じ。
と、厳しく言いつつも普通に萌えゲとして十分に楽しかったですよ。




タイトル ソフトハウス ジャンル
春季限定ポコ・ア・ポコ! ALcot ハニカム ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A- B+ A S Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
主人公・野々宮彼方は苦学生。
一年前失踪した両親の代わりに妹と自身の生活費を捻出するため、バイトに明け暮れる毎日を送っていた。
せっかく特待生として入った音楽学園でもロクに授業を受けず、部活にもまるで顔を出さない。
「音楽でメシは食えない。そんなヒマがあったらバイトしていたほうがずっと有意義だ」
そうのたまうかつての天才少年を、周囲の人々は呆れつつも温かい目で見守っていた。
――しかし、平穏な日々は長くは続かない。
彼方は学園から特待生資格を剥奪すると言い渡される。
免除されていた授業料の全額返還を迫られ、窮地に立たされる彼方。
そんな中、学園理事の孫娘である先輩の多々良真奈(たたら まな)の取り計らいで、卒業式で音楽活動を再開させれば再び特待生に戻るチャンスが与えられることになる。
「彼方くん、伝説の学生カルテットを復活させるんや!」
まるで運命の女神が音楽をやめることを許さないかのような状況。
彼方は嘆息しつつも一年ぶりにチェロを手にする。

かつてのカルテットの仲間、マイペースな唯我独尊美少女・一桜(にのまえ さくら)。
カルテットが解散した後も一人黙々と音楽を続けてきたブラコン妹・野々宮藍(ののみや あい)。
彼方を敵視する絶対零度、スーパークールビューティー・悠木夏海(ゆうき なつみ)。
そして、才能はあるがやる気はまるでない主人公・野々宮彼方。

ギクシャクを通り越してガタガタな人間関係の中、はたして彼方は音楽への情熱と失った友情(あと特待生の資格とか色々)を取り戻すことができるのだろうか!?

感想:
何で真奈先輩ルートがないのさ!
全3ルート。青春ドラマの1ページ、といった感じで、ストーリー全体としては短め。
シナリオ数も少なく、やや説明不足で物足りなさを感じます。
CGは45枚+SD絵10枚+差分246枚。これも少なめかな。
BGMは17曲+唄・唄OFF4曲。「はるかかなた」がカッコイイです。世界観からしても、もう少しクラシックなものが欲しかったかなーと。鑑賞時音量調整×。
えちシーンは藍4、桜・夏海3。長さの割に多めではあります。
システムは一通りで、クイックセーブ1つ、過去ログから前のシーンの回想・ジャンプ可能、音声の倍速再生、窓サイズなどの環境やサポートツールなど詳細な設定が出来ます。
お気にのキャラは一(にのまえ)桜。苗字も面白いが、傍若無人さがステキ。
シナリオは野々宮藍。主人公の成長が好印象。
雰囲気はいいのだけど、ストーリーが短い、真奈先輩が攻略できない、CGも少なめなのが残念でなりません。
が、その分値段もお安めで、テンポよく読み進められるので気軽に出来ますよ。




タイトル ソフトハウス ジャンル
汁ブルマ・夏 ももグミ ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B B B A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

感想:
主人公は、一見平凡な体育教師だが、ブルマをこよなく愛しており、体育教師になったのも実は、ブルマを間近で見たいがためであるという、まさに漢である。(笑
以前から目をつけていた少女が、自分に好意を寄せているのを知り、犯る機会を狙っている。だが、無理やりにはしないというところが、珍しいパターンでした。
女の子は2人しか登場しないのですが、題名のとおり、汁とブルマにこだわっており、そういう系が好きな人向けでしょう。そう、あっしのようにね。(^^;
好感の持てるストーリーですが、登場人物が少ないのと、全体的に短いのが残念でした。
せめて4〜5人居れば、けっこう好評を博したのではないかな?




タイトル ソフトハウス ジャンル
SINCLIENT BOOST5 ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A B B+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
記憶を失った青年・池森徹は、自身の過去を探るために横浜の街を彷徨う。
彼の携帯電話には、かつて自分と関係を持っていた人物の名前と電話番号が残されていた。
その一人、彼の恋人を名乗る少女・ミーナと共に、失われた記憶の手がかりを探して徹は奔走する。
彼をつけ狙う謎の黒服集団と、『内閣情報調査室』 の捜査官たち。
自室に隠された無数の銃火器、何枚もの偽装パスポート、なにより身体に刻み込まれた常人を遥かに凌ぐ戦闘技能。
記憶を失う前の自分がただの一般人でなかったことだけは確かだった……。
やがて、巷で話題になっていた“七つの大罪殺人事件”と呼ばれる猟奇殺人事件に辿り着き、そこに自分が関与していた痕跡を見つける。
徹が過去に書き記したメモには、七人の人間を殺害する犯罪計画らしき文章が残されていた。
「記憶を失う前の自分は…… 連続殺人犯?」
疑念に囚われ、徐々に疑心暗鬼に陥っていく徹。
そんな彼の前に、自分と瓜二つの姿をした謎の男が現れ、事件は急展開を迎える。
時を同じくして――
横浜で開催される日英平和会議のために来日していたイギリス女王が、テロリストによって拉致される事件が発生、世界の情勢は徐々に混迷の度合いを深めていく。
事件の裏側には謎の犯罪組織 『BABEL』 と、そのメンバーである “七賢者” の存在があった。
渦巻く陰謀、謎を解く度に深まる謎。
過去を追い求めた末に、徹が辿り着く真実とは――

感想:
中盤までは良かったのに…。
シナリオは一本道。やや文章が堅いというか説明的というか、難読な部分が多い。
スパイアクションとしては十分に楽しめますが、詰めが甘かったり事件が後手後手に回ったりで爽快感に欠けます。エピローグもないのにはびっくり。拍子抜けしました。あと人死にすぎ。
CGは95枚+差分327枚。BGMはプレイヤー機能有り。
えちシーンは雫3、ミーナ2、他2。
システムは一通りで、クイックセーブ1つ、続きからロード可、音量テスト○。
お気にキャラはお京さん。人情に厚い、いい女です。
ストーリー、キャラともに出来は良いものの、後半の間に合わせ感がとにかく残念でなりません。




タイトル ソフトハウス ジャンル
真・恋姫†無双〜乙女繚乱☆三国志演義〜 BaseSon ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A B+ A+ B+ A+ A- Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
ひょんなことから三国志の世界へとタイムスリップしてしまった主人公・北郷一刀。
ワケの分からない一刀がそこで出会ったのは、女の子として存在している三国志の英雄たちだった。
現代の知識を持った一刀は、果たしてどの英雄と共に戦乱渦巻く大陸を統一するのか……。
劉備と共に正義のために生きるのか。
曹操と共に覇道を歩むのか。
孫策と共に乱世を駆け抜けるのか。
貴方自身が選び、その目に少女たちの生き様を焼き付けろ!
前作『恋姫†無双』の美少女武将たちが再び登場し、戦乱の世を治めるために獅子奮迅の働きを見せる、新解釈・三国志浪漫活劇!

感想:
乙女繚乱煩悩爆発歴史アドベンチャー。
前作よりもジャンル名が短いのはなぜだろう(。。?
ストーリー、CG数、戦闘、キャラ数、全てにおいて豪華さがパワーアップです。
ストーリーは魏・呉・蜀の三国が独立しており、特に呉がお気に入り。
キャラが立っているのは蜀ですが、曹操のカッコ良さは神です。シビれますた。
ただ、人数があまりにも増えたせいか、若干扱いが低めのキャラのCG数、エンドは前作よりも物足りない感じ。前作の流用もありますしね。
システムはそろっていますが、オート時の音声オフ機能が欲しかったですね。
スキップだと、既読スキップするときに速度調整が必要で面倒なので。
まあそもそも、音声完全オフしてるのはオイラくらいなんでしょうけど・・・。
戦闘は、3すくみを利用しているとはいえなかなかに手ごわい場面もありました。
兵数の差が大きいときは、回復ができるキャラを将軍にした方がよろしいかと。
三国をクリアした後のルートだけはいただけない・・・。とにかく気持ちが悪い(笑
どうせなら、前作のように別の敵として戦うストーリーとか、各キャラのその後とか。
何のために用意したのかが意味不明。
お気に入りは、星(趙雲)と翠(馬超)と華琳(曹操)。
翠はドジでまっすぐ、星は一見クールだが愛嬌があり、華琳はただもうカッコイイの一言。
前作からぜひプレイしてもらいたいですね。

関連作品:
恋姫†無双〜ドキッ★乙女だらけの三国志演義〜




タイトル ソフトハウス ジャンル
真・恋姫†無双〜萌将伝〜 BaseSon ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- B+ A- B A+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
三国の中心にある都に城を持つようになった一刀。
北郷隊の面々や、メイドの詠や月たちが補佐につき、一刀は何とかかんとか都の運営を始めていた。
そんな一刀が心配だと、三国の君主や将軍たちも都に屋敷を持ち、一刀の治める都には三国の将が一堂に会してた―――。
五十人の女の子たちに求められる毎日は、ただひたすらにパラダイスっ!?
しかし水面下では、一刀の寵愛を賭けた乙女たちの戦いが、静かに幕を開けていた。
五十二人の乙女と漢女が繰り広げる、抱腹絶倒の外史が今、始まる!

