当院での人口妊娠中絶術
手術前に医師の診察による診断と適応の判断がなされます。
18歳未満の人は親と一緒の来院が必要です。
来院時妊娠８週以上の中絶はお受けしていません。
同意書について。
既婚の方は戸籍上のご主人の署名が必要です。未婚の方は相手（彼）の署名になります。署名は来院のうえ院内で署名していただいております。相手の来院がない場合、手術はお受けしていません。ただし相手が失踪あるいは不明の場合には、親族の方や保護者（後見人）も来院していただき事情をお聞きします。署名もいただいております。手術日は月、火、水、金 12:00来院もしくは14:15来院（経産婦） 帰宅は18:00前になります。
●手術と麻酔
子宮内の妊娠内容物を機械的（吸引＋キュレット）に取り除く手術です。
手術に要する時間は約20分です。
麻酔は全身麻酔の一種である静脈麻酔にて行います。
●手術に伴う危険性
（１）子宮収縮不良・内容物遺残
流産手術は直視下で行うことができないため、細心の注意をはらって手術しても少量の子宮内容物が残ることがあります。また子宮収縮不良のため血液が子宮内に長く貯留することがあります。多くの場合、時間の経過とともに自然排出されますが、再度子宮内の掻爬が必要なことがあります。指定された日に必ず再診察を受けてください。
（２）子宮穿孔
多産婦、帝王切開後、頻回の中絶手術を受けた人などに穿孔の危険性が高くなることが知られています。出血の持続・腹痛・発熱などの症状がでることがあります。このような場合精査を行い入院して経過観察をすることがあります。
（３）感染
社会環境の清潔化、消毒、抗生物質の発達などにより昔とはことなり発症頻度は減っています。しかし手術前から子宮内や子宮口に感染症を合併している場合があります。その場合、感染症が悪化する可能性があります。このような危険性があることが知られています。当院ではこれら危険性を回避するとともにすぐに対応できるよう準備しております。また静脈麻酔下の手術中は、監視装置を装着し異常のないことを確認しながら慎重に手術をします。
妊娠の可能性があるときや妊娠とわかった時は、できるだけ早く産婦人科を受診することが大事です。そして、もう一度よく検討し慎重に考えましょう。
中絶術費用 総額98,000円
術前検査5,500円。