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広島市 横川駅近く 三篠町の女性クリニックです。

電話でのお問い合わせはTEL.082-237-1506 診療時間内

〒733-0003広島市西区三篠町1-5-7

治療方針policy&FAQ

治療方針

方針イメージ

 くわしく症状をお聞きすることで病気の大半は診断がつくと言われています。問診が一番大事なことと考えますので、気にかかることはささいなことでもお話をしていただければと思います。診断がつかない時や診断を確定するためにいろいろな検査をしますが、受診されたかたのコストや時間を考えて不要な検査はなるべくしないようにしています。しかし検査をしないことに不安をもたれるかたや検査を希望されるかたもおられます。そのことに気づかないことも多々ありますので希望や疑問は遠慮なくお話ください。
 当院は院内処方ですので窓口ですぐにお薬をお渡しできます。調剤薬局でお薬をもらうよりコストも時間も節約できますので受診されたかたのメリットは大きいと思います。複数の医療機関を受診されていて服用中のお薬がある場合はお知らせください。

 予約制ではありませんので、診療時間内いつでも受診していただけます。

治療の流れについて

  1. 初診

    受付にてカルテの作成。問診票に記入していただきます。予約制ではありません。診療時間内、都合のいい時に受診していただけます。初めての方は18:30までに受け付けをお願いします。
  2. 問診

    現在の症状、治療に対してのご希望などをお伺いします。
  3. 診察

    必要な時は内診や血液検査、尿検査を行います。内診に抵抗のあるかたは医師に直接お知らせください。
  4. 治療計画の立案

    診断、治療方針、治癒見込み期間などについて話し合いをします。
  5. 治療

    投薬や処置、外来手術など。院内処方ですので当院窓口でお薬をお渡しします。

FAQ よくあるお問い合わせ

ジェネリック薬とは何ですか?

後発医薬品のことです。有効成分は先発品(新薬)と同じですが、色、形、添加物が違います。価格が抑えられており先発品の半額程度のこともあります。先発品は製薬会社一社からしかでていませんが、後発品は複数の製薬会社からでています。当院は原則ジェネリック薬を処方しますが、有効な新薬も揃えております。院内処方ですので窓口でお薬をお渡しします。

内診とは何ですか?

産婦人科が扱う身体領域は外陰部、腟、子宮ですので、視触診のために内診台(仰向けになり開脚する台)に上がってもらう必要があります。腟鏡診(アヒルのクチバシ様器具を挿入し視野を広げる)や経腟超音波検査(直径2cmの球状超音波発生器具を腟から挿入し子宮、卵巣を観察する)も内診で行います。双手診といわれる指による触診はほとんど行われなくなりました。

子宮癌検診は何をするのですか?

子宮頸癌検診は内診により腟の奥にある子宮の出口(子宮頚部、子宮腟部)の表面をこすって細胞をとります。採集した細胞は肉眼では見えませんが専用の溶液につけて染色などの処理を行い顕微鏡で観察し細胞の良性、悪性の分類をします。細胞検査士が判定します。子宮体癌検診は不正子宮出血の持続など、疑わしい所見があるときに実施します。
広島市から子宮癌検診のチケットが20歳から2年おきに郵送(住民票住所)されます。自己負担1000円で子宮癌検診を受けれます。予約不要です。子宮癌検診の検査料は保険適応で自己負担1000円程度ですが、初診料850円や再診料390円が別途かかります。40歳からは乳がん検診(マンモグラフィー検査)と子宮癌検診のチケットが郵送されます。
当院での子宮癌検診は経腟超音波(無料)を併用しますので、触診視診だけでわからない卵巣嚢腫、子宮筋腫などもわかります。

アフターピルとはなんです?

性交後緊急避妊ピルのことです。性交後72時間以内にノルレボ錠1.5mgを服用します。避妊効果は100%ではなく服用後の妊娠率は1.34%とされています。98%は妊娠しないとも言えます。ノルレボ錠は総額14,000円と高額ですので、従来の安価なヤッペ法やLNG法も用意しております。これらも性交後避妊効果は確認されていますが、ノルレボ錠よりも効果が低く吐き気などの副作用は多いのでノルレボ錠をおすすめしております。 経腟分娩の経験があるかたは銅付加子宮内リング(ノバT)を挿入することができます。緊急避妊効果とともに5年間の避妊効果が持続します。ノバT 30,000円。
2019年4月ノルレボ錠の後発品レボノルゲストレル錠が認可され発売されました。当院では総額8,600円です。問診のみで内診はしません。 

お産や妊婦健診はしていますか?

お産はしていませんが、妊娠32週(9か月)まで妊婦健診をしています。転院時には妊娠経過と諸検査の記録などの診療情報提供書を作成しご希望の分娩施設にご紹介しております。無料サービスにてDVD-RWに4D超音波像を毎回記録しお渡ししています。母子手帳補助券の利用にて健診にかかる費用はありません。

生理の移動はできますか?

ピルを服用することによって生理の移動ができます。早める方法と遅らせる方法があります。生理中に受診していただければどちらの方法も可能です。総額2450円です。35歳以上で喫煙者のかた、高血圧のかた、高度肥満のかたは血栓症のリスクが高いのでピルの服用は適しません。40歳以上のかたも注意が必要です。   

中絶ではパートナーも同伴受診するようですか? 親の同意が必要ですか? 費用は?     