感想:
蜀、特に一部のファン大激怒な作品。
ゲーム自体はショートストーリーを読み進めていくだけのものです。
大きなストーリーがあるわけでもなく、オムニバスとしては悪くないけれど、それならきっちり、全員の見せ場を作るべきではなかろうか?
顔すらない一兵士と主人公との熱い物語なぞ作る暇はあるのにね。意味が分かりません。
CGはそこそこ多く美麗ではあるものの、やはり全員の個別の立ち絵くらいは欲しかったですねえ。特に水着。
あれだけストーリーの中で大騒ぎをしておいて、各国1枚の集合絵1枚だけ。その絵の隅っこには顔すら判別できないキャラもいるというのはあまりに酷い。
えちシーンの数はとにかく不公平。下記キャラ以外は1回のみ。
3回:紫苑(複2)・桔梗(複2)
2回:桃香・翠・蒲公英・七乃(複1)・美羽(複1)・祭(複2)・凪(複1)・明命
0回:愛紗・雛里・恋
中の人の事情があるなら、延期してもいい。ファンを満足させないでどうするのだろう?
確かにこれだけ多くのキャラがいて、全員を満足させるのはムリでしょう。
でも愛紗は初作からのメインヒロイン級ですよ…?
華琳や雪蓮、蓮華も扱いが小さく、正直ガッカリ感が大きかったです。




タイトル ソフトハウス ジャンル
真・脳力者 MBS TRUTH ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B A B A B Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
人を自由に操ることの出来る力。黒衣の老人との出会いは、主人公にかつてその力を持っていたことを思い出させる。
『犯シテイインダヨ。彼女ハ、ソレヲ望ンデイル』
内なる声が囁く。そして、彼女の願いを叶えるべく力を向ける。
身体の自由を奪い、少しずつ内側から官能を高める。彼女が偽りの仮面を脱ぎ捨てるまで、じっくりと責め続ける・・・。

感想:
かつて、98DOS時代に発売された「脳力者」のリニューアル作です。
それの方が、良いEDでした。(笑 変えて欲しくなかったですねえ〜・・・。
登場人物も増えて、ストーリーも一新されています。けれど、あまり納得のいかない終わり方でした。(^^;
あと、プレイ中に、何曜日の何時なのかがさっぱり分かりませんでした。画面の端の方にでも、常時表示していて欲しかったですね。
旧作が好きだっただけに、少し期待外れでした。




タイトル ソフトハウス ジャンル
真・瑠璃色の雪 AIL チームRiva マルチエンドADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
S S S S S S Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

感想:
シナリオ、CG、BGMもさることながら、スタッフルームがイケてます。 ついつい一人で全部やりたくなっちゃうリバ原あき氏と、それに巻き込まれてゆく周囲の方々の苦悩っぷりが笑えます。(笑
以前の、98DOS時代のリニューアル作品ではありますが、シナリオ、CG、全てを手直ししてあり、ヴォーカルまで入って、ほぼ別物の作品と言えるでしょう。DOS版をプレイされた方でも、新作気分を楽しめます。
マルチシナリオ、マルチエンドなので、じっくりと楽しめます。
主人公は科学信仰者なんですが、雪女瑠璃の登場も、なんだかんだと言ってるうちに、いつの間にやら受け入れちゃってます。
親友の寿は、爽やか&豪快な漢(おとこ)で、超常現象研究部の部長だったりします。
素晴らしく正反対な二人ですが、仲の良い幼なじみ同士で、物語には欠かせない存在です。
お気に入りのストーリーは、メインヒロインの雪女、瑠璃ですね。そして、新キャラのこるりも、物語の中核を担っています。占い純情少女、恵ちゃんも、まっすぐでおもしろいストーリーでした。
BGMも、ほのぼの〜っとした穏やかな曲が多く、シナリオを盛り上げてくれました。その中でも、「夢見るように」が、一番のお気に入りです。 とてもメロディアスで、ストーリーの終盤にふさわしい、温かい曲です。
CD−DAなので、プレーヤーでも聴けるため、ちょくちょく仕事中に聴いてます。(ぉい
システムは、ヒント機能まである親切ぶり。ヘアの有無まで決めれるという、DOS時代の引き継ぎのみならず、さらにナビまでついた、進化型です。(笑
H度も、コスチュームや半脱ぎというポイントまで抑えており、以前と変わらぬ半脱ぎへのこだわりぶりは、絶賛です。漢(おとこ)を感じましたね。(笑
まさに文句なしの、S評価です。半脱ぎ万歳!(爆笑





タイトル ソフトハウス ジャンル
スイートロビンガール -Sweet Robin Girl- チュアブルソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A A- B B+ A Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
街を一望できる丘には古城がそびえ、石畳におおわれた道がレンガ造りの家々の間をぬって走る――近世のおもむきを残す都市「レヴィンダム」。
その下町に看板をかかげる喫茶店「バーディーズ・パーチ」は「とくにコーヒーが旨い」と近所でも評判の店……だった。一年前までは。
今はもう見る影もなく、度重なる不幸にみまわれた店は、すっかりホコリと借金にまみれてしまっている。
打ちひしがれた店主の俺は酒におぼれ、我が身の不幸をただ嘆くばかり。
だが、俺がいくら悲しみに暮れようとも、過ぎさりし日々が戻ることはない。
一日一日と借金の返済期限は迫ってくる。 このままでは唯一残された居場所がなくなってしまう……。

四人の少女たちが店に転がりこんできたのは、そんな頃だった。
最年長で、みんなのまとめ役。どこか気品ただよう「フィオナ」。
華やかな容姿とは裏腹に、皮肉屋さんで気が強い「エレン」。
いつも元気! どんなトラブルだって飄々と受けながす一匹狼「メグ」。
ドジだけどがんばり屋さん。純真な最年少「プリス」。
それぞれの事情から自分の居場所をなくし、さまよう少女たち。

木々の葉は紅く色づき、風が冷たさを帯びはじめる。
たそがれゆく季節の中、それでも毎日をけなげに明るく生きる彼女たちの姿を、ふと気づけば俺は、まぶしく見つめるようになっていた。
店はふたたび息を吹きかえす。
ひとまわり以上も年下の少女たちの若々しさが、笑顔が、自慢のコーヒーに華を添えてくれる。
ここは「とまり木」。
小鳥さんたち、今はゆっくりお休み。いつか大きく羽ばたく日のために――

感想:
いやさすがにこれは犯罪チック。
絵柄があまりに可愛らしいタッチで、エロゲには見えません。
ストーリーは多彩な展開を見せ、サブキャラもいい味を出してくれています。
やや、メグとプリスのシナリオが短いのが残念。
CGは79枚と少なめながら、えちシーンは多め。でも絵柄的にイマイチかなー。
BGMは30+唄2曲。柔らかい曲調で、穏やかな気分になれます。
システムは一通りそろっています。
チュアブルさんらしく、ショートシナリオを選んで読み進めていく形。
ストーリー、キャラともにフィオナの出来が一番じゃないかと。
エロはないけど面白いですよ!w




タイトル ソフトハウス ジャンル
水素 e-エ・レ・キテル ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B B B C C Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

感想:
全体的に、いまいちです。
奇跡というものが、あまり重く感じませんでした。ストーリーに力が足りないからでしょう。感情移入する間もなく、あっさりとEDを迎えてしまいました。
物足りなさを感じた作品でした。
それどころか、2ちゃんねるでは、もうむちゃくちゃ書かれてます。(^^;まあ実際に、バグは多いし、重いし。
決してお勧めは出来ないゲームですね。




タイトル ソフトハウス ジャンル
Scarlett ねこねこソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A- A B B+ A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
どこにでもいる学生だった「明人」。 なんとなく過ぎる毎日に、何かを変えたいと、学校を中退し目的もなく旅行に出る。
そして、沖縄を旅行中に偶然知り合ったのは、「しずか」だった。
その出会いをキッカケに、今まで憧れに過ぎなかった、非日常の世界へと足を踏み入れる事になってしまう。

感想:
ねこねこソフト最後の作品。
主人公が若干存在が薄く、ザッピングで視点がコロコロ変わったり、時間軸の異なる話に飛んだりして、感情移入がしにくいですね。
スパイ物としての読み応えは十分にありました。
おまけの方がえちぃのはいつものこと。
回想モードがなかったり、おまけモードのCGでは見られないものもあったりしたのが残念。
ラストを飾るには、やや物足りなさを感じますね。でも面白かったですよ。




タイトル ソフトハウス ジャンル
スガタ メイビーソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B A B A A Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
ある日突然、主人公は、自分一人が血がつながっていないという事実を知ることとなる。同居している三姉妹は、「何も変わらない」と言い、主人公もそれを信じた。いや、信じたかった。
そして、それまで以上に、地下室で研究を進める。そして、完成したのは、「透明人間」になる薬。
それを飲み、目にしたのは、三姉妹の密談。不信感に身を焦がし、姿を消し たまま、夜の街へと出た…。

感想:
老舗ブランド、メイビーソフトさんの作品です。
DOS版の頃は良かったのですが、Windowsになってからは、いまいちパッとしません…。(^^;
強烈な個性のあるキャラクターが居ないせいじゃないのかな?淡々と進めていくのは、やっぱり面白くないですからね。
移動回数でEDが変わってしまうのは盲点でした…。行動ミスが命取りになってしまうので、けっこう厄介です。いざという時は、攻略法を入手しましょう。
全体的に、今一歩な作品です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
すく〜るふぁいぶ DisAbel ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B A B A- A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

作品紹介:
同一時間上で描かれる5組の男女の、ちょっと不思議な恋物語。
のどかな田舎の学園を舞台に、謎めいたヒロインたちとの色彩豊かなストーリーが繰り広げられる。
自分の好きな順番で読み進められるそれぞれの物語は互いに干渉し、その後の展開にも影響を与えることになる。
徐々に深みを増していくストーリーは、やがて壮大なひとつの物語へと集約するらしいのだが……。

感想:
なんとも中途半端に終わる冒険譚。壮大といえるほどのものでもない。
5人の主人公の視点といえる本を読み進めていく形です。
まず4人の本を読み終えたら、本編が始まるのですが、実はただの5番目の主人公の物語でしかないので、盛り上がりに欠けます。
ストーリー全体が短めで、バラバラの5つの物語が集約する割りに本編はあっさりしすぎ。
エンドもその主人公エンドのみ。なめとんか。
夕焼けのシーンのCGはきれいでした。
えちぃシーンは1人2回。BGMを聴けるモードがないのがもったいない。
最初から始めても読んだデータは残ったままなので、セーブの意味合いが薄いです。
タイトル画面のキャラの立ち位置もおかしいですね。
宏武が可哀想としか言えません……(´□`)




タイトル ソフトハウス ジャンル
涼風のメルト Whirlpool ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ S- A- B A A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
街の都市開発により急速に発展していく御代街(みしろまち)。
かつてそこは土地神と精霊に護られた街である、という伝説も今は昔。
今ではそんな伝承を信じている者はほとんどいなかった。
それでも10年に一度開かれる土地神祭は街が総出で行う一大イベント。
御鷹ヶ丘学園(みたかがおかがくえん)に通う主人公・瀬川彰人は古くからの血筋ということもあり、祭りで神官を務めることになる。
さらに、土地神を守るという名目で選ばれる巫女に幼なじみの捺菜が決まり、彰人にとっても特別な祭りになる予感がしていた。
そんな中、祭りの準備で活気づく街で、まるで子供の悪戯のような不可解な事件が頻発する。
やがてそれは不思議な噂として街を駆け巡る。
「不思議な生き物を見た」
当然そんな噂をまるで信じていない彰人だったが、ある日、誰の目にも映らない奇妙な生物の姿を見つけてしまう。
「やっぱり見えていたんだ」
それは街の開発によって住処を失い、迷い込んでしまった精霊だと捺菜は明かす。
捺菜は当惑する彰人を連れて、精霊を戻しに森の奥深く、普通の人は結界で踏み入ることが出来ないという禁足地へ入る。
そしてそこで彰人は、遥か昔からこの地に住むという物言わぬ美しい土地神・涼と出会う。
彼女と触れ合い、街の至るところに出現する精霊たちを保護し、森へ返すことを決意する彰人。
人と、人ならざる存在との時代を超えた「絆の物語」が今動き出す。

