CB72 77の隠れ部屋 その2

ポジションと始動


レストア完成 左側
レストア完成 右側


外観、

CB72,77は、今の250,400ccクラスと比較すると、とても小さく見えます。
特に跨って上からみるれば、タンクの幅が小さいこともあって、とてもスリムです。
エンジンは、細かくフィンがきってあり、その割りにシリンダーが大きいので、空冷エンジン特有の存在感があって、今の水冷エンジンと違ったメカニカルな雰囲気を感じさせます。
ちなみに、CB72,77の全長は、2,000mm、ホイールベースは1,290mm、
4気筒のホーネット250は、それぞれ、2,035mm、1,410mmです。
VTRは、2,035mm、1,405mm。
CB400は、2,035mm、1,405mmです。
現代のバイクに比べると、ホイールベースが20センチほど短いようです。
ただ、CB72,77に乗ってみて、ホイールベースの短さからくるクイックさは、あまり感じられないようです。

CB77 上から
CB125 上から メーターがかわいい


ポジション

面白いのは、ステップの位置が、わざわざ高価なアルミブラケットを介して、自分の好みで3段階に変えられる事です。
CB72,77は、当時本格的に輸出を考慮したバイクであったので、外国人と日本人の体格の違いを考えての事と思われますが、この後のCB250,350EXは固定式でした。

ハンドルは一文字ですので、必然的にポジションは前傾姿勢となります。
この一文字ハンドルは、他にも所有しているCB125もそうですが、手に体重がかかkるので、ツーリング時には、指先がしびれて困ります。
アップハンドル仕様のCBM72,CP77もあったようですが、アップのハンドルをつけたCB72,77は、ミーティングでも見かけません。
やはり、CBは一文字でないと気分が高揚しないようですね。
また、タンクとシートに段差があるので、追突時に、急所打ちをしたとの笑い話をよく聞かせれました。

CB125 CB93の次 最後のメッキタンク
CB125 サイドチェーンのエンジン


始動

始動は、左側キャブのチョークレバーを上に引いてセルですぐかかります。
CL72はセルがついていないので、キックだけですが、CBはセルがあるので、便利です。

夏期は、かかったらチョークを少し戻して、アクセルを4〜5回あおってやるとアイドリングは安定します。
タコメーターはアイドリング時はメーターの指針が小さく振れるので、正確な回転数はよく判りませんが、排気音からすると、エンジンの冷間時は、800回転くらいでしょうか。暖まると1000回転くらいです。
アイドリング時の排気音は、しっかりと消音された感じで、トロトロと静かです。さすがに、CB125ほどではありませんが・・・。

今のところ気になる異音はでていませんが、CB350EXにはなっかったCB72、77特有のシュルシュルとしたメカ音があります。
はじめはどこか悪いのかと思いましたが、他のCB72,77も同じような音がしたので、これはCB72,77特有のメカ音と思います。

ちなみに以前持っていたモンキーZ50Mは、排気音が全く消音されて、走行時にジリジリとチェーンの音しかしなっかったのを思い出します。

アルミブラケットで可変ポジション
大きなシリンダーがかっこいい。


クラッチ
ミッション

クラッチはCB350EXに比べると重いです。

ミッションストロークは、短めでカチリと入ります。
CB350EXは、72、77のようにリンク式ではなく、直接ギヤシャフトを長いチェンジペダルで操作するせいか、チェンジストロークは長かったようです。

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