今時冬ソナかという感想もあるともう。俺だって好んで旧台を打っているわけではない。新台を打つ機会がないのである。入れ替えの当日に座るのは嫌である。客が飛んだ頃に打とうとすると最早打てる釘でない。たまに打っても今の台はリーチの演出は実に多彩だ。おっさんの俺にとっては複雑怪奇ですらある。従ってほとんどリーチの種類や信頼度を把握する前に打てなくなる。昔は入れ替え後客が飛んだ後には客をつけるためにしばしば釘の開け返しがあったものだ。それは良く回る上に客が少ない。まさに自分にとって一粒で二度美味しい台だったのだ。人がいない島でゆったりと甘い台を打つこと。至福の時と言えた。だが今は周知の通り余程の台ではないと開け返しなど期待できない。それどころか、噂に聞くと新装初日から回収台らしい。新装の数が増えれば相対的に新台の魅力は下がるわけだ。さらに入れ替え費用がかさみ釘が渋くなれば客離れが進むのは火を見るよりも明らかだ。まあ、俺が言うことではないが、ファンの一人として長く愛される台を打ちたいものだ。
最後に当ったのは四回前に打った時か。その日はバイトを終えて打っており、丁度突確が当った瞬間にバイト先から応援要請のメールが来た。可能ならばと言うことだった。確変の最中だし当ったばかりだから迷っていたが、次が通常の上、時短も当らなかったから上皿分打って(時短+二十数回)バイト先に戻ることにした。その後は、それぞれ2500発で、215、192、209回転で当りなし。そろそろ計千回嵌るかなとさて打ち始めたら、たった4回転目に「キュキュキュイーン」と来てハンドルが赤く点滅。まさにお座り一発確変で周りの客があきれている。嬉しいのだが、できれば一回目の当りはドキドキはらはらしたいものだ。この大当たり予告機能は俺に関しては全く無用の長物だ。
さて、確変はあっさり二回で終わるが、時短中91回転目に左右に父、母ときて、真ん中にヨン様が来て滅多に当ることがないチャンス目リーチがあっさり当って確変の引き戻し。これが4連荘して計6連荘。次は時短+320回転目、三箱目の残り300発位で4連滑り+黒+「チュンさん」で222。大体4000発で320回転だから250発で20回転する計算か。昇格はなし。さて、どうでも良いがこの時短が長い長い。なんと、10回転するまでにリーチが6回掛かる。一回のリーチで1分近く掛かるものだから嫌になる。そしてその勢いでリーチが掛かり捲くりで20分経っても時短が終わらない。その後も掛かり捲くり、92回転目よく覚えていないが(リーチが掛かり捲くり見るのも嫌になっていた。)リーチが掛かり、これがあっさりと当る。そしてこの確変は結局5連荘の計6連荘で終わる。この時短は通常通り15分くらいで終わり、8個の保留を消化させるためもあり、小用に出かけたところ、帰ってみると周りの客の注目を集めている。戻ると最終段階になっているではないか。これがまたまたあっさりと当る。当然の如く、666が序に昇格して777へ。周りの客が呆れている。俺も呆れている。もう少しゆっくり打たせてもらえないものか。当って欲しいときには当らない。勿論文句を言っても意味がないが。これはまた爆裂モードかと幸か不幸か確変は3回で終了。だが、先ほどの当りから一発も使っていないから計9連荘みたいなものだ。最後はマッタリ打ちたかったが、時間もあるしまた退屈な時間を過ごすのはもう十分だろう。しかし、確変中と時短中もう少し楽しめないものだろうか。時短+180回でやめ。
出玉のデータでは何時も大勝ちしているように思えるが、本文中にあるようにそれまで数日大当たりなしの日が有るから勝率は決して高くない。蛇足的だが、誤解しないように願いたい。
使った玉125発 出玉14975発
さて、その後、奴らの顔を見たくなかったので例の店に寄り付きもしなかった。しかし、可愛いあの子の顔は見てみたいものだ。そのため夜遅くにのぞいてみた。何となく雰囲気の違いを感じたが、果してその通りだ。長閑な雰囲気が流れている。可愛いあの子達のその横に大きな文字で「止め打ち禁止」の文字。それで全て了解できた。旨みのなくなった後、奴らは霧散してしまったのだろう。
早速釘を見てみるも俺の腕では良く分からない。もっともこの台は釘もそうだが、役の癖が大きかった。だからもともと俺の釘読みは微妙で、役デキの判別に重きを置いていたのだ。ただ全体的に渋そうなのはおそらく思い込みがあるのだろう。何れにせよもう閉店三十分前、次の休日にチャレンジしたい。話はそれからだ。
オダテブタを打つのはどれ位ぶりだろうか。随分久方ぶりだ。この日を待ち望んでいた。一日打ちたいが今日は昼過ぎからである。せいぜい大負けしない程度で様子が掴めれば、御の字というものだ。さて、先客は、「おお知らぬは俺ばかり」と言う奴か。1番台に久方ぶりのベレーさん、4番台には田山さん。7番台にはチビ太さんだ。このオダテブタを愛する常連さんたちは皆戻ってきている。同じく愛するものとしては嬉しい限り。今日は他に見知らぬ客が数人。肝心の出玉はというと、ベレーさんは下にちょろり。田山さんは約1500発位か、チビ太さんも苦戦しているようで程なく大好きな7番台から撤退。8番台のお兄さんが2500発位。10番台が下に一箱の大体4000発位か。
さてさてどの台を打つべきか。正直ざっと釘を見ても数ヶ月ぶりで分からない。となると癖が良い、大好きな6番台からだろう。打ち始めるといよいよ分からない。ただ想像以上に玉減りが早いのが分かる。止め打ち禁止で節約打法が不可になって初めての勝負。だから余計に感覚がつかめない。しかし、あらためて止め打ちしないでうってみるとチャッカーのタイムラグは長い。本当に無駄玉だ。だが、店はそれを考慮に入れているのだろう。まあ、一鳴きで平均3個、少なくとも2個は節約できる。一日1000回鳴けば3000発である。まさに塵も積もればだ。それを禁じるのならば仕方ない。にしても、無駄玉を打ち続けるのは辛いものだ。
さて、6番台、最初は左9発目がXに決まって8Rだ。500発で9発だからどうだろうか。微妙なところ。その後5発目で16R、それが呑まれて右3発・左39発目で16Rだったが、次も右2発・左21発で飲まれた。役デキは良いが、釘はあまり良くない様子。ならば今日は勝ち負けよりも他の台を打ってみたい。そのために続行せずに移動する。さて、その後4番台の田山さん、1番台のベレーさんが飲まれて止めていってしまった。すぐ後に打つのは嫌だから一寸間をおいて移動する。その後2番台4番台、8番台を打つ。余りいい感触はない。だが投資も必要だろう。釘も大事だが、鳴きと役デキのバランスを体で覚えることが大事だと思う。この鳴きでこの役なら足りる、足りない、その感覚を早く身につけること。打った感覚で大当たり後上皿で6鳴きあるかが分水嶺だと言うことを感じることができた。後は役デキを加味か。今日は2000発で7時間遊ばせて貰う。
使った玉2000発 出玉0発