感想:
途中で諦めてはいけない。
ストーリー全体のまとまりは素晴らしいです。
伏線の回収もうまく出来ていて、矛盾もなく流れに違和感がありません。
が、どうにもテキストがやや冗長的で、途中で飽きそうになるのが辛いところ。
後半まで気合いで頑張れば報われます!w
ただ、どのルートもノーマルエンド→絆語りエンドの二段階になっているので、やや感動が薄くなってしまい、演出も少し淡白というか抑揚があまりないのが残念。
CGはSDものが多く、日常イベントで活躍します。差分も多め。
えちシーン以外でのえちぃCGはさっぱりありません。
えちは5人とも3回ずつ。差分は自動回収なのでお手軽です。ただ尺が長すぎ。
システムはこまごまと設定できて、クイックセーブはタイトルの続きからすぐ始められるのが楽で良かったですね。
お気にルートは「榎本佳華」。確かにウザいかもだけど、なかなかにドラマチックな展開で面白かったですね。オチはちょっと無理やりすぎるけど。
ストーリーがきれいにまとまりすぎていたせいか、キャラがやや立っていない感じ。
でも十分に読み応えのあるストーリーです。オススメ。




タイトル ソフトハウス ジャンル
Strawberry Nauts HOOKSOFT ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ A B+ A A S- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
澄んだ春空と合わせ鏡のような青い海。
そんな青を割くように伸びる1本の白い橋。
その先にある人工学園島「五光館学園」。
生徒全員が島内の寮に住むという、一見排他的なようだが自由な校風が売りの新興学園。
俺、羽戸晴太郎(はと せいたろう)は今日からここで新生活を始める、はずだったのになぁ……。
合格通知とともに送られてきた入寮案内書に従い向かった先にあったのは、「鹿南女子寮」。
慌てて事務局に問い合わせるも他の寮はどこもいっぱいです、の一点張り。
「はぁ〜……」
現実問題、男が入寮できるはずも無く、荷物を脇に芝生に寝転がりながら、何度目かのため息は空しく虚空に消える。
そんなとき、不意に声をかけられ、顔を上げた俺の目に映ったのは――
暖かな陽を背負い、胸の大きなリボンを軽やかに揺らす少女、
……とパンツ。
人懐っこいあどけなさを残した可愛らしい笑顔、
……とパンツ。
……え、なにこの景観?

それが、俺と彼女たちのはじまり。
騒がしくも楽しい、けれどやはり騒がしい日常へのファーストコンタクト。

感想:
ハトもげろ。
シナリオはメイン5+サブ4+ノーマルエンド。共通ルートが長めで、分岐後も意外と長く、とはいえシリアスさもなく他のヒロインたちもほとんど登場しなくなるので、厚みがなくダレてしまうところもあるのが残念です。
とはいえサブキャラにもちゃんとしたエンドがあり、全体的には楽しめるボリュームかと。
CGは102枚+差分829枚。通常もえちも十分。
BGMは29曲+OP・ED曲。結構良い出来かと。鑑賞時の音量調整×。
えちはメイン5人x4、サブ4人x1。オマケのえちシーンが、CG使い回しなので減点。
システムは一通り。窓サイズ可変、クイック1つでロード画面に表示無し、チャプタートップでオートセーブ1つ、選択肢戻り、オマケで各イベント鑑賞可能と、快適な環境です。
そして目玉であろうPITというシステム。2ちゃんねるそのままなBBSが面白い。更新のたびに見るのはちょっと手間だけど、オマケモードで見れます。
読むだけでも面白いけど、どうせなら主人公やヒロインも参加して、電車男のような展開があっても良かったんじゃないかな。
お気にキャラは「読丸千代里」。手を焼くけど案外と良い大人。
シナリオは「楠 耶央」。一番シリアスな感じで良かった。
タイトルのnautsは「船乗り」だけど「距離が近い」という意味で使っているそう(公式ツイッターより)。
PITや寮での共同生活といったことを表現してるのかなと思ってみたりしてます。
全体的にサービス精神豊富で、新しい試みもあったりと、完成度の高い作品と思います。




タイトル ソフトハウス ジャンル
SNOW Studio Mebius ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ A+ A B+ B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
はるか昔、この空には龍が存在した。
龍は天を司る姫。
ある日、地の男に恋をする。
だが、それは叶わぬ恋だった。
龍は地に雪を降らす。
何もかも真っ白に覆い尽くしていく。
地にいる男への想いを断ち切るように。
物語はそれから数百年後、同じ土地の現代から始まる。
気が遠くなるほどの時を越えて、交差するそれぞれの想い。
降る雪はただ白く、真実だけを埋め尽くしていく。

感想:
最初に幼なじみをクリアしすることで、舞台となる村の伝説の全貌が明らかになる、他キャラとの関係が明らかになる。
良い展開だが、ファーストプレイの幼なじみは、短めのバッドエンドのほうが盛り上がったのではないか。
ヒロインたちとの掛け合いがとても面白く、長いストーリーでも飽きがこなくて楽しめた。
最後のストーリーは、子供好き(変な意味でなく)には感動の代物。ちょっとだけ子供を持つ親の気分になった気がした。あんな家庭を持ちたくなった。
CGはとてもきれい。鮮やかな背景と遜色ないキャラCGで、数が少ないのが残念。
BGMはそれ自体はとてもきれいで良かったのだが、いまいちインパクトがない。
Hシーンも1つしかないのはやや物足りないかも。
スキップ、音声の有無など設定調整は使いやすくてよかった。
選択肢も少ないので、簡単である。
一言で言えば、いい意味でも悪い意味でも、Hゲームとは思えない出来であった。(笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
Spicy Spycy! highsox ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A- B+ A- A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
「ばっか、任務より女だろ!?」
何の因果か、学校の中を調査することになってしまった OSS エージェントの【朝霧 蒼真】(あさぎり そうま)。
ちんけな仕事をと思っていたが、そこが美女揃いの学園となれば話は別!
「何? 情報を聞き出すだと? じゃぁエッチなことして聞き出そうぜ!」
秘密を握っていそうな女の子を捕まえて、エッチな拷問をしてしまうのだ。
狙うはこの学園に眠っているとされる「至高の鍵」と呼ばれるアイテム。
果たして蒼真はその至高の鍵を手に入れることができるのか!?

感想:
スパイ物かと思いきや、なんでもあり状態に。
ご都合主義どころか、強引に突っ走る姿はある意味小気味よいが、謎の解明もなく中途半端なまま終わっちゃいます。
ルートは実質2つしかなく、核となる黒翼はほぼ霊子ルートにのっかってるのが納得いきません。
主人公の性格がいまいちつかみきれず、設定をうまく使いこなせてない感じ。
ルパン三世シリーズのような雰囲気にしたかったのだろうけど、シナリオの中途半端さがキャラを殺してしまってます。
CGの数は少なめなものの、立ち絵のバリエーションは多く、キャラの感情を読みやすくしています。
えちCGは、差分は多いものの表情の変化しかないものがほとんどで、正直ムダかな。
えちシーンも、女性キャラ全員分はなく、期待を裏切られた気分です。(ぇ
BGMは、「Shall we Dance?」や「逮捕するぞ!」など、スパイものらしくハードボイルドな感じ。なかなかよろしいかと。
システムは、スキップの種類が豊富なものの、次の選択肢へ飛ぶと未読部分まで飛んでしまうし、ウィンドウ内でそれぞれのスキップを選べるようになっているので、スキップカスタマイズの項目の意味がないです。
設定自体は面白そうだったものの、もう少しシナリオのルートを増やすなり特色をつけるなりして、えちシーンも充実させて欲しかったですね。




タイトル ソフトハウス ジャンル
SPOTLIGHT BLUE GALE ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A B A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
芸能プロダクションを経営している主人公の父は、めでたく再婚することとなり、 義理の母とその娘との出会いの場で、主人公は、義妹となるその少女の愛らしさに魅了されてしまった。
4人は、家族として共同生活をはじめ、義妹は、主人公を心から慕っていた。
そして、義妹は今売り出し中のアイドルグループに参加し、めきめきと才能を開花させていった。
だが、ある日、父が交通事故でこの世を去ってしまった。
義母は、父に成り代わり、プロダクションの経営を継ぎ、そして主人公に、芸能界の裏の顔から娘を守ってほしいと、我が身を主人公に捧げる。

感想:
一言、とんでもなく怖いです。ブルーゲイルさんらしい、ダークなストーリーです。(^^;;
HappyEndは、義妹とその親友とだけしかなく、あとは全部、可哀想な結末をたどります。
プレイしながら、思わず顔をゆがめてしまう作品です。(笑
いや、良い作品なんですけどね。(^^; ただ、BadEndが多かったのが、オイラには辛かったです。




タイトル ソフトハウス ジャンル
スマガ ニトロプラス ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ S- S B+ A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
空から襲う巨大な脅威──悪魔(ゾディアック)と平和を守る魔女(エトワール)の戦場となり、滅亡の危機に陥る街・伊都夏市。
ある日主人公は、何故か自分が大空から落下していることに気づく。
理由を思い出そうとするが、どうも記憶喪失であるらしい自分。
そうこうするうちに着々と地面が近づいていくが、主人公にはどうすることもできない。
そんな絶体絶命の危機に瀕した主人公の前に、突然、彗(ほうき)に跨って空を飛ぶ3人の少女たちが現れた。
主人公が落下中の空中で、不可視の巨大怪獣・悪魔(ゾディアック)と命懸けの戦いを始める彼女たち。
いきなりの非現実的な状況に混乱する主人公だったが、そんな思考も空しく、地面に激突死してしまう。
──再び意識を取り戻すと、そこは天国 神の国。永遠と広がる何もない空間の中、目の前に控える巨大なテレビに映し出された、神様を自称する幼女がこう告げる。
「生き返りたいでちか?」
果たして彼は、彼女たちの、そしてセカイの運命を変えることができるのか?

