鹿島槍が岳の縦走路で見た花/撮影=1999年8月25日


タカネマツムシソウ ウサギギク チングルマ 鹿島槍が岳

タカネマツムシソウ

ウサギギク

チングルマ

鹿島槍が岳

深田久弥は日本百名山で「鹿島槍は私の大好きな山である。高い所に立って北アルプス連峰が見えてくると、まず私の眼の探すのは、双耳峰を持ったこの山である。品のいい美しさは見飽きることがない」と絶賛している。その山に1999年、夏の終りに登った。
1日目 鹿島槍が岳の登山口は黒部・立山アルペンルートの扇沢バスターミナルから10分歩いたところにあり「爺が岳登山口」の道標から柏原新道に入る。3時間半で種池山荘に到着。
2日目 快晴。種池山荘を5時15分に出発。爺が岳から鹿島槍ヶ岳の縦走路のお花畑に高山植物が咲いていた。黄色のオトギリソウ、紫色のトリカブトやタカネマツムシソウ、ピンクのフウロ、高山植物の女王のコマクサなどが咲き乱れ、デジタルカメラで撮影。遠くに見えていた鹿島槍ガ岳も一歩一歩近づいてくる。8時半ついに登頂。満足感が湧き出してくる。頂上からは9年前に登った五竜岳が「クッキリ」と見える。遠くに八ガ岳、富士山、南アルプス、御嶽山、乗鞍岳、槍ガ岳、白山、立山、剱岳・・・の大パノラマ。下山は往路を戻る。さわやかな気分でリュックも軽く感じる。名残惜しそうに何度も振り返る。先程までの快晴がうそのようにガスが湧き出している。目の前には急峻な針の木岳がそびえている。来年は針の木岳に登り、後立山連峰の縦走は終りにしょう。
シモツケソウ トリカブト(毒草) キヌガサソウ ホタルブクロ

シモツケソウ

トリカブト

キヌガサソウ

ホタルブクロ


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