黄仲則
  詩話「黄仲則」
   1、天之部  2、地の部  3、乾之部  4、坤之部

 中国は「詩国」と称され、詩歌芸術の伝統は源遠悠久。先秦時代以来数千年間、作者は雲の如く、名家輩出。詩集は中国も日本と同様

唐朝〜清朝まで書籍店で詩集には事欠かせないほど出まわっている。現至今、清朝時代の一人の天才詩人「黄仲則」を紹介したい。  

呉蘭雪と並び評される黄仲則。黄仲則の一生は就く一編の血と涙の長詩の如く、無法の困難と疾病から脱すること無く、冷酷な社会が彼の屈辱と苦痛。追求と失敗と愛情生活の不幸。

清朝の乾隆時代の詩人「洪稚存」(1746-1089)の北江詩話に「詩には必ず珠光と剣気とが有り始めてその永遠性があるのを信じる。呉蘭雪の詩は珠光が七分、剣気が三分ある。黄仲則も又そうだ。私の詩は剣気が七分で珠光が三分だ。張船山も私と同じだ」と言っている。

剣気と言うのは気魄の強い詩。万里の長城あたりがもつ男性的な気を感じさせる詩とするなら珠光は浪漫的は詩情をたたえたもので、女性的なもの唯美的なものをねらった詩のことである。

彼の短い一生の内、2000首の多きの詩歌を残している。詩の創作は黄仲則は正に「性霊説」の有力な支持者。大量の創作実践を展開し自己の独特の個性を現している。  

少年時、,漢魏楽府体に、復遍く唐宋緒家を学び、為に王昌齢、李白、高適又楊万里その所詣は青蓮(李白)に近いと言う。詩集に両當軒全集が有る。


“参考注釈”
1、昭槫(嘯亭雑録)
2、清史列伝
3、清高宗純皇帝実録
4、毛慶善(黄仲則先生年譜)
5、両當軒全集
6、洪亮吉(北江詩話)
7、翁方綱(悔存詩鈔序)
8、恵洪(冷斎詩話

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