感想:
人生リベンジアドベンチャー。リベンジしすぎ。
魅力あるヒロイン、味のあるキャラたちが、大いに盛り上げてくれます。
ただ、主人公がただ流されるだけのストーリーや、TRUEルートのラストには今ひとつ物足りなさを感じてしまいました。
まあ100%を望むのはムチャですね。ボリュームたっぷりで長く楽しめました。
CGはとてもきれいで数が多く、BGMもカッコイイ曲が多いです。沖会長の曲がサイコウ!
Hシーンはスピカがやたら多いです。好みじゃないので物足りなく感じてしまうけど、全体としてはボリュームあります。
システムは使いやすくまとまっており、特にシーン丸ごと飛ばすスキップは超便利でした。
選択肢自体は少ないですが、とにかくシナリオが長い。やり応え十分です。
お気に入りキャラは沖会長。可愛くてカッコよくて素敵です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
スマガスペシャル ニトロプラス ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A B B+ A Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
『ある日目が覚めると、あなたは落下していました──(あれっ?)』
そんな前のスマガとまるかぶりな導入から物語はスタート!
例によって急接近する地面、例によって絶体絶命な無力記憶喪失な状況、そして例によって…
「なにやってるの?」
しかし、そんな主人公に接近してきたのはカペラ、そしてデネブという全く見覚えのない二人の魔女だった。

感想:
新ヒロインが好きになれない時点でダメだこりゃ。
番外編のような感じで、やたら長いわりにはあまり胸に残るものがなかったです。
あ、でも沖は別格。決してひいきではないぞ。
CGは相変わらずきれい。だが、スペシャルという割りにはえちシーンも大したことない。
エピソードを見ることが出来てよかったと思えるキャラもいるが、全体的には満足感を得られなかったです。
前作とは違ったゲームシステムで目新しいのですが、直感的にわかりにくいのが難点かな。
だがやっぱり、沖はいい。(大事なことなので以下略




タイトル ソフトハウス ジャンル
3days Lass ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B+ A B A A- Hard
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
紅葉した木々と澄んだ空気に包まれはじめた綾篠(あやしの)市。
市内の学園に通う「高梨 亮(たかなし りょう)」は、幼なじみである「藤見 たまき(ふじみ たまき)」と、代わり映えはしないが平穏で居心地のいい生活を送っていた。あからさまなほどに好意を寄せているたまきに対し、幼なじみ同士の気恥ずかしさ故か、態度を決めかねている亮。そんな『友だち以上、恋人未満』の2人の関係、そして平穏な街に変化をもたらす事件が起こってしまう。
2人の通う綾篠学園で有名な美少女、「柊 美柚(ひいらぎ みゆ)」が遺体となって発見されたのだ。学園内はこの事件の噂で持ちきりになり、様々な憶測が飛び交う。その中には彼女の身体がバラバラに刻まれていたとか、猟奇殺人犯が夜な夜な綾篠をウロついているとかいう、半ば怪談じみた話もあった。
上級生の美柚に密かな憧れを抱いていた亮も、強いショックを受け、また犯人に対して激しい怒りを覚える。たまきの心配をよそに、事件にのめり込んでいく亮。だが、学生という立場では力が及ばないところが多く、情報収集すらままならない有様だった。そんな不安と焦燥に駆られる2人に追い討ちをかけるかの如く、同級生の1人が飛び降り自殺をする。2人は、偶然にも「その瞬間」を目撃してしまうのだった。
糸口すら掴めぬまま、狂気が蔓延する世界に投げ込まれた2人。そんな非日常の中で、亮はようやく、たまきの深い愛情に気付きはじめる。やがて2人は互いを求め、肉体的にも繋がることを望むが……

感想:
まずはパッチをあてましょう。グロいのでご注意を。(何
題名ずばり、3日間を繰り返すわけですが、こんなに10周以上も繰り返す必要があったのか・・・。進展がない場合もあり、ムダに長く感じました。
ようやくループを抜けて真相ルートに入ったはいいが、過去に舞台は移り、これまた1本道のストーリーでやたら長い。
ここで登場するヒロインがメインに感じてしまうほどで、今までの流れが台無しな感じです。
現代のキャラの特殊能力もあっさりと流れ、美月のやけに膨大な知識もただのネタ扱い。
真相ルートがあまりにスパートをかけすぎて、じっくりと感情移入が出来ませんでした。
グロCGは秀逸。キャラは可愛い系ですが若干の物足りなさは感じるかも。
エロシーンは1人1〜2回程度。なぜ、奈々子と成美がないんだ・・・。orz
グロ描写を抑えるブラッド・リミッターなるシステムはいいですが、血のシーンより飛び降り自殺の瞬間のシーンの方が怖かったり。意味ねえ。
スキップが、同じ文章でもルートの違いで効果がないのが残念。
あと、ループを抜けてしまったら見れなくなるCGがあったり、リミッターのオンオフでCGが埋まらないのはいただけないですねえ。
グロ抵抗があり、やたら長い3日間の繰り返し、それもイベントに大差がないというものでよければ、オススメ。(ぇ
サスペンスぽいけど中身はただのオカルトなので推理の意味なし。
お気に入りは月子です。この膨大なムダ知識は、次作の「FESTA!」にも引き継がれるのですが、これは一見の価値があるかもです。




タイトル ソフトハウス ジャンル
聖もんむす学園 Vanadis ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A B A A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
種族を超えた“友愛”を手に入れ給え

ひらりひらりと花舞う季節。一人の男がその門をくぐる。
少年少女たちの未来を導く道標となるため教職を目指した青年。
夢叶い赴任した学園。 そこは普通の学園ではなかった!
実はこの学園、人間との共存を目指すために設立された、魔物娘たちの学園だったのだ。
その理念に賛同し、この学園へと赴任してきたは良いが、右を見ても左を見ても上を見ても下を見ても、目に映るのは魔物娘ばかり。
早速不安になってくる青年へと学園のお偉いさんが忍び寄る。
言葉巧みにのせられ、初赴任で問題クラスの担任をすることに。
引き受けてしまったものは仕方ないと、不安まみれの教師生活が始まる。
しかし魔物娘たちは青年の想像の遥か斜め上を突っ切るような存在だった!
授業はサボる。 人間であるというだけで見下される。 興味を持たれて性的に誘惑される。 むしろ食料として襲われる。
種族の違いか別の原因か、青年が今まで学んだことがまるで役に立たない。
そんな中でまともに教職をまっとうできるのか? というか、教師と教え子の恋愛ってどうなのよ?
問題だらけの教職一年目。 果たして問題児たちを無事卒業させることができるのか !?
むしろ青年は、この学園の中で生きていられるのか !?
熱血青春(?)学園ドラマが今幕を上げる!

感想:
禁断の扉を開いてしまったようだ…(ぇ
シナリオは全8ルート+バッド2つ+エピソード2。お手軽に魔物っ娘を楽しめます。
えちが魔物特有な描写なだけで、日常は人間と大差ありません。
魔物という特異性はせいぜい身体能力程度で、思考などは人間と対立することなく基本穏やかなので、物足りなさはあるかも。
CGは77枚+差分643枚。原画はぶぶづけさん。
BGMは鑑賞モードがないので不明。予約特典のサントラを入手してね!w
えちはリン・シレーネ・ビビ・コメット6つ、ミリータ・ヴェーラ・キューテ5つ、ファム3。魔物らしい描写で、フェラの口元がエロい。本番は半分くらい。
システムは一通りで、クイックセーブ1つ、オートセーブ×、音量テスト×、ディスクレス○。
お気にキャラ・シナリオともにコメット。自由奔放でマイペースなドール娘だが、ドールゆえの悩みとその解決がいい感じでした。
魔物娘とラブラブできる大衆向けな作品と思えば間違いないかな。




タイトル ソフトハウス ジャンル
聖もんむすFestival! Vanadis ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- B+ A B- A+ A- Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
学園創立から65年。 学園創立を祝い、毎年行われていた『創立祭』が開催されなくなって早数年。
過去の祭りの資料が消失し、創立祭も今ひとつ盛り上がりに欠け、廃れてしまっていた。
教師や昔から学園を知る者たちは、学生の自主性に任せると放任気味。
学生たちもなんとかしたいと思いつつ、何をしたらいいのか分からない八方塞がり状態。
そんな中、立ち上がったのは一人の人間の若者。彼は昔の学園の様子を聞きながら育った人間。
だからこそ、現状が納得できなかった。
「ええい、もう我慢できん! 誰も動かないなら、俺が動いてやるしかない!」
さあ、そうは言ったものの、どうすれば良いのか手がかりすら掴めない。
そもそも、どうして資料が消失してしまったのか? 昔はいったい、どんなことをしていたのか?
「そうだ! 俺たちには、最終手段があるじゃないか !!」
“過去を覗き見る”、“夢に侵入する”この2つの能力を操る魔物の少女たちに協力してもらえば、過去のことも分かるし、現状を打破するために過去を変えることも可能!
そうと決まれば話は早いと、その少女たちと共に学園内を駆け回る!
すると、出るわ出るわ過去の無茶苦茶な記憶! 先輩たちは、なんでこんな無茶苦茶なんだ !!
それらの問題をすべて解決し(尻ぬぐいとも言う)、若者は創立記念祭を成功させることができるのか!?
今、昔の姿を取り戻すための戦い(大げさ)が幕を開ける!

感想:
新キャラ大活躍。
シナリオは3ルート。基本一本道です。FDのようなミニシナリオでなく、3世代のキャラの活躍を見られるのが良いですね。
CGは58枚+差分372枚。BGMは鑑賞不可です…。
えちシーンは新キャラ3人のみ4回、他キャラは1〜2回ずつで計37シーン。
システムは一通りでディスクレス可。音量テスト×など簡素な作り。シーンスキップくらいはあったほうが良かったかな。
攻略サイトがほぼないので注意!
お気にキャラはメティ。清々しいまでの金の亡者っぷりがイイ!
お気にシナリオはレテス。主人公の母親がコメットというのもまたいいチョイス。
現代を軸に3世代を巻き込んだ一つの壮大なストーリーは読み応えがあってよかったです。魔物フェチも堪能できるし、過去作は「聖もんむす」だけである程度把握できるので安心です。
魔物娘の集大成作品として、オススメです!