当院では、受付にて同意書への署名をパートナーのかたからもいただいておりますので来院していただく必要があります。特例として相手が失踪・不明の場合には法律上、相手の署名欄は空欄でよいとされています。その場合、親族の方も来院の上事情をお聞きします。18歳未満の方は親の来院と同意署名が必要です。18歳以上のかたは親の同意は必要ありませんが、未成年の方は親や親権者のかたとよく相談されることが望ましいと思います。手術料金は98,000円です。手術当日にお支払いしていただいております。既婚の方は戸籍上の配偶者の同意署名が必要です。

風疹にかかったことがあるかどうか、風疹の抗体が有るかどうか検査できますか?

血液検査でわかります。結果は1週間後になります。広島市に住民票があり、将来妊娠希望のある方(未婚でもOK)で、ワクチンをうったかどうかわからない、抗体検査をしたことがないかたは無料で検査できます。男性も無料。

     

性病の検査はできますか?

今一番多い性病はクラミジア感染です。オリモノが多い、下腹部が痛い、のどが痛いなどの症状が出ますが自覚症状のない人もいます。オリモノやノド粘膜の検査で感染の有無がわかります。精度の高い検査は結果がでるまでに4-5日かかります。すぐに結果の出る検査もありますが感度が低いので感染していても陰性(偽陰性)にでることがありますので当院では精度の高い検査をしています。淋病にも同時感染している人が10%はいますので、クラミジア淋菌同時検査をしています。性器ヘルペスや尖圭コンジローマは視診で診断できます。トリコモナスは顕微鏡検査で診断します。カンジダ菌は性行為感染症ではありませんが顕微鏡検査と培養検査で診断します。梅毒とエイズ(HIV抗体検査)は血液検査になりますが広島市の方は保健所で無料で検査ができます。マイコプラズマ検査も2023年より保険で検査できるようになりました。

     

更年期でしょうか?

閉経の前後5年間を更年期といいます。1年以上生理がない場合に閉経と診断します。いつ閉経になるか予測はできないので閉経前5年間といっても更年期の始まりがいつからなのかはわかりません。しかしFSHとE2という血中ホルモン濃度を検査すれば客観的に更年期なのかどうかわかります。
更年期になると卵巣機能が低下してきて卵巣から出てくる女性ホルモンが低下してきます。そのため生理不順となります。生理周期の間隔が短くなる人が多いですが、長かったり短かったり不順になるかたもいます。逆に言うと生理周期が順調なかたは、まだ更年期ではない可能性が高いと推測できます。
更年期に起きる様々な体調不良を更年期障害といいますが、症状は多彩で症状だけでは更年期なのかほかの病気のせいなのかわかりません。除外診断しておくべき病気は甲状腺機能低下症とうつ病です。閉経5年以上経って、ほてりなどの更年期障害様の症状が新たにでてきた場合、それは更年期障害ではありません。なぜなら更年期ではないからです。

更年期障害があっても受診されないかたが多いようです。我慢できる、いつか治る、病院に行く暇がない、経済的負担があるなどが理由です。治療の目標は生活に支障をきたしているいろいろな症状をなくすことであり、さらには生活の質を高めることだと思います。さらにはアンチエイジング美容的な効果も期待できます。これを目標にいろいろな薬による治療を選択します。経済的な面で言えば初診時には検査などで4000円前後かかりますが、それ以降の再診ではホルモン補充療法(ルエストロジェル+デュファストン)では1か月に1回の受診、その際の窓口負担金は1500円ぐらいです。漢方薬は1か月1回1650円程度になります。詳細

乳がん検診はマンモグラフィーと超音波検査どちらがいいですか?

閉経前のかたは、超音波検査を是非受けましょう。閉経前の乳腺は厚みがありマンモグラフィーでは乳癌が判別できないことがあります。超音波のほうが腫瘤はよく映ります。
マンモグラフィー検査では乳腺評価を記載します。問診票の左中段あたりに乳腺評価の項目があります。そこに <脂肪性>・<乳腺散在>・<不均一高濃度>・<高濃度>の4分類が記載されています。不均一高濃度と高濃度の乳腺の場合だとマンモグラフィーでは腫瘍が映らないことが多く乳癌があっても見落とされる危険性が高くなります。しかし超音波ならはっきり映りますので不均一高濃度あるいは高濃度の乳腺と評価された方は超音波検査の併用をおすすめします。

対策型検診(市町村住民検診)では、40歳から2年おきの乳がん検診がはじまります。ちなみに子宮癌検診は20歳からです。個別検診(企業検診や人間ドック)は年齢制限がありませんので何歳からでも検診を始めることができます。ただし20代、30代のかたのマンモグラフィーはおすすめしません。X線被曝によりがん発症リスクが上がります。一度も受けたことがなければ一回ぐらい受けてみるのはいいと思います。
乳癌検診は35歳ごろから罹患率が増えますので30代から検診を始めるのが良いと思います。血縁者に乳癌、卵巣癌がおられるかたは遺伝性(遺伝性乳がん卵巣がん症候群、HBOC)の可能性もゼロではないので20代から検診を始めましょう。

     

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