「家を建てよう」と思い立つと，まず一番に浮かぶのが「どこにお願いするのがいい？」ということだと思います。知り合いの工務店や大工さんに頼んだり，こだわりの建築士にお願いしたりと様々な方法がありますが，ハウスメーカー選びから始めるという方法もあります。
ハウスメーカーの展示場は見て楽しい，聞いて楽しいものですが，展示場と同じものを建築するとなると8000万円は最低必要だとも言われます。そのため，現実離れしていて参考にならないとも言われますが，ちょっと待って！住宅展示場はアイデアの宝庫。各社のアイデアをチョイスして，自分流の家造りの参考にしましょう。
ところで，各社ともハウスメーカーの営業マンは，躯体の強さ，間取りの自由性，基礎の頑丈さ，空気環境の良さをアピールしてくれます。ではこの業界No.1なのはどこなの？！という疑問で頭はいっぱいになります。各社ともよりよい商品の開発に力を入れているので，結局は甲乙つけがたいようです。
それぞれのハウスメーカーの商品に魅力を感じるか，営業マンとの相性はどうか，予算内に収まるかといったことで決めることが多いようですが，いずれにしても，そのメーカーの商品をしっかり理解していないと家づくりはうまくいきません。営業マンはいきなり転勤することもあります。予算内に収まったと思っていても，え！こんな設備仕様だったの！ということもあります。
家づくりに勉強は必要です。営業マンや設計士にお任せでも，それなりの家はできあがりますが，トラブルや不都合な点など，さまざまな副産物もできてしまいます。実際に住むのは営業マンや設計士ではなく，施主ですから。
我が家は，大成建設の鉄筋コンクリート住宅「パルコン」を選びました。このページでは，パルコンを選ぶにいたった過程を紹介します。