タイトル ソフトハウス ジャンル
セイレムの魔女たち ruf ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
S- S- A A- B+ A- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
1699年の五月、一人の青年が新大陸へ、英国植民地へと旅立った。
大西洋を越え、爛熟の都ロンドンからセイレムと呼ばれる小さな街へと辿り着いたその青年――彼の名はケヴィン・バーレス。
ピューリタンの牧師、ケヴィンは、自分の生まれ故郷でもあるセイレムに赴任、その小さな村を教区として牧師の仕事に励むのだが・・・・・・

 肌の色が違うだけで、人として扱われない――そんな時代だった。
 産まれ持った境遇は、死ぬまで枷となった――そんな時代だった。
 弱く産まれた者達は、虐げられるしかない――そんな時代だった。
 辛い時代、冷たい世界だった――だがそこで生きるしかなかった。

 いわれのない差別や偏見を受けながらも、ケヴィン牧師は逃げる事
なく、信仰の輪の中で次第に村人たちに認められてゆく。
 だが――――――彼は、その時にはまだ気付いていなかった。
 七年の歳月を経てよみがえる悪夢に、自分が巻き込まれたことを・・・

 セイレムの魔女狩り――
    神の使徒たちが怨嗟のうめきをまき散らすバベルの呪詛
 セイレムの魔女裁判――
    信仰も慈悲も正義も、恐怖に凍てついた忌まわしい記憶

 愛したかった。そのためには戦わねばならなかった。
    憎しみを抱いたまま――
 守りたかった。そのためには戦わねばならなかった。
    たとえ血に穢れても――

 人の心がある限り消して途切れぬ、負の因果律。
 そして愛の物語、再び……

 Fair is foul, and foul is fair……
 (いいは悪い、悪いはいい(別約:きれいは汚い、汚いはきれい))
 シェイクスピア「マクベス」第1幕第1場
感想:
これはいいですね。魔女狩りという暗黒の歴史事実を元にした、その時代の人間心理を巧みに描写したシナリオで、選択肢を少なめにしてあり、読み物として没頭できました。
見慣れない単語には丁寧に解説してくれるシステムがついており、読みやすかったです。
丁寧に描かれたCGで、個性的なキャラたちをより演出してくれています。
BGMも、厳粛な雰囲気のものや幻想的なものが多く、数も多いので、なかなか楽しめました。
ただ、EDの曲だけは、内容のシリアスさとはあまりに対照的で、気分がなえました・・・。
システムは、使いやすくまとまっていたのですが、オートの解除の際はもう一度オートのボタンを押さないといけないのと、同じ文章でもスキップできないところが残念でした。
ですが、完成度はかなり高く、独特な世界観を持つ良作品です。
アフターストーリーで、残ったまま終わった謎の部分をすっきりしてもらえたら嬉しかったですね。
やり応えのある、オススメ作品です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
世界で一番NG(ダメ)な恋 HERMIT ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
S- S- A B A+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
愛を失い、職を失い、希望を失い、ついでに若さも失いかけてる主人公・芳村理(28)は、やけ酒とばかりにスナックでなけなしの金を使い果たし、路上をさまよっていた。
そんな時、お店の売れっ子らしくたくさんの上客に囲まれていた女性に、いきなり声をかけられ、優しく励まされる。
運命を感じた彼は、決死の覚悟で年上のひと、穂香に告白することを決意するが……
『困ったことがあったらいつでも訪ねてきてくださいね』
実はアパートを経営しているという彼女に、そんな言葉とともに告げられた住所を尋ねてみれば、テラスハウス陽の坂とは名ばかりのオンボロ長屋。
しかも、彼を出迎えたのは、穂香とは親子ほども歳の離れた……というか実の娘の美都子(身長144cm)だった。
なぜなら運命を感じたはずの穂香は、娘におんぼろアパートと奇妙な住人だけを残して、他の男と駆け落ちをしてしまっていたから。
こうして、高身長・高学歴・無収入なリストラ青年(本人談)と、頑張り屋で健気だけどちびっこ(本人は否定)な少女との、凸凹な一つ屋根の下での生活が始まった。
奇妙な住民たちのペースに巻き込まれ、ただでさえ気が休まることのない毎日に加え、再就職先の同僚には何故か大胆に迫られ、隣のお嬢様には何故か暗躍され、そして美都子の担任教師にいたっては何故か……黒ストで。
不幸に骨まで愛された主人公の明日は果たして……

感想:
これぞまさに、逆めぞん一刻アドベンチャー。(違
ヒロインそれぞれが独立した味のあるストーリーで、心理描写も細やかに描かれ、他の登場人物との絡みも抜かりなく、ラストまで読み応えありました。
若干、いただけないシナリオもありますが、まあ許容範囲かな。
Hシーンも1人4回と多め。使いやすい簡単設定で、プレイもさくさくですよ。
まとまりのあるストーリーで、満足のいくボリューム、CGのクオリティ、どれをとっても秀作です。
主人公が若干規格外なキャラクターなのが気になるけれど、これはオススメしたいですね。
お気に入りは、音無響子さん・・・もとい「陽坂美都子」。てか設定年齢がヤバすぎなのは秘密だ!




タイトル ソフトハウス ジャンル
世界と世界の真ん中で Lump of Sugar ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A A A- A S- Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
締め付ける苦しさ、凍えるような寂しさ、身を焦がすような片思い──
時間の経過とともに失われる想いもあれば、その命が尽きるまで解き放たれない想いもある。
ただ 1つ言えることは、そんな激しい感情の数々が、世界を作っているのだということ。

その日、鍵ノ森学舎の学院寮のひとつである『エルデシュ』は、いつも以上の大騒ぎに見舞われていた。
近江連理の妹である小々路(こころ)の退院を明日に控え、「新人さんを気持ちよく迎えよう!」という月館美紀(つきだて みのり)の提案で、大掃除が始まってしまったからだ。
無口で人付き合いの苦手な白取愛良(しらとり あいら)。
油断すると自分の世界に没入する数学者・朱音遥(あかね はるか)。
思慮深く見えて実は結構なお調子者・弐相中。
そんな『エルデシュ』のメンバーを指揮して、寮内をくまなく掃除していく連理。
と、あらかた掃除も片付いた目に留まったのは、屋根裏部屋へと続くハシゴだった。
──ハシゴを軋ませ上った屋根裏部屋で見つけた手記。
そこに記されていた言葉が、連理の平穏な日常を変えていくことを、連理はまだ知らない────

感想:
連理の枝…。そんな相手と出会えるのだろうか…。
シナリオは全5ルート。世界観は悪くないもののラストが拍子抜け。箱庭にも似た世界に帰る、留まるというのはいまいち受け入れがたく感じます。
ただ、ヒロインの二つの世界の記憶が一つになったと同時に、二つの世界が一つになった新たな世界が構築されたと解釈するなら納得もいくが、それだと辻褄が合わないエンドもあるしなあ。
CGは88枚+差分267枚+背景他47枚。相変わらず綺麗でいいですね。
BGMは29曲+唄3曲。タイトル画面の「導星のスフィア」がギターインストでカッコいい!鑑賞時音量調整○、プレーヤー機能○。
えちシーンはヒロイン4人とも4つずつ。公平でよろしい。
システムは一通りで、クイックセーブ10個、タイトル戻り時・アプリ終了時にオートセーブ10個でタイトルから起動可、オートロード機能有、音量テスト等々細やかな設定が可能、ディスクレス可。
シナリオの厚みはやや物足りないものの、美紀ルートは興味を引かれ、最後まで楽しめました。
オマケの星座マップもなかなか良かったし、サブ男の中がただのモブでなかったのが評価アップ。なかなかにオススメかな。




タイトル ソフトハウス ジャンル
世界ノ全テ たまソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A A B B A Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
8年ぶりに帰ってきたこの地は、まるで異国のような情緒を感じさせた。
御室学園に転校してきた主人公は、かつての旧友と、謎めいた雰囲気を持つ少女「智子」と出会う。
繰り返される日常の中で強まる絆は、彼らを非日常の世界へと疾走させた。
あの冬…、彼らは傷つきながらも、何を得、そして何を失ったのか。
痛々しいまでにぶつかり合う感情と、切ない恋模様。そして誰もがあの頃を思い返す。
大切な時間……大切な人……大切な想い……
思春期の少年少女たちの世界。その世界は決して広大なものではなく…、狭く、未熟なものだった。

感想:
未熟な恋愛模様を描いた作品、ということらしいですが、確かに言動には甘いところもありましたが、別に普通だと思いました。完成された人間なんか居ないんだから、どこか未熟なところがあって当り前じゃないのかな?と思います。
矛盾したところもありましたが、良いストーリーでした。学生の頃をふと思い出す、懐かしい感じのストーリーです。
背景に写真風の画像を使っていて、なかなか新鮮でした。ただ、Hシーンは少ないです。(笑
オートセーブやクイックセーブはとても役に立ちました。できれば、セーブ個所は多くなくていいから、こちらの個所を増やして欲しかったですね。
キャラの生きた良いストーリーです。なかなかにオススメ。(^^




タイトル ソフトハウス ジャンル
赫炎のインガノック ライアーソフト ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ S- B+ A- B- A+ Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
“──誰かが夢見た世界。
──いつか夢見た世界。
──けれど、こんなにも猥雑で、残酷で、憂いに満ちて。
──眩しいほどに輝いて。”

異形都市インガノック。
積層型巨大構造体から成る完全環境都市(アーコロジー)であったそこは、10年前に発生した《復活》ですべてが歪んでしまった。人も、木々も、機関(エンジン)の排煙による灰色に満ちた大空さえも。ひとつだけであったはずの太陽は、ふたつになって。
恐るべき幻想生物たちが姿を顕し、都市を豊かたらしめる蒸気機械文明さえもが、歪み、時に異形と化して人々を襲った。かろうじて変異を免れたのは、貴族の住まう都市上層のみ。インガノックのごく僅か。
100万を超すと言われる人口が密集する都市下層は、今日も、地上に存在しえないはずの異形と奇病、異常なまでに発達した暴力的な機関技術が満ちあふれて。歪んだ空から発生した無限の霧は、都市を完全に孤立させた。

巡回医師ギーは、今日も都市を歩く。
弱者絶滅を謳う上層貴族の定めた“死の都市法”を無視し、歩き続け、下層の人々を診療し続ける。昨日も、今日も、明日も。
両手からこぼれ落ちていく無数の命を見つめて。
10年前に失ったものが、一体何であるのかを確かめるように、歩き続けた。
そして、ふたりに出会う。
ひとりは、少女。インガノックの混沌をまるで知らない、黒の少女。
その名はキーア。人が忘れた“笑顔”を絶やさぬ娘。
もうひとりは、影。すべての幻想を失った都市において唯一語られる、“おとぎ話”の登場人物。すなわち、万色に変化する鋼の人影。
その名は《奇械》。人ならざる鋼の影。異形を砕く刃の手。
人に“美しいもの”をもたらす、インガノックただひとつの希望──

