CB72 77の隠れ部屋
 その3

発進・ロードインプレッション


CB72, ぼんやん号

CB72 ひろ号


発進


ローに入れて、発進します。
ミッションは4速(CB350EXは5速)で、1〜2速、3〜4速はクロス気味ですが、2〜3速が広いので。コーナーでシフトダウン時のエンジンブレーキには注意が必要です。トップで2000回転からの加速は、ドコドコとリアを振りながらの加速というより増速という感じです。
この回転数では、アクセルをひねるより、パーシャルに近い状態でゆっくりアクセルを開けたほうがストレスなく加速していくようです。
4000回転(トップで約80キロ)からは、実用的な加速感があります。
6000回転からは、排気音が吸気音といっしょになって、まさにホンダミュージックの連続音となりますが、この辺では、ミラー、シートに小さな振動が出ます。

                     CB,CL72,77 津和野で大集合


燃費


私のCBは、アップハンドルのCP77で305ccなので、40年前のバイクとはいえ、現行車に充分ついていけるパワーがあります。
当時乗っていたCB350EXは、トルクの谷もあまりなく、5速のミッションもあってか、このCB77より乗りやすかったように思います。

レストア後、650キロ走りました。
この間の燃費はツーリング時で、リッター当たり30キロでした。
まあ、燃費はいいにこしたことはないのですが、ちょっと良すぎるようなので、プラグを見るとやはり少し焼け気味でした。
恐らく、油面が微妙に低いのかもしれません。
あまりひどくないので、調整するかどうか、考慮中です。

ちなみに、CB125の燃費は、ツーリングでもリッター26キロくらいなので、ちょっと不思議です。

                 37年前の私の愛車、CB350EX


コーナリング


コーナリングは、手持ちのCB125と同じ味付けで、とても素直です。

CB125とも、タンクをしっかりはさんでリーンウィズでコナーを回るほうがラインを忠実にトレースするようです。

前に持っていたヤマハの初期型FZ250フェーザーではばっちり決まったハングオンでは、かえって思い通りのラインを狙えません。

直進性は、多少強めですが、押さえ込むほどではなく、また、軽快すぎるといったものでもなく、どちらかというとニュートラルな感じです。
CB350Exも同じような感じで、当時のホンダの味付けの方向性は、ニュートラルなものを目指していたと思われます。

ちなみに、スクーターのフォルツァもあるのですが、こちらはリーンアウトでバイクを倒して押さえ込んだほうがくるりと回ります。

ブレーキ

ブレーキは、ディスクではないので、ききは悪いです。
先日友人のCB72に乗ってみましたが、ディスクほどではないにしても、しっかりきいていたので、ツーリーディングの調整不足と判明しました。
前後とも、調整した結果、かなりききが良くなったようです。
しかし、現行車のようにはいかないので、充分気をつけて走行しなければいけません。
これは旧車では、とても大事なことですね。

                     レストア後、400キロ走行、一回目のオイル交換


オイル交換


初回、レストア時のオイル交換から400キロ走行した時点で、2回目の交換をしました。

400キロ走行なので、そんなに汚れていないと思いましたが、けっこう真っ黒でした。
まあ、40年近く冬眠していたので、いろんな汚れがついていたのでしょう。

私としては、昔乗っていたCB350EXが欲しかったのですが、なんだか、CB77に乗っていくうちにだんだん好きになってきました。
レストアは、諸兄のように上手とはいえないのですが、自分でレストアして乗れるようになると、やはりかわいくなるようです。



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