感想:
エロゲらしからぬエロゲ。でも黒猫アティはめっさ可愛いです。(何
幻想的なストーリーと文体で、読み進めていくうちに、のめり込んでしまいました。
章仕立てで話は進み、その中で登場人物が入れ替わって、人物や背景をクリックして心の声を聞きながら、一本道のストーリーを読み進めて行きます。
その際、クリックする順番がある程度決まっていて、フラグが立たないとゲームオーバー。
意外と難しいかも。
ただ戦闘シーンがあまりに手抜きなのと、終盤が急展開かつラストですっきりできないのが残念。
せめて少しくらい、メインキャラたちのエピソードがあってもいいじゃない。特にアティのさ!(><。
絵柄は好みがはっきり分かれるタイプですねえ。私は好きですが。
数は少ないですが、作風にはピッタリじゃないかな。
BGMも、OPはカッコいいし、雰囲気に合った良い曲が多いです。
つまりは幻想的かつシリアスな感じなので、明るい曲なぞないよということ。(ゎ
まともなHシーンは、アティとの2回だけ。あとは1枚絵が2〜3枚程度か。
でもアティが可愛いのです。(まだ言うか
結構長いストーリーなので、スキップのほかに前後の選択肢へジャンプできるのは良かったです。
ただ、右クリックですぐ設定画面になるのはちょっと煩わしかったかな。
あと、一度聞いたキャラの心の声は、いつでも聞けるようにして欲しかったかな。
気になる点が多いので、後で見直そうにも、そこに行くまでが大変だし。
あまりハッピーエンドとは言えないところもまた何とも・・・。
地雷呼ばわりされてるけど、心象風景に重点を置いた成人モノと思えばいいんじゃないかな。
お気に入りはアティ。イイ女です。彼女を見るだけでもいいからオススメ。(ぇ




タイトル ソフトハウス ジャンル
せきさば! スペルマニアックス ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A B+ A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
俺、伊坂悠一。
今年新しく“せきがはら学園”に入学した、新1年生だ。
実家の近くにあったからという簡単な理由でこの学園を選んだんだけど……
このせきがはら学園は、近くのどの学園よりも部活動が盛んな学園として有名らしい。
まぁ、部活なんてまーったく興味がない俺にとっては、ど〜でもいいことなんだけどな。
っと、急に腹が痛くなってきたな、トイレに行かねば。
――――って、うわあっ! なんだあんたたち!
じゅ、銃 !? 迷彩 !? フェイスマスク !?
幼なじみを探してトイレを覗き込んだ俺は、突然現れた“謎の武装集団”に押さえ込まれていた!!
冷たい銃口を突きつけ、何事か叫ぶリーダーらしき兵士。
は? 入部しろ? いったいどういうことだ!
銃を突きつけられて“謎の部活”に入部することを迫られる俺。
「動くな……! 動くと撃つ!」
果たして、俺の運命やいかに……!!

感想:
あかべぇそふとすりぃに統合されちゃいました。
専門的な言葉が飛び交ってストーリーを楽しめない、なんてことは全然なく、テンポが良くて読みやすいシナリオです。5ルート+ハーレム。
ミリタリマニアでない人でも安心! 逆に、マニアな人には物足りないかな。
あかり先輩のシナリオは、もう少し心情の変化を見せて欲しかったですね。
CGは109枚+差分540枚。若干パースの狂いが目に付きました。
BGMは22曲+唄1曲。作風に良く似合ってます。鑑賞時の音量調整可。
えちシーンはあかり・琴葉・そのか8、柚希・叶7、他4。意外とえち度は高め。
システムは一通りそろっていて、ワイド対応、オートセーブ無し、クイック1つ、SDアクチ採用。
お気に入りキャラは特になし。シナリオは飯島叶。成長物語がいい感じ。
一風変わった舞台だし、もう少し派手な演出が欲しかったですね。惜しい作品。





タイトル ソフトハウス ジャンル
雪影 Silver Bullet ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A B A- A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
父と母は死んだのだと言う。
伝聞だ。亡骸をこの目で確かめたわけではない。
雪降る深い山嶺に踏み込んで、春になっても帰って来なかった。
だから死んだのだろうと、誰もがそう言った……
平山修二は雪国で生まれた。
両親が死んで、天涯孤独になった修二は親戚に引き取られたが、周囲の視線は心温まるものではなかった。
どこか疎まれながらも、都会での生活にも馴れていき、友人にも恵まれる。
少しの我慢と平穏に充ちた日々へと次第に埋もれながら、修二は毎年冬の休みを利用して実家に帰る習慣だけは捨てることができなかった。
それは、心のどこかでまだ両親の死を飲み込めていないからのことなのか。それとも……。
修二の田舎は雪深い町だ。
それ意外には取り立てて目立つところのない町だが、ほんの少し山間に入れば、ほとんど人の住まない地域が広がっている。
目立つところがないために、かえって開発も進まなかったようだ。
町のそこかしこには、今でも古い時代の残り香が漂っていた。
冬になれば、町を白く雪に染まった山が見下ろす。
山には地神が祀られている。平山の家はその祭司の家系である。
半ば忘れられながら、それでも細々と伝承されてきた古い祭祀。
だが、それも遠からず本当に過去のものとなるのだろう。
祭司の直系は、今となっては修二ただ一人を残すのみとなってしまったからだ。
そのはずだった。
両親が死んだ日、幼い修二は、姉を名乗る少女と出会った。
深雪、という名の少女とは、もちろんこれまでに面識ひとつない。どう考えても、姉などいないはずだ。
両親はずっと一緒だったし、以前に子供を作ったとも聞かない。
「作っていたとしても、子供には教えないと思う」
少女の言うことは、その通りには違いない。
あの木訥な両親が……とも思った。だが、心のどこかでは、彼女が義姉などではないことを理解していた。
自分が利用されているのかも知れないとさえ考えられた。
が、構わない。そう、思った。
やはりどこかに寂しさはあったのだろう。
今や無人となった実家は広く、寒く、虚しさは募るばかりだった。
姉の存在で、失われた家族のあたたかみを少しでも取り戻せるのなら。
この冬から、修二と義姉はともに暮らすようになった。修二は都会に、深雪はこの家に。
だから、それは毎年帰省する一冬だけの間の、短く儚い姉弟関係だ。
慎ましく、ひそやかに、繰り返される一冬の夢――。

感想:
明らかに雪女伝説ですね。
ルートは少ないけれど、民間伝承の真実を描いたストーリーは読み応えありました。
伝奇小説といった感じですが、惨状の演出とかはないので、そこまでおどろおどろしいものではありません。
ただ、メインの深雪は、心情の揺れ動きがつかみにくく、逆に主人公の、深雪へののめり込みの度合いがひどいので、なんとも感情移入がしにくかったですね。
BGMは、やはり「雪」を思い起こさせる、透き通るような旋律の曲が多かったです。
ヒロインは3人と少なめで、深雪だけがHシーンが多いです。多すぎます。
ラストの盛り上がりに欠けるのがいまいちかも。
とはいえ救いがないわけではないので、評価は高めです。




タイトル ソフトハウス ジャンル
SEXFRIEND CODEPINK SLG
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ A- A- B+ S- B+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
『あのさ……エッチしない?』
尽生学園の2年所属の高辺智宏(主人公)は、ひょんなコトから、軽口をたたき合う程度の仲だったクラスメートの早瀬美奈と放課後の教室で初体験してしまう。
一年以上接していたのに、全く知らなかった美奈の姿に動揺し、かつ、初めて知った女のカラダに溺れてしまう智弘。
それからというもの、そのまま美奈とずるずると関係を続けてしまう。
『こーゆー関係って、昔から言うじゃん。えっと、ほら……』
『セックスフレンドってさ』
自称美人保健教諭の妙子先生(他人から見ても美人)や、少々思いこみの激しい図書委員の野々宮華緒梨も巻き込んで、毎日エッチエッチの日々が始まる。
でも、肝心の美奈が何を考えているのか、智弘にはサッパリ判らない。
夏休みまでの約一ヶ月間で、智弘と美奈の関係はどう変わっていくのだろうか、それとも何も変わらないのだろうか?

感想:
つながりを求めていたのは身体だけではなかった、ということ。(何
ヒロインである美奈とのセックスライフが、微妙に変化していく過程が巧く描かれていて良かったです。他の2人はオマケ。
お互い引かれあい苦悩するさまは、等身大で親近感のわくものでした。
CGはコミック調で、好みが分かれるところかな。数はかなり多いです。もちろん美奈とのえちCGがほとんど。
ただ問題は、セックス時にコマンド選択があり、種類も豊富でかなり面倒。
CGコンプにはかなり骨が折れます。攻略サイト必須。
BGMはジャズ風なのですが意外と合っていてよかったですね。
シーン回想は、自分が進めたコマンドを記録したもののみなので、実用には不向きかも。
セーブは1日の終わりのときのみ可能。これも不便かな。
一番の難点は、コマンド選択によるルートの判定のシビアさ。
その苦労の割りに、エンドがあっさりすぎるという切なさ。
とはいえ、恋愛ルートのエンドの感動はひとしおでした。




タイトル ソフトハウス ジャンル
ぜったい絶頂☆性器の大発明! softhouse-seal GRANDEE SLG
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ B+ A+ B S A Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
な、何故だ……何故あんな凡夫が……くそっ!
俺が腹を立てている理由……それは、俺が所属している科学部が参加した、全国発明甲子園・個人部門での屈辱的な結果にあった。
「小さなロボットとそれを巨大化させるライト」という大発明をした俺が失格で、「走る時に受ける風を利用して発電する、半永久的に走り続けられるラジコンカー」なんてくだらない発明品が優勝するとは、納得いかん!!
昔からそうだ……どんなに素晴らしい発明品を作ったとしても、世間に受け入れられず、屈辱に耐えていたあの日々……それがまた繰り返されるなんて!
この天才を馬鹿にした世間へ報復しつつ、最終的には俺の足元にひざまずかせる、そんな良い方法はないものか……

むっそうか!! ふふ、ふふふふ、ふははははは!!
俺は発明家だ……無ければ作ってしまえばよいだけのこと!
凡人が幅をきかせ天才が虐げられるような部活に用はない!
天才である俺が作った発明品を使って学園を裏から支配する秘密組織……その名も「第二科学部」を作ってやる!
この学園を恐怖に陥れ、いずれは俺の足元に平伏させてやるぞ!
そうなれば、男の夢!! 学園ハーレム化だって夢じゃない!
よし、こうしてはいられない、今すぐ準備に取り掛かるぞ!!

感想:
清清しいバカ。
ハチャメチャなノリで、細かいことを気にしてたら楽しめません。
流れとしては、部活動→アイテムの作成→イベントリストの消化が基本。
時間の経過や数値設定がそれなりに凝っているので、シミュレーションぽいです。
ハーレムルートは期待はずれ。サブキャラも2人しかエンドがないのが残念。
CGは95枚で差分が多め。もちろんほとんどがえちCGです。
えちシーンはメイン5人が9、サブ2人が3、他12人1ずつとさすがに豊富で、ムービーも良い出来。カメラワークなど実用性は十分。
ゲーム内のアイテムも、ネタがわかる人には面白いものが多数。
BGMは9+唄3曲。
総合的には面白いのですが、部活動コマンドがどうにも退屈。セリフやSD絵が使いまわしなのが残念。
お気にのキャラ、シナリオともに「笹ノ瀬 風璃」。一気に可愛くなってシナリオもまともな流れで良かったです。
初回版を買った人は、先に同梱の「轟け!性紀の大発明」をやっておいたほうがいいですよ。




タイトル ソフトハウス ジャンル
セミラミスの天秤 キャラメルBOX ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A A- A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
「――幻聴が聞こえる」
頭を打った影響なのか、時折ノイズ混じりに、聞こえるはずのない声が聞こえるようになっていた。
医者には「軽傷、いずれ治る」と言われたものの、なんとも落ち着かない―― そんな日々に“彼女”が現れる。
神尾愛生。 転校初日にクラスの男子を総て虜にした美少女。
だが、玲児だけは盛り上がる友人たちをよそに、彼女の微かに虚ろな瞳が気に掛かっていた。
夜、コンビニから帰る途中、玲児は愛生と出逢う。
「速水くん、だっけ―― キミは魔術士になれる資格があるね」
艶やかな微笑みとまったく噛み合わないその言葉を聞いて、不思議と玲児は身体が震え出すのを感じる。
独り暮らしのアパートにそのまま押し掛けられ、なぜかそのまま住み着かれるハメに陥る玲児。
だが“悪魔”を自称する愛生には、なぜか逆らえないのだ。 とにかく弁が立つし、まるで透けて見えてでもいるかのように心が読まれてしまうのだ。
「――あの子、嘘つきだね」
そんな愛生の“力”はクラスメイトたちにも容赦なく発揮されていく。
愛生と行動を共にするだけで、友人たちの恣意がまるで薄紙の裏に書かれた文字のように暴き出されていく。
もしかして本当に、愛生は悪魔なのか―― そんな気持ちさえ湧き上がってくるが、なんら超常的なことが起きているというわけではない。
ただ彼女はささやくだけ。 それだけで、玲児の周りには今までとはまったく異なる人間関係が築き上げられていく――
それはまるで、嘘で塗り固められた 優しい牢獄 であるかのように。
玲児は、そんな愛生の“牢獄”から抜け出すことは出来るのだろうか……?

感想:
愛生ちゃんコエー! でも巻き込まれてみたい…(死亡フラグ
セミラミス=アッシリアの伝説上の、黒魔術の女王の名のギリシア読みだそうです。(へぇー
シナリオは全5ルート+BADエンド4つ。とにもかくにも、愛生と映瑠先輩のバトルが一番面白い。
ただ肝心のシナリオはやはり悪魔の影響か、どうしても雰囲気が暗く、愛生以外はあっさり終わってしまうのが難点。
CGは73枚+差分569枚。のり太さんの絵はいいですねえやっぱり。
BGMは21曲+唄4曲。鑑賞時音量調整×、プレーヤー機能無し。昏く幻想的で、作風にぴったり。特にタイトル画面のOvertureがステキ。
えちシーンは愛生6、直緒・塔子・芙美香2、映瑠1、他5。おいおい差別だろ。
システムは一通りそろってます。次の選択肢へのジャンプは遅くて使いにくいうえに、未読まで飛ばすのがダメダメ。
お気にキャラはやはり愛生。リスクは自分が背負うと言い切る潔さに感銘。
若干尻すぼみだけど、愛生の生き様の光る良作です。




タイトル ソフトハウス ジャンル
洗濯屋しんちゃん BLACK PACKAGE ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ B+ A B A A+ Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
前の会社を辞めて数週間。
貯金でだらだらとして過ごしていた主人公の元に、母親から「いい年した大人の男が、いつまでそんな生活をしているの!」という泣き&お叱りの電話が入る。
それもそうだと思い、しかし前の会社の様な一流メーカーで激務を勤めるよりかは、少し楽な仕事をしたいなぁと考えた主人公。
ちょうど手元にあった広告チラシの中に混じっていた、いかにもお金のかかっていなさそうなコピー広告
「急募! 『簡単な作業です』浅井クリーニング店」
を見て、『クリーニング屋か……これなら漫画でも読みながらまったり仕事が出来そうだ』と考え、面接に向かうのだが……。

感想:
ストレスなく、手軽なエロゲ。
なので、ご都合主義にストーリーは進みます。
CGのほとんどがHシーンなのは正に王道。
ヒロインはみな年上の大人な女性で、Hシーンのボリュームは文句なしかと。
次の選択肢にすぐ飛べるスキップは便利でした。




タイトル ソフトハウス ジャンル
せんぱい moon ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B B B B A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
女子校から共学になって間もない色葉学園に通う主人公は、卒業を間近に控えた先輩たちを見て、なにか焦りのような気持ちを感じ始めていた。
彼女たちはどういう思いで学園を去るのだろう?やり残したことはないか?なにか伝えることはないか?
卒業までの1か月,彼女たちとの最後の日々が綴られる。

感想:
簡単お手軽なADVです。さくさくストーリーが進んでいき、あっという間にEDでした。一応、キャラごとにEDはあるのですが、もう少し、イベントが欲しかったですね。
色数が少ないせいか、淡白な印象のCGでした。かつ、キャラそれぞれのCGも少ないので、ボリューム不足を感じました。





タイトル ソフトハウス ジャンル
先パイ・乙パイ・過去に戻りパイ OLE-M ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- B+ A- B A+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
もし、人生をやり直せるとしたら…?
あの夏、あの放課後、彼女は俺を待っていてくれた。
普段ハキハキと俺に命令してくる先輩だった。
だからこそ、今もハッキリと覚えている。ふたりの帰り道で、見せたことのない表情。モジモジしていた仕草。
不自然に気恥ずかしい雰囲気で先輩がやっと口を開いた時、俺はその場にいられなくなって、彼女を置いて走り去った。
もしかして、あれって 『愛の告白』 だったのか。 っていうか、あれうまくすれば……SEX出来たよな?
そう言えば、こんな事もあった。普段あまり口を利かないまた別の先輩のことだ。
その先輩、教室で裸で何かをしていたんだ。
大人になった今なら分かる。あれはまごう事なき、オナニー! 一風変わった刺激を求めた結果の姿!
なのに! 目撃した瞬間の俺は、逆に気を遣ってその場をやり過ごそうと誤魔化したんだ。
あれもうまくすれば、エロス咲き乱れだったんじゃないの? 返せ、返してよ! ロマンティック返してぇぇぇ!
…というような、様々な後悔を胸に、ぼくは、今、旅立とうとしています。
生まれ変わる予定はありません。では、みなさん、さような……ら?
あれ、あれ? あ〜〜〜〜れ〜〜〜〜〜!
気付いたら、あの日、あの時、あの場所で。先輩が、教室で、裸で、何かをしている。
今なら分かる。あれはまごう事なき先輩のオナニー! という事は、今回、俺がやるべき事は……
は は ハジマッターーーーー!!!

感想:
これぞご都合主義。
まあ抜きゲだしね、とか思っていたら、ちょっとしたヒューマンドラマが始まるという。
これが予想外に真摯なもので、ご都合主義的とはいえ期待以上でした。
CGは71枚。肌色差分が多く、ほぼえちシーン。抜きゲのわりに少ない気がします。
えちはじゅりあ・雅6、うらら5、まや4、みく2、その他10。確かにシーンは多いけど、アニメーションは1人に1〜2つ程度。期待ハズレです。
まあ描写は濃いめなので、エロさは満点。
システムは一通りそろっています。
お気にキャラは「愛葉じゅりあ」。エロカッコいい。
シナリオは「新井山 雅」と「愛葉じゅりあ」のルート。ほとんど同じルート。
肌色が選べて、エロさとシナリオの意外性を楽しめる人にはオススメかも。




タイトル ソフトハウス ジャンル
装甲悪鬼村正 ニトロプラス ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
S- S A+ B B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
超能の鎧「劔冑(ツルギ)」を駆る戦士「武者」が戦場を席巻する世界。
非公式の警官を称する男・湊斗景明は、赤い劔冑「村正」を纏い、ある時は卑劣な連続殺人犯に、またある時は軍兵の暴虐に挑み、最強の武者たる己の力をもって打倒する。
だが決して、彼が正義を称することはない。
「鬼に逢うては鬼を斬り、仏に逢うては仏を斬る」
――劔冑との合身を果たす時に彼が口にする一句、それは過去を語り未来を予言する、真実の言葉なのである。
彼は殺すのだ。悪だけでなく、悪に虐げられていた善良な人々をも。
……これは驚くべきことであろうか? 否。
何故なら彼の劒冑の銘は勢洲右衛門尉村正。
呪われし「妖甲」、かつて大和全土を地獄に変えたことすらある、かの村正なのであるから。

感想:
悪も正義も全てを挫く物語。(ぇー
壮大な世界観、戦闘の描写、情け容赦のない悪、独特なキャラたちが大いに活躍し、うつ展開ながらも随所に笑いが散りばめられているシナリオの見事さは脱帽ものです。
勧善懲悪なんて概念を根底から覆してくれますよ。
ただ、専門的すぎる描写とその長さは正直読んでいて疲れたかな。
CG、アニメーションともにきれいでカッコ良すぎです。会話中のキャラ絵も表情が豊富。
曲はダーク一直線。
えちシーンは、まあ一応あるかな、という程度。さすがです。いつもどおりです。(ゎ
選択肢が結構多いので、超速スキップは便利。設定画面が縦書きでちょっと見にくいかな。
お気に入りは「綾弥 一条 (あやね いちじょう)」と「足利 茶々丸 (あしかが ちゃちゃまる)」。可愛くてステキすぎです。
これはTRUEルートまでぜひともやって欲しいです。
正義という言葉を軽々しく使ってはいけない。アメリカ人にこそやってもらいたいw




タイトル ソフトハウス ジャンル
装甲悪鬼村正 邪念編 ニトロプラス ノベル
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ A- A B+ C A- Normal
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

作品紹介:
秋田禎信(魔術士オーフェンはぐれ旅)が! 東出祐一郎(エヴォリミット)が!
鋼屋ジン(デモンベイン)が! 安永航一郎(青空にとおく酒浸り)が!
豪華作家陣が独自解釈で展開する『装甲悪鬼村正』の新たな物語の数々を公式アンソロジー作品集として集約!!
その他、小野正利が歌う新ボーカル曲「Raven Steel」にのせた新作映像や村正関係者からのメッセージイラスト、デスクトップ壁紙やTwitterアイコン&壁紙などサブコンテンツも盛りだくさん!
※収録されている各作品は、それぞれの作者が独自の発想、解釈を加えて構成したものであり、『装甲悪鬼村正』に関する公式見解を示すものではありません。ご注意ください。

感想:
ツイッターなんて面倒なことやってられんぜ……。
香奈枝さんSS、村正外伝2本がメインの公式アンソロジーだそうです。
他にムービーやらCG、PCアクセサリなどのオマケがゴロゴロ。
よくあるファンディスクのように、ヒロインたちとキャッキャウフフなんてこれっぽっちもありません!
進行度の目安となる「道位」をコンプするにはツイッターやらないとなので面倒。
えちシーンがほとんどないのはまあいつものこと。BGM鑑賞すらできないしね!
とはいえ、シナリオはさすがの一言。
お値段以上のニトロプラスですよ。(ゎ




タイトル ソフトハウス ジャンル
そして明日の世界より― etude ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ S- A B+ A A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
四方を海に囲まれたちっぽけな島。自慢できるものといえば輝く太陽と澄んだ青い海、生い茂る樹々の緑くらい。
そんな変化に取り残された平和な島に住む、主人公の葦野昴(あしやすばる)は、いたって平凡な18歳の少年。
幼馴染でいつも元気な少女・日向夕陽(ひなたゆうひ)、
夕陽の姉で運動以外は完璧にこなす英語教師の日向朝陽(ひなたあさひ)、
親戚で悪戯仲間の樹青葉(いつきあおば)、
病弱で大人しい転校生・水守御波(みずもりみなみ)と共に、
島にある小さな学園に通い、運動会に海水浴、更には温泉堀りと騒がしくも平穏な日々を過ごしていた。
誰もがこの平穏で楽しい日々が、どこまでも、いつまでも、かわらずに続くものだと信じていた。
そう、あの日までは――。
『この小惑星は秒速三十二キロメートルで大気圏に接触、
 僅かに大気表面を滑って軌道がズレた後に……地表に激突します』
突然の宣告――。残された時間は3ヶ月。
訪れるのは世界規模の大災害。あまりにも唐突に訪れた世界の終焉に、混乱する人々。そんな中、何とか自分を保ち続けようと必至になる5人――。
果たして彼らは、残された僅かな日々の中で、何を想い、何を得るのだろうか?

感想:
良い意味で幸せで優しい物語です。
世界の滅亡が目前に迫った中、どう生きていくか。
人の強さ、弱さが見事に描かれています。
さすが、「遥かに仰ぎ、麗しの」の本校ルートのシナリオライター、健速さんですね。
ただ気にかかったのは、主人公を取り巻く世界が、終末とは思えないほど穏やかで、違和感を覚えました。
現実はここまで優しくないだろう、というやっかみの気持ちが出てしまいますね。
個人的に、滅びを目前にした世界観というのは好きじゃありません。どうしてもきれいごとな展開になりがちなので。
まあおそらくこれも、健速さんの思うつぼなんでしょう。
ラストは、よくありがちなご都合主義でない終わり方なのがまた素晴らしい。
と、良い点は多いのですが、どうしても隣家の姉妹が好きになれず、しょっちゅう出会うのでやってていい加減面倒になってしまうことが。
共通パートも多く、主人公の心の揺れ動きに不自然さを感じることもあったのが残念。
BGMは、「Amazing grace」が全てです。他はもうどうでm(ry
Hシーンは青葉2回、他3回。何の差別ですかこれは。
システムは一通りのものが使いやすくそろってましたが、起動時に毎回ウィンドウモードになるのは何とかならなかったのでしょうか。
お気に入りは「青葉」。とても一途で、我慢強い子です。ポニテだからじゃないぞ(。。
大切なものはすぐそばにある。人はそれを見失いがちですね。




タイトル ソフトハウス ジャンル
そらいろ ねこねこソフト ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A- A- A B A+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
―どこまでも続く「そらのいろ」。
長かった梅雨がようやく明けると、そこには真っ青な夏空が広がっていた。
とある町を舞台とした明るい学園物。
但し、そこには顔見知りばかりの小さな田舎町だった。
有る意味、全員が幼なじみと呼べる世界で、あなたが選んだ“現在”では誰が側にいるのでしょうか…。

感想:
ねこねこソフト、復活第1弾。
みずいろのリメイクな感じ。兄好き妹、ぽんこつ、やかまし属性と、ヒロインの性格づけが似た感じではありますが、十分楽しめました。
3人のヒロインごとに世界があり、その世界の中でさらに3人のシナリオ、計9つのエンドが存在します。
そのためテキスト量は結構多め。ちょっとあっさり過ぎる気もするシナリオはあるものの、ボリュームがあるので楽しめます。
つばめ世界のつばめエンドは結構シリアスです。
えちシーンは、おまけの方がえちぃのはいつものこと。
システムは使いやすくていいのですが、タイトルに戻るたびに声ありのOP曲が流れるのはカンベン。
お気に入りはキャラ、シナリオ共に「つばめ」。
元気な方がいい。ぽんこつ具合もグッド。シリアスエンドも良かったですよ。




タイトル ソフトハウス ジャンル
そらうた FrontWing ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A+ A+ B B B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
舞台は瀬戸内を一望できる田舎町。
道隆は学園の二年生。
道隆は姉である霊子と幼馴染の知夏(ちか)と夏休みを過ごしていた。
知夏に夏休みのほぼ毎日を引きずりまわされながら過ごす道隆。
しかし、幼いころから幽霊を見て育ち、幾人もの幽霊の成仏を目の当たりにしてきたため、道隆は心が激しく震えることがなくなっていた。
普段は意識していなかったが、肉親である祖母が突然死亡し、葬式へ行っても何も感じなかった。
その事がたまらなく悔しくて、悲しくて涙する道隆。
そんな道隆を見て、膝枕をしながら優しく諭す霊子。
『冷たい人は、自分が冷たいからって泣いたりしないよ』
霊子の優しさに包まれながら道隆は眠りに落ちていった。
翌日目を覚ますと、突然霊子が居なくなっていた。
手紙を一つ残して…………。

感想:
単調に終わるかと思いきや、全てが終わった後で別ルートが生まれ、そこで全ての謎が解けるという形で、その意外な展開が良かったです。
若干短い感はありましたが、一種楽屋裏のようなストーリーなので、これはこれでありかな?
ヒロインは全部で5人。CG数は若干少ない感じがしました。
Hシーンも1キャラに1つと、まあ普通のボリューム。(笑
今回のお気に入りBGMは「君の不思議」です。オルゴール調の優しい旋律が、心を和ませてくれます。
ふと、「ONE」を思い出しましたね〜。
システムは、使いやすくまとめられており、とてもよかったです。
全体として、コンパクトにまとまった良作、という感じでしょうか。
愛情というものの美しさ、醜さを考えさせてくれるストーリー展開で、読んでいてうかつにも感動。(笑
ただ、根幹の部分が外伝扱いなので、作品全体のボリュームが少なく感じてしまったのが残念ですね。
他のキャラをクリアした後、メイン2キャラをメインストーリーとして物語を集約させたら面白かったのでは、と思っちゃいますが、まあ戯言です。(笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
それは舞い散る桜のように BasiL ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
B+ A- A A B A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
主人公は、多感な少年時代を桜坂市で過ごし、一度はその地を離れたが、進学のために、再び、この街に戻って来た青年。
幼い頃の記憶は、忘却の彼方……、見る風景、全てが新鮮に感じていた。
しかし、思い出の中で、唯一、忘れられずに存在している場所があった。
それが2本の桜が寄り添うように並んでいる小高い丘。
その丘から見える風景に、こみあげてくる懐かしさ感じながらも、形容しがたい不思議な感情が湧き上がってくる。それが何であるかわからないまま、2度目の桜が舞っていた……。
新鮮さと懐かしさは、既になく、いまでは、楽しくもつまらない、いつもながらの日常を送っていた主人公。
そんな何気ない日常のなか、主人公は、忘れていた幼い頃の記憶が呼び起こされるのであったが……。

感想:
日常会話はまあいいのだが、肝心のストーリーがかなり不出来。
Tacticsさんの「ONE」と似たような展開、それもかなり唐突なストーリーの変わりようだった。起承転結に欠け、説明不足の感が多い。
BGMの出来は結構良く、キャラごとのテーマ、OP曲はお気に入り。
ボタン1つでいろいろ出来るようになっているが、CGモードなどで、右クリックで戻れるようにしてほしかった。
システムやBGM、キャラクター性はAクラスなのだが、ストーリーが全てをぶち壊し。謎ばかりが残り、あっという間に転結と続くのが残念すぎる。
救世主は委員長くらいかな。(笑




タイトル ソフトハウス ジャンル
それは舞い散る桜のように 完全版 BasiL ADV
総合 ストーリー CG BGM H度 システム 難易度
A A- A A B+ A Easy
評価(かっこ内10点満点換算):S(10)、A(9〜7)、B(6〜4)、C(3〜1)

あらすじ:
それは桜舞う季節に始まる物語……。
桜井舞人は進学にあたって、ひとり北国の親元を離れ、遠く桜坂市へと越してくる。
桜坂市は彼にとって、少年期までの多感な時期を過ごした思い出深い故郷。
舞人が桜坂学園に入学し、楽しくも平凡な1年が過ぎ新年度を迎える前日。
春休み最後の1日を友人と過ごす舞人。そんな何気ない日常の1ページから始まる物語。
1年という期間の中で彼はなにかを知り、なにかを失い、そしてなにかを見つけていく。

感想:
全然完全じゃねぇっ。
とはいえ、攻略キャラ、イベントCG、Hシーン、エピソードの追加など、パワーアップしてはいます。
でも肝心要の、主人公と結ばれたヒロインの記憶が無くなる理由は結局分からないまま。
野球中継の途中でニュースが入って、元に戻ったら試合終了してました、みたいな。
前作から全く進歩ありません。
思わず途中で止めようかと思ったけど、テキストの面白さ、ヒロインの可愛さ、サブキャラのカッコよさ、曲の良さ、中盤までのストーリーの出来、どれもが素晴らしく、ついつい続けてしまいました・・・。
例外は雪村小町ルートでしょうか。最後まで楽しめましたよ。
昇格したサブヒロインは、ただのオマケ扱いなのであまり期待はしないように(笑
ラスト以外は良い出来です。オススメなような、そうでないような、なんとも微妙です。(´□`;A